再婚だからこそ慎重に、知っておきたい結婚相手の現在と過去|探偵考察

結婚は、初婚ばかりが取り沙汰されがちですが、再婚は更に重要な人生の分岐点です。
「2度目は失敗しない」そのお気持ちと共に、人を見抜く力量も上がり、またご自身の心配りも若い頃とは違う。
そう云う思いと共に、生涯を共にするパートナーとして、お相手の方と一歩を踏み出されるものでしょう。
しかし、必ず添い遂げる得るのか否かは分かりません。
離婚に至った後で色々思い返しても結果論でしか無い。
故に、事前に相手をよく知って結婚の有無を判断したい、そう考えても不思議ではありません。
しかし、ご自身の目が確かであるのか誰しもが不安に思うもの、それがプロである探偵事務所への依頼のキッカケとなりましょう。
夫の浮気調査を数年前に依頼されたAさんから電話。
数年越しに合計3度の浮気調査依頼。
同じ相手もいて、不倫相手で判明した人数は4人。
色々あられましたが、先日、離婚が成立したとご連絡がありました。
『元旦那との間に子供がいなかったんで幸いでした。』とAさん。
そんな折、言われたのが『実は再婚しようと思って・・・相手の借金と、女問題、収入面を調べてもらえませんか?』と問い合わせ。
要は安全で安定してる確かな男か、それとも問題過多の不安視すべき相手なのか調べて欲しいとの事。
Aさん『結婚は懲り懲りと思っていたのですが!』と前置き。
聴けば『「良い人ご縁」が出来たんです!』と早い再スタートの告白だった訳です。
私『大丈夫なの?今度は。』と聞いた答えは。
Aさん『だからです。もう今度は失敗したくないんです』
元夫の事で、お金の面でも、女の事でも辛く、そして苦い思いをして来た。
結婚当時は若かったからって言っても、だからって今が男性の真の姿を見透かせるとも思わない。と。
私が昔お話しした言葉だそうなんですが『生活の様子、借金問題、この二点はすべてが正確にその人の現状を表す答えとなって現れる』と記憶されていたそうで、大事な場面だからとお声かけくださったのでした。
人懐こいAさんは、裏を返せば確かに騙され易いタイプ。

ここは一肌脱ごうと結婚前人事調査のご依頼をお受けしました。
交際相手の彼は、過去に結婚歴のある50代の男性。
社内結婚の後、子供を1人産うけ穏やかに暮らしていたが、結婚8年目で離婚したとの事でした。
Aさんから頂いた情報を基に、本人に関する情報収集を中心に、ご家族や交友関係を調査。
結果は良好でした。
勤務先での評判も良く、男性同僚からも女性関係の噂も出て来ない。
離婚の理由については、妻の浮気。
お子さんが小学2年生の頃、PTAのお手伝いの折、同じくPTAの役員をしていた男性と不倫し、その問題が拗れての離婚と、彼を不憫とする同情評が主でした。
金銭問題は?、確かに借金はありましたが仕事関係の商材購入費です。
借入先が消費者ローン、闇金(調査は否)などで無ければ多少の借り入れは良しとしましょうの判断。
彼・家族のお人柄も、近隣風評から問題なしと判断されてめでたく再婚へ向かっている、そんなAさんの事例です。
離婚の数だけシングルマザー、シングルファザーもいるわけです。
離婚の理由も様々です!新たな出会いを求めておられる方も多いもので、初婚当時よりは随分かしこくなったとて、不安だし、誰しも同じ過ちは犯したく無いはずです。
再度、人生の分岐点に立つわけです。
慎重になって当然だと思います。
結婚人事調査ご依頼の中にはご両親様からのご依頼や
ご本人様が親へ結婚自体を説得するために調査依頼される方も多くいます。
以前はご近所さんであそこの息子は女癖が悪いからとよく耳にした「隣はなにする人ぞ」」と松尾芭蕉の句と少し意味は違いますが、今は近隣のお付き合いが殆ど無い方が多く、隣の住人がどんな方が知らないと回答する方が多いと聞きます。
都会で聞けるのは異性の出入り程度ですが、それでも有力な判断材料でしょう。
女(男)が、取っ替え引っ替え出入りしてた。
よく喧嘩してた。
暴力する姿を見た。
そんな話を聞く事程度はしばしばです。
少ない情報ながら、相手の異性関係の評としては充分でしょう。
重要な分岐点だからこそ、慎重な調査。
故に、結婚人事調査には長時間を要します。
急な依頼では結果前に判断を迫られる事もあるでしょう。
よって早めのご相談がよろしいかと思います。