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浮気調査 糸島市~博多・中洲|探偵が暴いた夫の愛人との二重生活

糸島市~福岡市内の浮気調査――陰に隠れた真実を暴く夜

糸島市の穏やかな高級住宅街、その一角に佇む山田家は、外から見る限り、まるで絵に描いたような理想的な夫婦の姿を保っていた。夫の山田一郎(仮名)は60代前半、穏やかで品のある男。妻の美香(仮名)は40代後半、静かな気品を纏う女性。
夫婦は表向きには完璧だった。しかし、探偵の仕事は、こうした「理想」の裏に潜む真実を掘り起こすことだ。

美香さんが探偵事務所に現れた時、彼女は落ち着いた雰囲気を保っていたが、その目には長年の苦悩が映し出されていた。
彼女は結婚してすぐに夫・一郎の「女性問題」に気づき始めたという。口に出さずとも、直感というやつだろう。
しかし、彼女はその不安を封じ込め、夫を信じて今まで来た。だが、長年にわたって押し殺してきた感情が、限界に達したと云うところであった。

彼女の話を聞きながら、私は手元のメモに状況を細かに書き取っていった。
「夫が浮気しているかどうか確かめたい」という依頼は日常茶飯事だが、時として一筋縄ではいかないケースもある。慎重に、そして何よりも冷静に、私は彼女にこう言った。「私たちがその疑念を晴らす手助けをします。けれど、結果がどうあれ、事実を受け入れる覚悟が必要です。」彼女は静かにうなずいた。その目には、迷いはなかった。

最初の影――浮気調査開始

調査は即座に開始された。私はベテランの調査員を数名投入し、山田一郎の動向を日夜監視させた。依頼主である美香さんの不安を払拭するためには、確実な証拠が必要だ。最初の数日間、一郎の行動は極めて「普通」だった。会社を出た後、まっすぐ自宅へ戻り、特に目立った動きは見られない。私たちは彼の行動を慎重に監視し、一つ一つの動作を確認していたが、その足取りに異常は感じられなかった。

しかし、調査開始から3日目に、ついに異変が起こる。金曜の夜、福岡市内は週末の喧騒に包まれていた。一郎が「取引先との会食がある」と告げて糸島市の自宅からタクシーで福岡市内に向かったその日、私たちには予感めいたものがあった。彼の行動に何か決定的な瞬間が訪れると、長年の経験がそう告げていた。

一郎はまず経営する不動産関連の職場に顔を出し、その後は取引先とのランチへ向かった。ゴルフ練習場で取引先の会長と軽く練習に汗を中路、昼過ぎには取引が順調に終わる等、特に問題のある行動はなかった。しかし、その日は終わらない。彼が普段のルートを外れ、福岡市の繁華街、中洲に向かった時、状況は急展開を迎えた。

中洲のネオン街は、日中の穏やかな福岡とはまるで別世界だ。夜になると、街は一気に色めき、金の匂いと欲望が交錯する舞台へと姿を変える。そんな中、私たちは一郎を見逃すことなく追っていた。彼は高級クラブの前で立ち止まり、どこかソワソワとしながら誰かを待っているようだった。しばらくすると、彼女が現れた。

彼女は30代後半、洗練された美貌の持ち主で、その場に立つだけで人々の目を引きつけるほどの存在感を持っていた。彼女を見た瞬間、一郎の表情は普段の自宅での無愛想な態度とは打って変わり、柔らかな微笑みが浮かんだ。彼女と目が合うと、何も言わずに自然と腕を組み、二人は高級クラブの中へと消えていった。

裏の顔――浮気の全貌が明らかに

一郎とその女性の関係は定期的になされていた。彼女は中洲でクラブを経営していた。一郎は彼女の接待を受け、2時間ほどお酒を楽しんだ後。一足先にクラブを後にし、近くのシティホテルに向かっていることを確認した。

ホテルに入った一郎の動きを張り込みしていた我々探偵は、次の展開を予感しながらその場に潜んでいた。やがて0時過ぎ、彼女の店が閉店する時間を少し過ぎた頃、女性がホテルに現れた。彼女は何の躊躇もなく、一郎が待つ部屋に入り、その後二人の姿は確認されなかった。

ホテルでの密会は続き、やがて深夜4時が過ぎる頃、二人はそれぞれ別々に、一人ずつ部屋を出た。一郎は料金の支払いを済ませ、待たせていたタクシーに乗り込み移動、福岡都市高速道路を利用し、福岡前原道路(西九州自動車道)の最終地点「前原ランプ」を下車した所にある糸島市の高級住宅街の一角にある自宅に帰るまでの一部始終が記録された。美香さんが疑っていた浮気の確証が、これで完全に得られた。

女性の正体――さらなる調査で明らかになった事実

だが、ここで終わりではない。私たちはさらに女性の身元について詳しく調査を進めた。女性は高級クラブの「ママ」であり、源氏名を佐々木麗華。本名は佐々木信子(仮名・37歳)、至って平凡な名前ではある。彼女は、福岡市中央区薬院にある高級マンションを所有していることが判明した。このマンションは、彼女が一郎と出会ったと思われる時期からわずか1年後に、一括現金購入していた。同状況から察するに、一郎が買い与えたであろう事は容易に推察された。

さらに調査を進めると、一郎とこの女性の関係は、単なる浮気ではなく、長年にわたって続く「深い付き合い」であることが分かった。彼女は一郎にとって単なる遊び相手ではなく、むしろ特別な存在だった。美香さんが抱いていた不安は、これまでの表面的な疑念をはるかに超えるものとなりつつあった。

調査のすべてが明らかになった今、私たちは美香さんに報告書を提出する準備を整えた。彼女は真実を知る覚悟ができているように見えたが、その事実は容易に受け入れられるものではない。

真実を突きつける――決定的な証拠

最終的に、全ての証拠が揃った段階で、私は再び美香さんに調査結果を報告した。彼女は冷静な表情を保ちながら、報告書に目を通していたが、その目には次第に動揺が浮かび上がっていった。「夫は浮気をしている、しかも長期間にわたり。」その事実が、彼女の心に重くのしかかる瞬間を、私は見逃さなかった。

勿論、福岡市博多区中洲は九州一の歓楽街であり、そこで店を経営する女性が相手である事から、家庭を捨ててまで佐々木女の元へ走るつもりは無いであろう事。佐々木女も言うなればプロであり、家族間に割り込むような事はしないはずだとも付け加えた。

美香さんは報告書を静かに閉じ、「ありがとうございます」と小さな声でつぶやいた。だが、その言葉の裏には、長年にわたって抑え込んできた感情が爆発しようとしているのが見て取れた。彼女はこの先、どのような決断を下すのか。それは彼女自身の選択に委ねられた。

一郎が福岡の夜に隠していた裏の顔は、ついに完全に暴かれた。だが、真実を知ることで、彼女が再び前に進むことができるのかどうかは、誰にも分からない。

終わりの始まり

探偵として、私は真実を暴くことが仕事だ。しかし、その後に何が起こるかは依頼者次第だ。彼女はその事実を受け入れることで、次の一歩を踏み出さなければならなかった。夫婦関係はもはや、元の姿に戻ることはないかもしれない。だが、真実を知ることによって、新たな選択肢が見えることもある。

一郎の裏切りが明るみに出た今、美香さんの人生はどう転がっていくのか。それは、彼女自身の決断に委ねられていた。私たち探偵は、ただその背中を静かに見送るだけだった。

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