妻の浮気、不倫相手の男に会いに行った|浮気調査コラム

妻の浮気に気付いた夫、不倫相手が特定されたとしましょう。
その後、どう動いて行くべきかお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。
多くの皆さまと問題解決までご一緒する中、経験を基に過去事例を交えてお話しして参りたいと思います。
1.妻の浮気・不倫に気付いた
「とにかく毎日が地獄でしたね。」と話すのは妻と二人の子供を持つ夫Aさん。
当時85kgだった肥満の身体が、3ヶ月で63kgへ。
ダイエットがしたかった訳では無い。
妻の浮気を苦にし、食事が喉を通らず、気付けば体重が22kg減。/
妻は、職場の男と不倫。
SNSでのやり取りで、相手は特定されていた。
文面からも男には妻子がいる事。
最近、家を新築し、愛車を大事にしている事。
あるスーパーマーケットから徒歩圏内に男の家がある事。
その新築の家を妻が訪問した事がある事。
など。
追跡を実施すると直ぐに結果は出ました。
タイミングを少しずらしての退勤。
職場の同僚等に悟られない為の細工なのだろう。
バラバラの時間に退勤すると、いつもの場所へ。
そう密会先の夜景の見える密会カップルが多い業界では有名な場所。
そこで車を少しだけ離して駐車し、妻の車へ乗り込み密会する2人でした。
しかも毎日。
真っ暗な閉所ながらどうにか車内での常時を撮影し、監視を続けた後にやって来たラフホテルでの密会。
ここまで来ると不貞行為の立証としては充分。
1週間の調査期間の間に、毎日密会。
うち2日間は、依頼人が妻子と暮らす自宅最寄りのラブホテルで密会したのでした。

2.夫の希望は復縁
「気が狂いそうです。」そう話す夫Aさん。
しかし、夫の希望は、夫婦関係をやり直す事。
浮気を知った後も、散々、妻から冷たい視線を受け、暴言を吐かれても変わらずでした。
取り戻すと云う気概。
どう作戦を立てるかが重要でした。
「このまま浮気を妻に問い詰めても、男との密会はやめないはず。」
「むしろ離婚を言って来るでしょう。」
確かに妻と不倫相手の男との密会の様子から感じられたのは、妻の男への思い入れ。
密会の様子はこう。
移動は必ず妻の車。
大型スーパーの駐車場で待ち合わせ、乗り換えてラブホテルへ。
ラブホテルを出た後は、そのまま駐車場へ直行。
只々、ラブホテルで身体を重ねるだけの乱れた関係でした。
しかし、妻の気持ちは別れ際に感じられました。
男が車を降りて、自身の車へと向かう中、妻はずっと男の背中を見つめていました。
乗って走り去るまで。
逆に男はどうか。
周囲を繰り返し見回すが、一度も妻の方に視線をやる事は無かった。
そこに温度差が感じられたのでした。
3.作戦をどう立てるか
妻と男の様子から、妻が夢中なのは間違いありませんでした。
バレたとしても妻から希望して男と別れる事はない。
男は、誰かに見られていやしないかと警戒している様子から、妻への気持ちは半端である事は明白だった訳です。
妻が浮気している場合も、夫が浮気している場合も、どう計画的に攻めて行くかとすれば、要点は「夢中になっている方を攻めても無駄」と云う事です。
要するに、今回のケースて言えば、離婚しない男側を攻める事がキーポイントになります。
バレたくない。
知られたくない。
家族を失いたくない。
そう、家族に知られず密会したい。
ただそれだけの事。
家族を失いたく無いと考えている側を攻めて行くのが常套手段。
今回は男にあたって行く事が必要でした。
4.男に会いに行く前の下準備
打ち合わせによって男とのやり取りが必然と理解した夫Aさん。
「大丈夫でしょうか」と不安顔でしたが、こちらには勝算がありました。
『男は離婚を、家族に知られる事を、恐れている。』と。
これが第1のポイントでした。
もう一つある第2のポイントは探偵が揃えた証拠類。
証拠を見せて認めさせると言っているのではありません。
ここでは『いつ、どこどこのホテルに行った』と云う事を口頭で言えば充分です。
仮に「何の証拠が・・・」と言って来てもこう。
『証拠はある。全部を言わなきゃならないか?』と。
ここまで言われて認めない輩はいません。
報告書を使うタイミングは揉めた場合の保険。
目前、否定しても、『認めないなら訴訟をしなければならない。』
『それを望んではいないから話し合いに来たんだ。』と言えば腹は決まります。
過去、認めない不倫相手の男はいませんでした。
もう一つ加える要点、第3のポイントは、会社の上司を同席させる事。
その点も重要です。
男が逃げ出せない、お互い紳士的な対応で進むため暴力に及ばず、同席者が立会人となるなど、メリットはあります。
Aさんは、話し合いの日の前日、妻の会社の社長へ連絡。
幸い年賀状から社長の連絡先を知れたため、連絡が付いたのでした。
事情を説明し、妻を交えず話がしたいと申し出て、『場合によっては家庭崩壊となる重要な問題。だから内密に』とお願いし、妻に知られず、男、会社の社長、Aさんの3人で話し合う事を取り付けました。
社長には、妻が不倫している事を伝え、相手は社内の男、詳しくは明日とだけ伝えて翌日に面会する事に。
5.決行!対決の時
妻を交えず、社長へ妻と男との不倫の事実を伝えたAさん。
驚く社長は、当事者である男を社長室へ男を呼び出した。
社長室へ来た男。
『そりゃ、私が名乗れば分かりますよね。何の要件か。』
挨拶だけして無言の男。

浮気の事実を聞かれ、『どう云う事ですか?』と質問に質問で返すあたり、動揺がうかがえた場面でした。
勿論、録音していて聞き返して知る動揺。
結果、密会の場所やラブホテル名、日付を言うと、ようやく認めて一言。
『すみませんでした。』
その後は早い。
知りたい事を聞きます。
いつから関係しているのか。
本気なのか。
ただの浮気なのか。
男の妻はこの事を知っているのか。
どう責任を取るのか。
まだまだ山ほどありますが、約束させたい点はこれ。
『とにかく妻と上手に別れろ』と。
大抵の不倫相手の男は、どうしたものかと首をかしげます。
ここでこうしろとの指示を出して誘導しなければなりません。
『妻に知られずに、上手に別れて、2度と連絡を取らないようにする。それを可能とする上手な別れ方はどうすればいいのか。』
この問題、不倫関係は主導権を握っている側が、惚れられている側しか、なし得ない事になりますがケースバイケースとして幾つか手があります。
今回のケースに充てると方法は一つ。
『男が、(自身の)妻にバレてしまった。もう2度と会わない。連絡もしないでくれ。』と一方的に切ってしまう事です。
『またほとぼりが冷めてから』なんて思わせるような弱い押し切り方ではいけない。
強い口調、強い態度で終わらせる事。
それが重要でした。
別れ際、男に経過を報告するよう指示し、携帯電話番号を交換する事も忘れずやり取りし、上手く別れる事が出来なかったり、連絡が取れなかったりすれば、自宅を訪問させて貰うと男と約束の上、解散しました。
6.行く末はいかに
結果、男は上手く立ち回りました。
以降、2度と密会する事も無く、妻は定時で帰宅するようになり、しばらく無かった夕食もキチンと作るようになった。
それから1年、疑心暗鬼の中で自らの不安と戦い乗り越えたAさん。
「それは不安でしたし辛かったです。誰にも言えませんでしたから。」と言います。
今では思い出す事も無く平穏な生活を取り戻した。
以上、好例ですが多くの方が苦しみ戦いつつ、幸せを取り戻しているのは事実。
多くの一人で戦う皆様の苦しみを少しでも軽減し、幸せを取り戻す一助になりたいと強く願っております。