目次◆ご依頼者依頼者について本調査は、依頼人の実兄(以下「対象者」)を対象とした素行調査である。依頼人は東京都在住の弟、および神奈川県在住の妹をはじめとする複数の親族により構成されている。対象者のプロフィール対象者は東京都出身の50代後半の男性。現在は福岡県春日市内の分譲マンションに居住しており、妻との2人暮らしである。なお、実子はいない。職業は全国規模で活動する財団法人に勤務しており、月収はおよそ60万円と、一般水準を大きく上回る安定した収入を得ている。調査依頼の経緯と背景1. 両親の死去と相続財産の分割数年前、実父が他界し、その後を追うように実母もほどなく逝去した。相次ぐ両親の死は、遺族にとって深い悲しみをもたらすと同時に、億単位にのぼる相続財産の処理という、現実的かつ重大な問題を突きつけることとなった。相続にあたっては、遺族間で協議が行われ、財産は平等に分割された。対象者もその手続きに従い、相応の相続財産を速やかに受け取っている。億単位の現金を手にしたことで、対象者の長年にわたる金銭的な問題は、これをもって一旦は解消されるはずであった。少なくとも、依頼人らはそう信じていた。2. 相続財産を使い果たし、再び金銭要求へところが、それからさほど時間が経たないうちに、対象者は再び「お金がない」と訴え始めた。億単位の相続財産をわずかな期間で使い果たしたのか、その詳細は依頼人らには一切知らされていなかったが、対象者は今度は残された相続不動産、すなわち家族が長年暮らしてきた実家に矛先を向け、「土地を売却して現金で渡してほしい」と強く要求するようになった。しかしこの実家をめぐる処理は、一筋縄ではいかない複雑な事情を抱えていた。問題の不動産は資産価値が高く、かつ現在も親族が居住を続けている。仮に居住中の家族がそのまま住み続けることを希望する場合、不動産を売却する代わりに、他の相続人である対象者らに対して、その持ち分に相当する高額な現金を支払わなければならない。しかしその金額は決して小さくなく、居住者側にとっても容易に捻出できるものではなかった。かといって実家を売却すれば、現在の居住者は住む場所を失うことになる。どちらの選択をとっても誰かが大きな負担を背負う構造になっており、遺族全員が納得できる解決策を見出すには、慎重な時間をかけた協議が不可欠であった。こうした複雑な事情を抱えながら、相続不動産の処理は遅々として進まない状況が続いた。その間も対象者の金銭要求は止まることなく、「お金がない」「生活できない」という訴えが繰り返され、依頼人らは対応を迫られ続けた。3. 止まらない金銭要求と家族関係の悪化相続不動産の問題が長期化する中でも、対象者の金銭要求が収まることはなかった。話し合いのたびに金銭の問題が持ち上がり、感情的な対立も次第に避けられなくなっていった。「お金がない」「生活できない」「死ぬしかない」という極端な言葉を繰り返す対象者に対して、依頼人らは当初こそ心を痛め、何とかしてあげたいという思いで接してきた。しかし、その訴えがいつまでも続き、要求がとどまるところを知らない状況に、次第に疲弊と不信感を募らせるようになっていった。長年にわたって育んできた兄弟・親族としての絆が、度重なる金銭要求と果てしない問題の連鎖によって、じわじわと蝕まれていったのである。家族の間には深刻なひずみが生じ、かつては当たり前のように集まり、語り合っていた親族の関係は、今や金銭をめぐる緊張と不信に覆われてしまっていた。4. 億単位の遺産を受け取りながら「お金がない」という矛盾依頼人らが最も強い疑念を抱いたのは、この根本的な矛盾であった。対象者は相続によって億単位の現金をすでに受け取っている。さらに全国規模の財団法人に勤務し、月収はおよそ60万円という、一般水準を大きく上回る安定した収入を得ている。2人暮らしという家族構成を考えれば、経済的に豊かな生活を営んでいても何ら不思議はないはずである。それにもかかわらず、億単位の遺産を受け取ってからほどなくして「お金がない」と訴え、追加の金銭を要求してくる。いったい、あれだけの財産と高額な収入がどこへ消えてしまったのか。対象者はその用途を一切明かさず、「苦しい」「死ぬしかない」という言葉を繰り返すばかりであった。依頼人らの間では、「何か深刻な問題を抱えているのではないか」「あるいは私たちには見えていない、別の生活実態があるのではないか」という疑念が、日を追うごとに強まっていった。また、対象者が金銭要求の背景として語る「妻の療養にかかる多大な費用」という説明についても、その真偽を確かめる術がないまま、疑問だけが積み重なっていった。5. 調査依頼に至るまでの決断これ以上、感情論や憶測に振り回されることなく、事実を正確に把握すべきだという結論に、依頼人ら親族はついにたどり着いた。対象者と妻は現在、福岡県春日市の分譲マンションで2人暮らしをしている。月収60万円という高水準の収入がありながら、なぜ慢性的な金銭難に陥っているのか。億単位の相続財産はわずかな期間でどのように使われてしまったのか。妻の療養にかかる費用が大きな負担になっているという説明は事実なのか。そして、対象者と妻は実際に日々どのような生活を送っているのか。こうした疑問のすべてに、客観的な答えを求めるために、依頼人ら親族は幾度もの話し合いを重ねた末、専門家による調査を依頼するという決断をついに下したのである。長年にわたって家族を苦しめてきたこの問題に、正面から向き合うための、苦渋の選択であった。調査結果1. 保有車両・資産状況対象者の生活実態を調査したところ、まず資産面において、「金銭的に困窮している」という対象者の主張とはおよそかけ離れた事実が次々と明らかとなった。対象者は日常的な移動手段として、トヨタ系のハイブリッド車を所有している。しかしそれだけにとどまらず、数千万円単位の購入価格で知られる高級外車、メルセデス・ベンツ Gクラスをも保有していることが確認された。さらに、対象者本人および妻の名義でそれぞれ大型バイクを1台ずつ、計2台所有していることも判明した。合計4台の車両を保有するその実態は、到底「お金がない」と訴える人物の姿とは一致しないものであった。居住環境についても同様であった。対象者が暮らす分譲マンションは4LDKという広々とした間取りであり、夫婦2人での生活には十分すぎるほどの広さである。高級外車、複数のバイク、そして広い分譲マンション。これらを総合すると、対象者の実際の生活水準は、依頼人らへの訴えとはまったく異なる豊かさを示していた。2. 妻の生活実態対象者は常々、「妻が躁うつ病を患っており、一人にしておけないため、毎朝7時には専門の施設へ預けている」と説明してきた。依頼人らの中には、妻の療養費用が家計を圧迫しているのではないかと、ある程度理解を示していた者もいた。しかし調査の結果、この説明と現実の間には、明らかな乖離が存在することが確認された。調査期間中、対象者が出勤した後の妻の行動を継続的に観察したところ、妻は終日自宅に留まっており、施設や医療機関への外出は一度も確認されなかった。外出といえば、近隣のスーパーマーケットへの買い物に出かける程度であり、「毎朝7時に施設へ預けている」という対象者の説明とは、およそ一致しない生活実態であった。対象者が金銭要求の理由の一つとして挙げてきた「妻の療養費」という説明の信憑性に、今回の調査結果は大きな疑問符を突きつけるものとなった。3. 平日の行動確認平日における対象者の行動パターンは、自宅と勤務先の往復が基本であった。通勤には車を使用しており、規則正しい勤務の様子が確認された。月収60万円という高収入の安定した職に就いていることは、調査によっても裏付けられた。しかしながら、その高収入がどのように使われているのかという点においては、平日の行動のみからは判断しきれない部分もあり、週末の行動観察が重要な鍵を握ることとなった。4. 週末の行動確認――浮かび上がる散財の実態週末における対象者の行動を観察したところ、「金銭的に苦しい」という訴えとは到底結びつかない実態が、次々と明らかとなった。対象者は週末になると妻とともに外出し、パチンコ店へと足を運ぶ姿が複数回にわたって確認された。パチンコ店での滞在時間は長く、相当額を散財している様子が見受けられた。さらに別の週末には、所有する大型バイクで妻とともにツーリングへ出かける姿も確認された。高級外車と大型バイクを使い分け、妻とともに悠々と余暇を楽しむその姿は、「お金がない」「死ぬしかない」と親族に泣きついてきた人物とは、まったく別人のようであった。さらに調査を進める中で、対象者がSNS「X(旧Twitter)」を利用していることが判明した。調査の結果、対象者のアカウントを特定することに成功し、その投稿内容および行動履歴を詳細に分析したところ、驚くべき事実が浮かび上がってきた。対象者は海外のサーバーを経由した形でインターネットにアクセスし、日本国内では違法とされるオンラインカジノおよびスポーツ賭博のサイトを常習的に利用していたことが確認されたのである。パチンコ店での散財にとどまらず、オンラインカジノとスポーツ賭博にまで及ぶ対象者の賭博行為は、その規模と頻度において、もはや趣味や娯楽の域をはるかに超えたものである可能性が高い。月収60万円という高収入に加え、億単位の相続財産を受け取りながら、なぜ「金銭難」に陥り続けるのか。その答えは、パチンコ・オンラインカジノ・スポーツ賭博という複数のギャンブルに常習的につぎ込まれ続ける、歯止めのきかない浪費の構造の中に潜んでいると考えられる。潤沢なはずの収入と財産が、ギャンブルという底なし沼に飲み込まれ続けている実態が、今回の調査を通じて強く示唆された。依頼人への報告と今後の対応今回の調査によって明らかとなった事実は、依頼人らが長年抱いてきた疑念を、図らずも裏付けるものであった。調査結果を依頼人に報告した際、その内容はあまりにも対象者の主張とかけ離れており、依頼人らは言葉を失うほどの驚きを示した。「お金がない」「生活できない」「もう死ぬしかない」と繰り返しながら親族に金銭を無心してきた対象者が、実際には高級外車2台を所有し、さらに大型バイクを2台保有していたという事実は、依頼人らにとって到底容易に受け入れられるものではなかった。4LDKという広々とした分譲マンションに居住し、週末にはパチンコ店で散財し、妻とともにドライブへ出かけるという、どこからどう見ても余裕ある生活ぶりは、「金銭的に困窮している」という対象者の訴えとは、あまりにもかけ離れたものであった。さらに依頼人らを驚かせたのは、妻の生活実態に関する事実であった。対象者は常々、「妻が躁うつ病を患っており、一人にしておけないため、毎朝7時には施設へ預けている」と説明していた。しかし調査の結果、妻は夫の出勤後も終日自宅に留まっており、施設や医療機関への外出は調査期間中、一度も確認されなかった。対象者が金銭要求の背景として語ってきた「妻の療養にかかる費用」という説明もまた、その信憑性に疑問符が付く結果となった。依頼人らの心情報告を受けた依頼人らは、驚きとともに、複雑な感情を抱いたことと思われる。長年にわたり「かわいそうな兄」「苦しんでいる兄」として接し、両親も含めて家族全員が心を痛めながら援助を続けてきた。その善意が、実態とはまるで異なる状況の中で利用され続けてきた可能性が、今回の調査結果によって浮かび上がってきたのである。怒りや悲しみ、あるいは「なぜもっと早く気づかなかったのか」という後悔など、様々な感情が入り混じる中で、依頼人らはそれでも冷静に、今後の対応について考えなければならない立場に置かれている。血を分けた兄弟であるからこそ、その判断はより一層難しく、また重いものとなる。今後の対応について依頼人らは、今回の調査結果をもとに、改めて家族間での協議の場を設けることを決意した。長年にわたって棚上げにされてきた相続問題の解決に向けて、具体的な行動を起こす時が来たと判断したのである。今後の協議において中心的な議題となるのは、まず未解決のまま2年以上が経過している相続財産、とりわけ土地の処分と財産分与の問題である。対象者がこれまで主張してきた「金銭的な困窮」という前提が今回の調査で崩れた以上、親族としての同情や配慮に頼るのではなく、法的な観点も含めた毅然とした姿勢で交渉に臨むことが求められる。必要に応じて、弁護士や司法書士などの専門家を交えた形での協議も視野に入れるべきであろう。また、今後の金銭要求への対応についても、家族間で明確な方針を定めることが重要である。「かわいそうだから」「家族だから」という感情論に引きずられることなく、調査によって明らかになった事実を共有した上で、毅然とした対応をとることが、結果として対象者自身のためにもなると考えられる。さらに、対象者の妻の実際の生活状況についても、引き続き注視していく必要がある。対象者が語ってきた妻の療養状況と現実の間に乖離があることが確認された以上、妻をめぐる状況もまた、今後の家族間の話し合いの中で整理されるべき事項の一つとなるであろう。今回の調査は、依頼人らにとって決して望んでいた結果ではなかったかもしれない。できることならば、「兄は本当に苦しんでいたのだ」と思いたかった方もいたであろう。しかし、感情に流されたまま現実から目を背け続けることは、問題の解決をさらに遠ざけるだけである。今回明らかになった事実を真摯に受け止め、家族として冷静かつ誠実に向き合うことが、長年にわたって複雑化してきたこの問題を解決へと導く、最初の一歩となるはずである。依頼人らが今後の話し合いにおいて、互いに支え合いながら、納得のいく結論へとたどり着かれることを願ってやまない。 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