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借金苦で家出した息子を発見|福岡市の24歳男性を救った家族の絆

◆ご依頼者 福岡市在住の50歳代のご夫婦。対象者は24歳の社会人の息子。

◆人探し・行方調査期間14日 調査料金27万円+交通費――車で車中泊しながら移動していた息子。福岡県内を転々としていた中、ガソリン、コンビニでの電子決済等の履歴を追い、いかに本人を発見したのか。――


家族が突然いなくなる――。
その現実を前にしたとき、人は何から手をつけていいのか分からなくなります。
どこにいるのか、無事なのか。
ただ、電話が鳴るのを祈るしかありません。

近年、若い世代の家出が増えています。
背景には借金や職場のストレス、ギャンブル依存など、誰にも言えない苦しみがあります。
しかし、家出は「逃げ」ではなく、「助けを求めるサイン」であることも多いのです。

今回の事例は、福岡市で実際にあった24歳の息子の家出。

目次

■依頼内容

依頼者: 福岡市在住のご両親
対象者: 24歳男性(長男)
家出発生日: 9月10日
家出理由: 借金苦と職場ストレス
使用車輌: スズキ スティングレー(黒色)
調査目的: 家出した息子の居場所確認と保護

1. 背景と家庭環境

依頼人は、福岡市内で教員を務めるご夫婦。
息子は三人兄弟の末っ子であり、長男として将来を嘱望されて育ちました。
高校時代はサッカー一筋で、体育系の大学に進学。卒業後はスポーツクラブに就職しました。

一見、健全な人生を歩んでいるように見えた息子でしたが、大学1年の頃、サッカー部の先輩に誘われた「競艇」が人生の転落のきっかけとなりました。

初めは遊び感覚だったものの、やがて金銭感覚が麻痺し、少額の投票が積み重なって借金に転じていったのです。

2. 借金の発覚と家出までの経緯

今年の初め、親元に「Paidy」から督促状が届いたことで借金が発覚。
息子は「競艇に使った」と白状し、両親が立て替え返済しました。

本人も反省した様子を見せ、
「もう二度とやらない」
と約束していたものの、数か月後には再び別の督促状が届きます。

問い詰めても「返してるから大丈夫」と強がる息子。
しかしその言葉とは裏腹に、銀行口座には複数のキャッシング履歴が残り、大学時代から借入を繰り返していたことが判明しました。

また、実姉の財布から現金を抜き取ったこともあり、家族関係にも深い溝が生まれていました。

そして9月10日、
「仕事に行く」と言って家を出たまま戻らず、
翌日も職場に出勤していないことが確認され、職場の同僚から電話があった事で家出が確定しました。

3. 初動調査と警察の対応

ご両親はすぐに警察へ行方不明者届を提出。
しかし、事件性が低い「普通失踪」と判断され、積極的な捜索は行われませんでした。

私たち帝国法務調査室が依頼を受けたのは、その数日後。
ご両親の声は震えていました。

「息子の車も無いんです。もう、どこで何をしているのか…」

息子の職場・友人関係・過去の交際相手を順に洗い出したところ、
「最近、金を貸してくれと頼まれた」「仕事がきついと言っていた」などの証言が複数ありました。

さらに勤務先の携帯電話が9月13日朝8時、福岡市早良区・百道浜付近で電源オフになっていたことも確認。
この情報が、後の発見につながります。

4. 居場所特定の手がかり

本人が所持していた「スマートパス(ガソリン給油カード)」の利用履歴から、福岡県内を転々と移動していたことが分かりました。
また、セブン銀行のATMやコンビニ決済記録を解析したところ、
福岡市南区・春日市方面の某コンビニで支払い履歴が残っていました。

家出後も電子決済を利用していたことから、
“車中泊をしながら県内を移動している”
可能性が高いと判断。

以前に本人が利用していたと話していた「快活クラブ」や「インターネットカフェ」を中心に調査班を編成しました。

5. 調査結果と発見

9月28日深夜、春日市内のコンビニ駐車場で、黒色のN-BOXが停車しているのを確認。
車内にはサッカー雑誌やスパイクが散乱し、明らかに生活の痕跡がありました。

調査員は本人に気づかれぬよう、GPSを一時的に設置し、近くで張り込みを継続。

本人は、疲れ果てた様子で、やつれた顔に無精ひげを残していました。
すぐに依頼人を現地へ呼び出し、午前2時過ぎ、慎重に本人へ接触。
最初は警戒していたものの、母親の顔を見るなり涙を流し、静かに車から降りてきました。

「もう、どうしていいか分からなかった…」

その一言が、胸に深く残りました。

6. 調査後の経過

後日、ご両親から連絡がありました。
息子は実家に戻り、借金整理を進めると同時に、心療内科でカウンセリングを受けているとのこと。

依頼人は言葉を詰まらせながら、

「あのままだったら息子はどうなっていたか分かりません。本当に、ありがとうございました。」
と感謝の言葉をくださいました。

■探偵の視点:若年層の借金と家出

近年、Pay系後払いサービス(Paidy、メルペイ、バンドルカードなど)の利用をきっかけに、若者が多重債務に陥るケースが増えています。
特にスマホひとつで簡単に借金ができる環境が、「借りることへの抵抗感」を薄れさせています。

ギャンブル依存・オンライン投票・仮想通貨投資――。
こうした軽いきっかけから、家庭を捨てて家出に至る若者は少なくありません。

しかし、本人が逃げたいのは「返済」ではなく、「叱責」や「失望」からなのです。
今回の事例でも、再会した瞬間の息子さんの涙がすべてを物語っていました。


■家族をつなぐために、私たちができること

お金の問題は誰にでも起こりうることです。
大切なのは、見捨てずに手を差し伸べること。

家出調査・人探しは、ただ居場所を見つけるだけでなく、
「もう一度、家族をつなぎ直す」ための調査でもあります。

息子さん・娘さんの行方が分からずお悩みの方へ。
私たちは24時間体制で家出人の捜索に対応しています。
どうか一人で抱え込まず、まずはご相談ください。

息子の家出・行方調査のFAQ(よくある質問)

借金が原因で家出した子どもも探してもらえますか?

はい、可能です。借金や金銭トラブルが背景にある場合も、法令を遵守しつつ安全に所在確認を行います。

警察に届けているのに探偵に依頼する意味はありますか?

あります。警察は事件性が認められない「普通失踪」では積極的に動きません。探偵は独自のネットワークと現地調査で補完します。

どれくらいの期間で見つかりますか?

行方不明の期間や手がかりの量により異なりますが、1週間以内に発見できるケースも多くあります。

料金はいくらくらいですか?

目安として20〜30万円前後が多いですが、家出の状況・移動範囲により異なります。

本人が見つかった後のサポートもありますか?

はい。ご家族との再会支援や心療内科・弁護士など専門家との連携も行っています。

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