妻の浮気、再構築へ向けた注意点・接し方と苦しい道のり

妻が浮気している事を知った日から、どんと圧し掛かる苦悩と辛い気持ち。

過去の自らの経験として、そして探偵として多くの皆さんと共に、問題解決に向け取り組む日々に於いて、どのような苦しみが待っているのか、これまでコラムやブログで繰り返しお話しして来ました。

自らが、「許す」、「許さない」などと論じているが、その前に嫁側が夫婦関係をやり直したいと再構築を希望するのか。

仮に妻が戻って来る事を選択したとして、自らが素直に受け止められるのか。

そして、繰り返すのではないかと云う不安に苦しむであろう近い将来を見て、どう乗り越えるべきと考えるか、将又、乗り越える事が出来るのか。

事実をどう受け入れどう対処し、再発を防止を進めつつ、どう接し進んで行くのか等、「再構築へ向けた注意点・接し方と苦しい道のり」心の葛藤など、お書きして参ります。

１.妻はなぜ浮気してしまったのか、その理由を知る

妻の浮気は、本気であって浮気など無いと言っていた時代は往時の事となりました。

最近では、妻の浮気が軽いんです。

思いつめてとか、駆け落ちだとか、強い気持ちなんて事も無く、ちょっとパート先の上司と、子供の習い事のコーチと、学校のＰＴＡで等、手近な処で簡単に関係したり、広くはアプリで知り合って見た目重視の単なる遊びなんてのが増えました。

女性の自由や平等、尊重がうたわれるに伴って、結果、『性』まで自由になってしまった。
そんな一面もきっとあるでしょう。

本気で恋愛して、夫と別れて相手の男と再婚したいと云う浮気妻は、基本的には３割程度に留まると考えられます。
では残り７割は単なる遊びであって、浮気がバレるなど「そんなはずじゃなかった」と云うのが本音でしょう。
ここに言えるのは「なぜ浮気してしまったのか？」と云う点ですが、スタートは色々あるでしょう。

夫への不満。
刺激が欲しかった、
旦那と会話が無い、
子育てが終わって時間もある、
旦那も過去に浮気したし、だったら私も自由にしたい、
素敵な男が現われてしまった。

そんな色々な理由はあるでしょう。

しかし、いつまでも悔やんでいても仕方ありません。
勿論、自らの問題ある点について反省は必要です。
人としての反省と成長、元は他人同士の生活ですから、今後やり直そうと思えばこそ勿論必要です。

でも今ではありません。

反省は後からゆっくりやって下さい。

今は、妻と家族を取り戻す。
そこに全力を尽くすべき時です。

今は不仲であったとしても、そもそも夫婦の関係も、出会いがあって恋愛して結婚、子供が産まれ家族になって・・・と、２人の長い歴史があって今があります。

妻が将来を思う男が現われてしまった事が浮気の理由であったとするならば、関係を切るには難しい面もあります。

しかし、これまでの２人の歴史、家族の歴史が分かつ事を踏み止まらせる命綱となり得ましょう。
とは言え、予断無く、目前の妻の不遜な態度に捕らわれず、傷付かず、これまでの夫婦関係の在り方に対する後悔なども今は忘れ、目前の関係回復に尽くす事に全力を注いでください。

２.浮気の再発防止、予防策

同点、目前の事であれば大変難しい問題です。
２４時間監視する訳にも行きませんし、実際、信じるしかありません。

例え居場所が分かるようスマートフォンのＧＰＳの位置情報を同期したとしても、何某かの不安はよぎります。
家に置いて出たんじゃないかと思い出せば結局は不安。

根本的な再発防止・予防策なんてものはありません。

結局は心の問題、信じて疑わないと云うのが、苦しい思いを開放する一番の解決策と言えるのかも知れません。

だからと云って、本当は水面下で不倫相手と密会している可能性だってゼロでは無いとすると、見破る目を持ち、ある面監視を怠らない注意深さは最低限必要となって来ます。
度が過ぎる疑いは、結果答えを得られず、自らを苦しめます。

一緒にいない時を疑い出せば、尾行したり張り込むしか無く、そこは探偵事務所の領域。

疑いが過度になってストレスを溜め込む位なら、定期的に信頼のおける探偵事務所へ再調査依頼をかけるのも、健全に過ごす為の一方だと思います。

３.夫婦関係再構築の過程、フラッシュバックなど心の不安

妻の浮気は、１度でもあると、夫婦関係の再構築を進めていても、「また浮気しているんじゃないか。」「仕事している間にコソコソあっているんじやないか」と、疑いが及びます。

いえ、疑いだけではありません。
その当時、苦しめられた気持ちが思い返され、メラメラと怒りが沸いて来ます。
フラッシュバックに近い、いえそのものかも知れませんが、とにかく急に湧いて来る怒り。

今はやり直していたとしてもです。
ＴＶドラマで不倫のシーンを見てイライラ。
素敵な芸能人を見て「●●さんカッコいいよね」と言った言葉に怒り。
１人で外出したり、飲みに行くって言い出すだけで、
不安と共に怒りが湧きます。

これっていつまで続くのかと云う不安。
一生こんな生活なのか。

不安や怒りを口にすると、
『まだ言ってんの』なんて言い返して来る妻。

終わった話である事は重々分かっているものの、込み上げる感情。

いつまで続くのかとお思いかも知れませんが、経験上、早くて半年、長くて２年で皆さん必ず忘れています。

心の不安がいつ終わるのか。
先が見えず苦しんでいる方がたくさんいると思います。

その苦しみ故に、再構築をあきらめるべきなのではないかとお悩みの方もいると思います。

『あれだけ苦しめといて気を遣えない妻に対する怒り』、これも徐々に徐々に忘れる時が来ます。
だから言いたい。

目前の感情だけで苦しまないでください。

忘れられる日が来る事。
そしてそれはそう先の事では無い事。

お知り置き頂きたいと思います。

４.水面下で浮気相手と密会の可能性

本当に反省が無い。
悪びれた風も無く、ごめんとひと言言っただけ。
只々、浮気と云う行為や体の関係だけを求めているだけであれば、「離婚」も検討の余地に入れる必要があるとも考えなければなりません。

実に多いのも事実です。
浮気も水面下に潜られるとなかなか分かり難いものです。

浮気の問題で夫婦関係を再構築する方向に進んだ中で、当初は「反省していた」「申し訳ないって態度だった」「私が苦しんでいる姿に対し心配りがあった」などあった中で、不倫関係が再発すると急に態度が変わって来ます。

「やり直した初めの頃と違って態度が悪くなった。」
「反省していたのに、急に態度が冷たくなった。」
「必要最低限の話しかしない」
「子供とは話しても、こちらとは目を見て話さなくなった。」
「スマホはポンと置いてるし、あやしい様子は無い。」
だけど・・・。

なんか態度がおかしいって違和感。

こうした場合、殆どのケース、水面下で密会してます。
なんど追跡して答えを出して来た事かと言う程、妻の態度は明らかに豹変して来ます。

帰りも早いし、真帆も置いてるし、飲みにも行かない・・・
だけど夫婦関係は好転しないし、何かおかしいって場合、裏で密会している場合が多く要注意です。

５.まとめ

「妻の浮気、再構築に向けた夫の心構えと対応・注意点」について解説して来ました。

妻の浮気は、兎角本気になり易い一面を備えています。
ちょっとした火遊びだったと軽く考えていては、水面下で続いている事も多く、関係回復の努力も全て無駄だったと云う事も度々目にします。

再発防止は、徹底する事。
あやしい点があれば必ず対応を徹底する事。

そして浮気が発覚した時点で問題の種を残さない様、確り終わりを付けるよう対応下さればと思います。