車のGPS取り付け設置場所と方法・見つけ方【写真解説】|探偵コラム

ふとした瞬間に感じる「あれっ?さっきの車・・・。」と云う違和感。
それが大きくなると、確信に変わります。
「間違い無い。つけられてる。」

身近でよくある話ではありませんが、”トラブルを抱えてます。”と云う方や、”浮気してます。”って思いあたりのある方にとっては、尾行されている可能性は大いにあるはずです。
尾行者・追跡者の見破り方・見分け方に続いて、よくあるレンタルGPSや買取のGPSなどを車へ設置されている可能性を前提として、取り付けされている位置や取り外し方、対処方法について【写真付き】でお話しして参りたいと思います。
- ■目次
- 1.GPSの車への車外の取付場所・位置について
- 2.GPSの車への車内の取付場所・位置について
- 3.特殊な設置箇所例
1.GPSの車への車外の取付場所・位置について
GPSの車への設置位置は、設置者の環境によって、位置を色々と選べます。
妻や夫など家族による設置もあれば、探偵等も含む無関係な者による設置もあります。
家族以外の無関係な者による車へのGPS設置となれば考えられる箇所は、車外の場所。
ピッキングによる開錠と云う方法もありますが、そこまでの犯罪と云う危険を犯してまで設置せずとも、充分、車外に設置個所はある訳です。
基本的にレンタルされているGPSには、オプションで磁石などが用意されています。

用意は無くとも、ネットを開けば磁石での設置推奨されているもので、多くは後部バンパー裏の金属部分などを推奨しています。
後部バンパー裏とは下記の写真の位置です。
車体には、金属のフレームが通っており、それは全て剛性の関係から鉄で出来ています。

磁石は、鉄に磁力で付くため、GPSを防水で包み磁石と共に設置してしまえば、難無く取り外しは可能となります。
特にバンパー裏は、位置関係からもGPSの位置情報の取得が容易で、電波環境も良いため、設置としては適している位置の1つと言えます。
よって、GPSを取り付けられている可能性を鑑見た場合、まずはチェックするべき箇所と云えるでしょう。
尚、金属部分であればどごでも構わないと言うものではありません。
例えばスペアタイヤホール下の出っ張った部分については、目立つ場所であり一目で分かる等適しません。
そもそもバンパー裏と違い、車体自体がGPSの位置情報捕捉の妨害や携帯電話の通信の妨げとなり得るため適していないものと言えます。

続いての場所は、車体横、サイド側の金属部分。
これは、特にジャッキをかける側面の強度が高い部分の事を指しています。
強度を保つために金属のフレームが前後に走っているもので、同箇所は磁石の磁力が届きやすいため、設置個所とは適していると言えます。
ただし、前述のバーンパー裏とは違い、車体自体が上に来るため、電波を遮断するなど、弊害があるため、位置としては敬遠されがちですが、設置されている側が確認するにあたっては、見るべき重要な場所と言えるでしょう。

しかし、磁石を使った金属部分だけが設置個所とは限りません。
近年、特に欧州車は、車体下部をプラスチックやラバーで覆い、設置出来なくなっています。
これはテロ対策など、生命・身体の危険を回避するための加工ではないかと感じられます。
日本車は、金属部分が出ており、比較的設置しやすい状況にありますので、注意が必要でしょう。
つづいては、車内の取り付け位置について説明して行きます。
2.GPSの車への車内の取付場所・位置について
家族であれば、懸念されるのは車内も設置可能であると云う事です。
夫や妻が、就寝してしまえば、置かれている鍵を使って、車の鍵を開錠する事は可能だからです。
ではどこに付いている可能性があるのかと言えば、まずはカーシートの下です。
同箇所は金属部分があり、ここでも磁石による設置が容易であるためです。

磁石で設置する事を好むのは何故かと申しますと、GPSはバッテリーの消耗が早く進むためバッテリー交換が必要で手早く実行するためです。
無限にバッテリーが継続するのであれば必要ありませんが、バッテリーや車内ACCなどから電源を取るには、面倒や配線の関係もあり、現実的では無いでしょう。
となれば、定期的な設置GPSの交換が目先の容易な代替案となります。
探索箇所の確認と共に、場合によっては、設置者を確認する事が出来る可能性が出て参りますので、同際は専門家へのご相談をおすすめいたします。
続いて、トランクルーム内です。
スペアタイヤが入るスペースには、ほぼ見る事も少ないものです。

パンク時が危険になりますが、JAFなどに入っている対象者であれば、パンク時はトランクルーム下をチェックする事も無いでしょう。
セダンに限られますが、トランクルーム内は、プラスチックカバーを外せば至る所に金属部分があるため、確りとしたチェックを行ってください。
3.特殊な設置箇所例
他にも、
サスペンションのアームの上。
エンジンルーム内。
など、多くの箇所があります。
設置方法も工夫を凝らせば無数にあるものです。
言える事は、位置情報端末は非常に小さいものに限らないと云う事。
要するに、GPS端末のサイズは、バッテリーの大きさで決まります。
マッチ箱サイズのリチウムイオン電池では1週間も持たない、維持できないでしょう。
そして
GPSの位置情報は、基本的に携帯電話会社の通信機器の通信を利用しなければ、リアルタイムに位置情報を知る事が出来ません。
皆さんが、電話でお話ししていると、ハッと気付けばスマホのバッテリーが少なくなるように、GPSも通信がバッテリーの消耗を早めます。
GPSの機能を最大限利用するには、最低限のバッテリーは必要であり、そこそこのサイズが必要である事を念頭に、ご自身の車輌内外をお探しなさってみてはいかがかと思います。
いずれにしても、異常者や不審者、泥棒と云った犯罪者による危険利用も考えられます。
設置個所は無数で、上記以外にも多くあり、車種によっても様々違う等、完全な発見と安心を得られるまでには、多くの知識が必要となります。
危険をお感じの場合は、ご自身で自己判断せず、ぜひプロの探偵にご相談下さればと願っております。