九州探偵調査業協議会―2025年度 総会・研修会へ参加―

2025年7月2日（水）、福岡市中央区の福岡商工会議所・302会議室にて、「九州探偵調査業協議会」の総会および研修会が開催されました。
蒸し暑さの残る夏空の下、探偵業界の現場を支える有志たちが一堂に会し、年度報告と調査技術に関する意見交換が行われました。

当日は、協議会に加盟する5社が参加。日々、調査の最前線で活動する探偵たちが、それぞれの立場から業界の課題や今後の方向性について意見を交わす、真剣な時間となりました。

総会議題：信頼性と透明性を高める報告

まず冒頭では、2024年度の収支決算報告（第一号議案）が提示され、続く第二号議案では、監事である「つばめ探偵社」代表・船越氏より、監査報告が行われ、会計処理の正確さと業務運営の適正性が確認、各社から特に異議もなく承認されました。

形式上は年次総会とはいえ、その実質は、業界全体の倫理性や信頼性を再確認する場でもあり、参加者一同、身の引き締まる思いで議題を受け止めていました。

研修・情報交換：現場で生きる知識と実例を共有

総会後は、探偵業務に直結する「調査実務」に関する情報交換が行われました。参加者からは、実際の調査で直面した難題や、最新の調査機器の運用法、法改正の影響などが話題に上がり、それぞれの経験が交差する場面が多く見られました。

特に注目されたのは、GPSの使用に関する倫理的ガイドラインの話題。法的リスクを回避しながら依頼者の要望に応えるために、各社がどう判断し、どのように工夫しているのか。その実践知が惜しみなく共有される場となりました。

会場の様子：信頼関係とプロ意識がにじむ空間

福岡商工会議所の一室には、真摯な空気が漂っていました。決して華やかではないけれど、目の前の依頼者に対して誠実であろうとする姿勢、その一点に向かって業界全体が動いているのを感じるひとときでした。

少人数だからこそ、濃密な意見交換と信頼の醸成が実現し、それが現場の質向上に繋がっていく。会議室の机を囲む探偵たちのまなざしは、今後も変わらず真剣であること、恥じる事の無い仕事をやり遂げる事をお互いに誓い合っていました。

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