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職業としての探偵、仕事・業務上の収入、独立開業までの経緯など|探偵考察

福岡の探偵「帝国法務調査室」 職業としての探偵、仕事・業務上の収入、独立開業までの経緯など
目次

職業としての探偵、仕事・業務上の収入、独立開業までの経緯など

この道30年、職業として探偵事務所へ入社し独立。大手探偵事務所へ就職し、技術を学んだ時代から、お勤め当時の収入面、独立開業などの経緯について、探偵を志してからこれまでの経緯・・・

この道30年、職業として探偵事務所へ入社し独立。

大手探偵事務所へ就職し、技術を学んだ時代から、お勤め当時の収入面、独立開業などの経緯について、探偵を志してからこれまでの経緯について書いてみます。

1.探偵事務所へ就職した経緯

探偵と云う職業に就いたのは1992年の春の事。

当時、大手興信所・探偵事務所が福岡事務所を再編するため、人員を募集していました。

私は、大学を卒業後、青年海外協力隊でアフリカ地域への派遣が想定される中、特殊な事情で国内へ在留する事となった直後のタイミング。

仕事探しを始めた折、募集を目にし、『探偵=人助け』と感じていたため私は一先ず話を聞きにうかがい応募。

筆記と幾度かの面接を経て、当時の福岡事務所の所長であったU氏によって採用されたのでした。

2.探偵事務所へ就職後の収入・生計

収入面については、30年前の事で、現在の物価に換算する必要がありますが、当時ですべて込みで23万円からスタート。

調査車輌を持ち込みしていた事もあり、別途2万円の支給を得て、合算で25万円程でした。

社会保険は無く、国民健康保険に加入し、個別に支払っていました。

ただし、車輌の保険は個人持ち、機材自体も支給品は程度も悪い。

そこで機材購入費につぎ込むなどした場合、収入自体は当時の25万円は決して多い金額ではない。

そう感じる面もありました。

3.探偵技術の習得

U氏は元来、身元調査、結婚調査畑で技術を磨いていた所長でした。

同氏の下で学んだ技術は、老獪な取材技術。

発覚の危険性を極力減らして、端的に要点について情報を得て行く。

そうした取材技術について多くを学び、派生して人探し・行方調査の取材に通じて行く毎日。

あわせて報告書面での文章技術も研鑽、そうしたデスクワークも学ぶ時代があったものです。

尾行、張り込み面については、時期所長候補となったI氏の下、さらに技術を磨く事に。

U氏の下、そこそこは技術を得ていましたが、I氏は新しい機材の利用に長けた人物。

今では主流とされるGPSは無く、ペッタンと呼ばれた弁当箱サイズの電波発信器や、F値が低い一眼レフカメラレンズを利用が主流。

そのようなローテク時代の中でも、比較的新しいものを取り入れつつの調査着手、方針を学んだ頃。

故に、今も新しいものは積極的に取り入れるよう動いているのかも知れません。

このローテク時代の技術は、今の時代だからこそ求められる。

自分では出来ない探偵の技術は、ローテクの場面にこそ需要が増して行くものと感じています。

4.探偵と云う職業

はじめての現場は今も覚えていますが、福岡市内に住む40代男性の追跡。

内容も知らされず、取りあえず行けとの指示で、先輩の探偵と張り込む事になった。

得体の知れない男を追う。

簡単に言うと『ヤ◯ザ』だった。

新人にいきなりかよ、とも思いますが当時は、尾行でも盗聴でもなんでもやって答えを出せのアウトローな時代でした。

夫の浮気が目的では無かった事だけは確か。

顔写真も無く、3階の◯号室から出て来る男を追跡しろとの指示。

今ならば、遠隔カメラ、盗聴機と云った見逃しの無い方法、カモフラージュ機材も使えますが、当時はそんなものはありません。

非常階段で5時間ほど身を潜め立ち待つ。

それが初めての張り込みでした。

結果は、はじめてにしては複雑な行動。

マンションを出てタクシーで天神へ。

天神からは徒歩尾行。

地下街を経て、中洲の飲食店で女と接触。

女の尾行に切り替えの指示を得て、西鉄電車で帰宅ラッシュの中で尾行。

今は当たり前のチャージ機能の付いたICカード乗車券と云ったものは無く、対象者の真後ろについて支払い料金を確認し、同じ金額の乗車券を買う。

そんな危ないやり方しか方法が無かった。

同際は訓練前、教えられずその時は自然に出来ていたもの。

必死でした。

福岡の探偵「帝国法務調査室」職業としての探偵、仕事・業務上の収入、独立開業までの経緯など

何も知らされなかったもののやり遂げなければと云う使命感のみで動いていた若い時代。

次いで繰り返し指示を受けて派遣される調査現場。

多くの現場へとどんどん向かわされる調査指示。

労基など関係の無く、容赦無い現場指示でしたが、技術と共に精神力も大いに鍛われました。

探偵事務所とは言え、組織化された会社へ勤務していましたので昇進もありました。

調査の責任者を経て、依頼人とのやり取りをするように。

ここまで来ると、依頼人の気持ちを汲み取りつつの調査対応の重要性と、調査料金や費用との兼ね合いを学んで行きます。

依頼人の声を直接聞く事は探偵として、現場でのモチベーションも変わりますし、結果に対する意識も変わる。

職業探偵として、技術と共に職業意識大きく飛躍する時代と言えるでしょう。

5.プロの探偵として、独立開業に向けて

一つずつステップアップ出来た探偵への順路。

そして、現在の探偵事務所の独立開業。

様々な道を経ています。

これから探偵を目指す若い方々が気になるのは、独立開業できるのか、と云う点でしょう。

探偵事務所の開業届けは、多数がなされているものこ、こと職業としてそれのみで食えているものは何社あるのかと疑問が残ります。

ネット社会の中で、宣伝ばかりの営業会社がやっている高額の探偵事務所ばかりの中で、必要な人に必要な調査が行き届かない『あんた達、どうにかならんのかね』と言われたのは、警察署の探偵業係りのご担当官。

金ばかり追う探偵では先が見えており、宣伝ばかりにご執心の探偵に安く良質な結果を求められない時代。

ネットで便利さが普及し、顧客が選べる時代なんて言われているようですが、逆に金さえ払えば広告面は独占されている。

依頼人は選べるどころか全てをわずかな営業探偵会社に誘導され、選ばせられているようにも思います。

またレンタルGPSも普及し、依頼人が自ら浮気調査を行う時代にも突入しています。

探偵と云う職業として、どこに技術的な役割が求められるのか。

ますますローテクな部分が求められる可能性もあり、法律スレスレの非常に慎重な面も出て来よう面も考えると、正しい指導を出来る者が育成には必要でしょう。

デスクでは習えない技術があります。

現場で学ぶには多くの時間が必要です。

昨日今日、フランチャイズで独立開業した営業会社で終わらず、時代の中で本物の探偵に成長する者が多く出て来る事を願っています。

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