浮気調査の際にご依頼者が欲しいのは浮気の確実な証拠です。 しかしここで難しいのが、何を以って『浮気の確実の証拠とするのか』と云う点でしょう。 そして『違法な方法で取られた証拠』が使えるのか否かについて、本文、全体を通じてお書きして行きます。 どうしても自分で浮気調査がしたいと考える方には、そのヒントと難易度が見えて来ますので一読下さい。 目次1.浮気の証拠能力・違法な証拠、使える?使えない? まずは『浮気の確実の証拠』の件、例えば、仮に浮気している夫や妻がいた場合、話し合いに於いて認めるか否かと云う場面での証拠と、法的争いに発展した場面での証拠、その「意味」や「価値」は状況によって変わるものです。 基本的に浮気とは何なのかと言えば、よその女や男と関係している事を想像しますが、より具体的な面を考えると、「肉体関係」、特に法律上の争いに於いてはズバリ体の関係そのものを指します。 よって、手を繋いでいたり、路上で抱き合ったり、キスしたりと云った行為については「基本的には」浮気=不貞行為と判断されません。 基本的にはと云う事は例外もあり、近年、路チュー等と雑誌で言われるような行動は、誰が見ても単なる友人として親しみを込めた程度の関係を越えている事が明らかでありますし、類似の浮気の証拠として、いわゆる肉体関係が認められる証拠とは行かずとも一部ながら認められた事例が、判例や私たちの浮気調査上で関わる法的証明時の関わりに於いても多数散見されて来ました。 2.家、ラブホテル等、訪問先での違い 浮気相手らしき異性と「会ったから」、浮気相手の家に「入ったから」=(イコール)浮気がありましたと簡単に認められるもので無い事は先程述べました。 ではラブホテルならば間違い無く浮気があったと言えるのかと云えば、一定程度の時間経過が必要で、「ラブホテルに入るのを見た」だから浮気があったと云う主張は、確かに浮気があったように言え無くありませんが、『浮気は無かった』とする反論・突っ込み処が満載です。 「入ろうとしたけれど直ぐに出た。」と仮に言われた場合、反論するには時間的経過をしっかり見て置く必要があります。 他には、家の中で「会社のトラブルについて相談していただけ。」「私たち2人きりじゃなくて他の人も来てた。」「家電の故障で、彼詳しいから修理に来てもらっただけ」等と幾らでも取り繕いは出来るでしょう。 そうした定型とも言える様な往生際の悪い浮気夫・妻の言い逃れの言葉に対し、細かな配慮が行き届いた証拠収集が必要になって来ます。 特に慎重な内容としては、不倫相手の家でありながらも、子供と同居するシングルマザーの家だったりと、別の在宅者がいる可能性が認められる場合等は、「体の関係など持てようはずが無い」と主張される場合もあり得ます。 依頼人にしてみれば、確たる証拠と渡された報告書が、抜け穴だらけの証拠であっては身を守るお守りどころか、その報告書はただの紙切れでしか無い事になるでしょう。 だからこそ否定するための根拠となる状況証拠を徹底的に集める点、こだわる必要があるのです。 仮に裁判となった場合、不貞行為があったかどうかは、裸で抱き合っている写真が無い以上、裁判の際、最終的なジャッジは裁判官の心証(しんしょう)を以って不貞行為の有無が判断される訳ですから、確たる証拠と云えど、相手の主張へと反論するに足る内容を慎重に集めると云う点に配意するのです。 浮気相手が使う言い逃れの手法は、昔から決まった理由を以って言い逃れを企てる事が多く、私たち探偵事務所も、料金を頂き依頼人に代わって浮氣・不貞を立証するための依頼を受けている以上、如何なる口実も通用しない、逃げ得は許さない確たる証拠を取る為、あらゆる細心の注意で1つずつ検証しながら完璧なものに近付けて行くのです。 3.やり過ぎ注意、使えない浮気の証拠 浮気の証拠だからと云って、法律を破ってまで調査をすると、使えない証拠となる可能性があります。 それだけでは無く、刑事事件となれば、むしろ問題を抱える側にもなるでしょう。 その抱える法的問題として多いのが、敷地内の立ち入りなど不法侵入の問題です。 例えば、浮気相手のマンションの部屋の出入りを確認しようと、オートロックを違法に押し入ってしまった場合等、不法侵入にあたる場合があるため大きな問題へと発展する可能性が出て来ます。 ここで問題となる違法な方法で証拠が取られた場合の扱いについてですが、平成18年に妻の浮気問題の裁判例の一文に於いて、下記内容が示されています。 その証拠が、著しく反社会的な手段を用い、 人の精神的、肉体的自由を拘束する等の人格権侵害を伴う方法によって収集されたものであるなど、それ自体違法の評価を受ける場合は、その証拠能力も否定されるものと解すべきである。(東京地方裁判所) 「違法な方法によって収集された証拠として採用しませんよ」と話されています。 上記判例は、デジタル情報の違法取得でしたが、判例はその他の事件に類推適用される可能性があり、前述の敷地内への違法な立ち入りの問題等については、正に問題となり得る可能性があります。 よって、探偵に限らず皆さんも、違法行為とならないよう配慮しつつ証拠収集する点が多数あり、プロとして瞬時に判断し、証拠撮影すると共に、安全に利用可能な調査結果と報告書としなければなりません。 その為には、遠回りとなっても、時間を架け、地道に証拠集めを進めなければならないと云う事です。 4.探偵の浮気調査報告書はどう利用したらいいですか?の答え 福岡地域に限らず、ラブホテルへと男女がペアで入室すれば、性的関係があった事は明らかではあります。 夫婦間での話し合いの場で問い詰めようと考えた場合、どこまで証拠能力を求めるかと云う問題はナンセンスで、浮気した夫・妻の人間性や性格的一面の方が、証拠して認めるかと云う点に於いては大事になるでしょう。 「浮気がバレても絶対認めない」と言う自称一流芸能人のおバカな人を思い出しましたが、頭から認めない人に何を話しても全く通用しないものであって、話し合いは無意味なのかも知れません。 要するにそこは前述の人間性の問題であって、話し合いが通じる相手なのかと云うのが大前提で必要です。 探偵の浮気調査の証拠ですが、叩き付けて「浮気してるじゃないの!」と迫る事を想像されている方が意外と多いのですが、そのような方法は取りません。 基本的に浮気調査の証拠は最後まで取って置くのが通常です。 争いに発展した際、訴訟の場等に於いて利用する最後の手段として使います。 よって、話し合いの場では「ラブホテルに行ったり相手の家を訪問した日付」「相手の女(男)の名前と住所」を言えば充分ですし、9割方、浮気自体については認めるのが一般的です。 認めるまでの過程に於いて抗う中で、上記のような言い訳も出て来る場合もあり、「相談ならラブホじゃなくてファミレスですれば。」「ラブホテルには監視カメラがあるし複数名なら領収書もらいに行けば何人利用か分かるね」「家電を修理しにラブホテルに行かないでしょ」など、言い逃れの目をポポンと潰して、相手の名前や住所、勤務先と云った個人情報を話せば略一発で陥落します。 報告書ま利用は、プロである弁護士に任せて、話し合いの場面では後々の事を考えて慎重に進めるため「探偵に依頼はしていない」と云うスタンスで話し合う事をお勧めしています。 以上のように探偵の証拠撮りはただ撮影するのでは無く、不貞行為を証明するための多くの要点があり、否認する可能性を完全に潰すため綿密に調査を進めます。 よって、現場で尾行や張り込みに従事する調査員との綿密なやり取りによって、はじめて不足の無い、優秀な証拠が揃う事になります。 ただ、後ろを付いて行くだけの尾行、その場の状況の時間経過を撮影するだけの張り込みでは意味がありません。 探偵の力量は、やり取りをしていれば人間性や頭の良さと云った能力を日々お感じになるはずです。 そしてこのような繊細な調査対応と24時間の緊急対応他、高額なプロ機材で支えられている故に、相応の調査金額が必要となって行きます。 「大丈夫かな?」と感じるようではハズレの探偵ですから、即座に依頼契約を解除すべきなのです。 浮気調査の結果には多くの時間が必要で、慎重な調査の末、不足の無い調査報告書を作成する事になります。 事実関係を相手にも、そして社会にも事実関係を証明する法的証拠として争いとなった際、ご利用していただけるようにする唯一の成果品です。 事実を述べる事が最も大事ですが、必要な要所を押さえ、用意周到に計算して質問すら出ないぐうの音も出ない報告書を書く文章能力も含め、依頼先の探偵事務所を確りと評価なさって頂きたく思います。 our youtube 24時間年中無休 ご相談・お見積り無料 お電話口での簡単なお見積りも可能です。まずはお気軽にお尋ねください。 お電話口での簡単なお見積りも対応しています。お気軽にお問い合わせください。 お電話でのお問い合わせ お電話はコチラ メールでのお問い合わせ メールはコチラ LINEでのお問い合わせ ラインはコチラ 探偵コラム 浮気・不倫・離婚