妻の浮気と心の内、女性目線の夫への不満、どうする?抵抗策

突然の妻の浮気、知った夫は突然の事で気も動転、『相手は誰なのか?』『なぜこんな事になったのか?』『どこで知り合ったのか?』『キッカケは?』『どうするつもりなのか?』と、矢継ぎ早に色々な思いが頭に浮かぶはす。
しかし、そこは是非とも一旦、そう今の時点では、即座に問い詰めないで頂きたいのです。
浮気された夫が気になるのは、夫婦関係、家族の行き着く先。
そして離婚など最悪の事態をどう回避するのかといった点なはずです。
探偵事務所の女性探偵として、女性目線で、妻が浮気へ走った心の内、対処など、まずはご一読頂き、今後にお役立て頂きたいと思います。
女性目線で浮気妻の思いを理解|探偵考察
今回のコラムのタイトル『妻の浮気の原因と心の内、夫への不満、どうする?対応策』、これは浮気された夫の側にとって、大変な関心事です。
探偵事務所にとって、ご相談内容が一番多いのは浮気問題、30年の探偵事務所勤務から振り返っても、こらは昔も今も変わりません。
『浮気なんて人の考え方次第で違って来るんだよ。放っておきなさい』なんて言葉も聞こえて来ますが、今の時代、簡単にはそうとも割り切れません。
浮気問題の放置は、問題の先送りでしかなく、さらには夫婦問題を悪化させるもの、この点は過去幾多の例を見た中で、必ずそうと断言できるものです。
人間ですから、妻や夫以外の人を見ては「素敵なひとだな」と想うことってあります。
健全な男女なら誰しもそうと言っていい。
恋人同士一緒に歩いていた時の路上や、レストランや居酒屋で隣り合わせの席など、女性や男性をチラ見している夫や妻、彼氏や彼女の視線を感じる事があります。
「心の浮気」と言う方もいますが、その程度の事を咎めていては気持ちが重すぎて潰れそうです。
不倫している女性と話す機会があった折、彼女が『なぜ!浮気はダメなの?』と。
好きと言う押さえられない感情を、心の奥底に封じ込めて生きる必要があるのかと。
夫は妻に無関心。
だけど、浮気相手は私を女として見てくれる。
そんな思いの中です。
『バレなければいい。』
『夫婦お互いが自由にやればいいんじゃないの。』と考えを、明け透けに話してくれました。
女性として、全く彼女の気持ちが分からない訳ではありません。
妻に無関心の夫、自身の身だしなみすら気を配らない。
男性の魅力がゼロで、思いやりすら無い夫に、どう気持ちを向けて行ったらいいのか。
このあたりは、多くの不倫する女性が、一歩踏み出す際に、心の内で程度はあれ必ず悩んだ事でしょう。

このあまりにも、堂々とした浮気を肯定する問いかけに、前述の如く分からない訳ではないと申しつつも、やはり大人の女性として、人として、唖然としたものでした。
私は「何が良くて、何が悪い」と、当時はハッキリ言えなかったことを思い出します。
あらためて機会があるならば、彼女にこう伝えたい。
そう、思い返して見てください。
恋愛当時は確かに愛を感じていた。
結婚当時には確かに将来を誓い合った。
子供が産まれ、家族になった時、幸せを感じ、人の幸せを願う瞬間を胸にした。
間違い無く、夫婦は向き合っていた訳です。
なのに、一方的に気持ちの決着を付けた。
もう私達夫婦は終わってる・・・はず、と勝手に解釈した訳です。
「夫が私を、女として見てくれないからいけない。だから浮気したのよ!」とあたかも被害者だと言い切る言葉。
女性から見ても、それって責任逃れの言葉としか感じられません。
自らの損得ばかり。
女としての人生を取り戻してやるんだ!なんて漫然と張り切って思っている。
夫が、無関心になった原因になんて目を向けないで、です。
寂しさを一時的に浮気相手に穴埋めしてもらっているだけ。
不倫相手とは肉体関係で結ばれても、本当に結ばれているとは限らない。
不倫なんて、ただそれだけの過ぎた妄想の関係。
積み重ねた生活上の喜びも苦しみも、家族との楽しい思い出も何もない関係。
感情の交わりすら無い、喧嘩すらも無い中、無機質なホテルの一室なんて小さな空間で抱き合っただけの苦もない関係。
時には後悔と罪悪感しか残らない関係でしかないにも関わらず、女が、男の性に操られ、逢瀬を重ねるバカな行為です。
そんな解釈に至るまでには相応の経験もあっての事ですが、やはり空虚さが残ります。
いざバレてしまえば、浮気相手は自身の保身に走るものです。
身を呈して守るなんて事はあり得ません。
その点、不倫する浮気妻は浅はかだと言わざるを得ません。
夫はどう妻の気持ちを取り戻すのか|探偵考察
『浮気してるなら止めてくれ』そう伝えて、反省し謝罪し、家庭に確りと向き合うよう、妻が我が身を振り返るなんて事、正直言ってほぼ可能性は低いものです。
浮気が発覚したから観念し、謝罪。
反省して家庭のありがたさに気付いて戻って来る、等と云うのは半ば男性の妄想。
しかし、2割程度はそんな、まだ気持ちが残っている方もいる。
では残り8割と言えば二分。
夫と別れる事を選び家を出る。
もう1つは、話し合いによって不倫相手へ責任追及が及ばないよう暫く家に留まる。
となるでしょう。
要するに夫への気持ちは2割の家庭に戻る事を希望した浮気妻以外は基本的に夫の元へ、家庭へと戻る気は無い。
後者は浮気の原因は夫にもあったと思わせ、感情を押さえ込み、または納得させ、離婚したくない夫の感情を利用しつつ、巧く離婚まで漕ぎ着ける。
そんな処でしょう。
とにかく妻が、昔の妻に戻るには、期待も薄いし、時間もかかる。
それには時間も労力もかかる訳です。
遠退いた人の心を引き寄せるには、それまでの夫婦関係や家族関係の思い出と共に、夫の配慮が大事になってくる。
だからと云って、その不倫を、許してやりましょうって話ではありません。
離婚に向かっていた気持ちを。
何を言っても、例えば子供の事を引き合いに出しても気持ちが変わらない妻を。
離婚を譲る気配すらない態度を。
どうにか修復するための時間かせぎを行って、その間にもう一度、夫婦関係を取り戻すチャンスを得ようと云う事なのです。
探偵の証拠が離婚の強行を止める|探偵考察

夫婦の一方が浮気していたならば、例えば妻が浮気していたならば、夫は妻を有責配偶者として、妻からの離婚要求を拒否出来る。
要するに『俺は離婚しないよ』と突っぱねる事が出来る事はご存じの方も多いものと思います。
離婚を拒否出来たから一安心なのか。
これはもう一度夫婦をやり直したい夫にとっては問題の根本的解決には至らない。
単なる先延ばしでしか無いじゃないか。
そんな声も聞こえて来ます。
しかし、浮気していた妻の8割が反省する事もなく、心からのやり直しを望んでもいない中で、特効薬が存在しているのかと考えればそんな物が存在しようはずがありません。
余程、離婚後のお金の不安をあおる位の方が、抑止力になるでしょう。
しかし、夫がそんな事を望んでいる筈なんて無い。
故にです。
ここは気持ちの切り替えとして、離婚を拒否するにあたって、夫婦関係を回復するための時間的猶予を得られたと考えなければなりません。
時間は、特に家族と共に過ごす時間はかけがえの無い時間である事は、妻を家族を失うやも知れぬ今のあなたならば、強く感じ得るはずです。
修復にかける期間を長く取り、関係回復に全力で努める事。
勿論、理不尽な事も多くあるでしょう。
優しい言葉かけや行動に対し、期待を持ち得ぬ妻の受け答えや態度がきっとあるでしょう。
やり直しを求めた夫の半数の方が、気持ちを削がれ、諦めて行かれます。
しかし、妻との夫婦関係の修復には、時間を掛ける必要があり、その理不尽に耐える強さが必要です。
そんな中、要注意なのが、不倫相手とこっそり水面下で繋がっていると云う努力を無駄にしてしまう愚行です。
不倫相手と水面下で繋がっている可能性|探偵考察
夫婦関係修復の際に、大きな弊害となるのが、以外と多い不倫相手との関係が依然として続いているケース。
これは妻に限らず浮気夫にも言えます。
前述の通り、不倫相手に被害が及ばぬようどうにか夫を誘導したいと、妻が考えている場合、こうした水面下での密会が多く見られます。
それを見破らなければなりません。

この点、夫が妻の密会を見破るのは、水面下に潜られると容易ではありません。
なかなか見破れない中、努力を続けて行く事になる。
この点、努力が全て無駄、帳消しと言っていいでしょう。
よって夫は、不倫相手の男をそのまま放置していてはならないと云う事になります。
妻の浮気相手との面談・対峙|探偵考察
妻の不倫相手については、野放しには出来ません。
無罪放免なんてあってはならない。
要するに表にに引っ張り出して、話し合いをする、責任を追及する、妻とは決して会わないと約束させる、そうした強い姿勢で対峙しなければなりません。
浮気がバレても『いーじゃん、ちょこっとだけ会おうよ』と云う男。
いそいそと出掛ける妻。
シャッター付き駐車場があるラブホテルが安心なのか、浮気の再調査依頼でモーテルにしけ込むケースは呆れるほど見てきました。
喉元過ぎれば熱さを忘れる不倫相手の男。
妻が裏でこっそり誘うからと云う一面もありますが、その密会を止めなければなりません。
不倫相手へ話を付けに会いに行く、その行為は非常に勇気がいるものだったりもします。
女性の方が以外と平気だったりもすると感じる事がありますが、男性が相手に会いに行くには、ちょっとしたピリツキ感から緊張が走ります。
しかし、実際はそんなに緊張が必要なほど、相手の男ともめるなんて事はありません。
夫よりも寧ろ、不倫相手の方が緊張しているからでしょう。
いつ来るか、いつ来るかと待ち受けていたが、時が経ち来なかった。
そんな中、緊張も取れ、その内、妻の誘いもあって密会まで始めた。
そんな程度の男です。
事前予告せずに、面談に向かい急襲し、妻の邪魔を回避出来れば、決着を取り付ける事はそんなに難しいものではありません。
たまに『そんな関係じゃないんです。体の関係まではありません。』と浮気を否定して来る者もいますが、妻との口裏合わせであって、証拠の存在と具体的な日時関係、それなら公の場で戦うしかないなと告げれば、略々認めて来るものです。
それでもどうしても自身では難しい。
社会的立場もあって相手との話し合いが難しいと云う方は弁護士さんに委任なさるのも1つでしょう。
以上の通り、妻の不倫について、女性の考え、そして夫が取るべき対応策をお書きしました。
今まさに、こうした状況にある方にとっては、いつまでも続くのではないかと感じる非常に辛い場面です。
しかしです。
時が経てば、浮気された悩み、苦しみも、人の心も変わるものだと思います。
今を精一杯生きて、全力を尽くして参りましょう。