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24歳の息子が突然の失踪、その背後にあったものとは?【福岡の探偵事例】

24歳男性の突然の失踪、その背後にあったものとは?【福岡の探偵事例】

◆ご依頼者 久留米市在住の50代の両親。対象者は24歳の息子。

◆人探し・行方調査期間6日 調査料金27万円+交通費――福岡市内の社員寮から、車輌で失踪、緊急で行方探しの探偵依頼となった――

24歳の息子が突然失踪。残されたのは「探さないでください」と書かれた手紙と車だけ。警察は動かず、親の不安だけが募る中、私たち探偵が動き出した。

会社からの突然の電話…親の知らない苦悩と現実

某年8月、福岡市。とあるご両親から「息子が急に出勤せず、連絡も取れなくなった」とのご相談がありました。

失踪したのは、24歳の男性。国立大学を卒業後に大手ゼネコンの正社員となって東京へ。後、転属となって福岡市内の同社へ勤務していた、まじめで優しいと評判の青年でした。就職してからも両親と定期的に連絡を取り合っていた彼が、ある日突然、何の前触れもなく会社に来なくなったのです。

会社側から親へ連絡が入り、事態が発覚。ご両親は急ぎ福岡市内の社員寮を訪れました。部屋の中には、最小限の私物とともに、たった一通の手紙が残されていました。

「すみません。退職の意志は固めました。探さないでください。」

24歳男性の突然の失踪、その背後にあったものとは?【福岡の探偵事例】

その短い文面は、普段の彼の姿からは到底想像もつかないものでした。

車は寮から消えており、彼は自家用車で姿を消していたのです。

警察は“普通失踪”と判断。残された親の焦燥

警察にもすぐに相談がされましたが、24歳という年齢と書置きもあり「事件性・緊急性は薄い」と判断。いわゆる“普通失踪”として処理され、積極的な捜索には至りませんでした。

Nシステムの協力でおおよその車両移動の軌跡は確認され、「春日市内の某所にいた形跡がある」との情報は得られたものの、それ以上の継続的サポートはなく、ご両親は困り果てていました。

そこでご両親は、かつての友人たちに片っ端から電話をかけ始めます。

学生時代の知人たちから語られたのは、ご両親にとって衝撃的な内容でした。

「実は大学時代、ギャンブルにハマっていたことがあって…特に競艇やパチンコ。先輩に誘われて、借金もあるようです。」

親の知らなかった息子の一面。その事実が、今回の失踪と関係しているのかは分かりません。ただ、ご両親は「何があっても生きていてくれたらそれでいい」と願いながら、ついに私たち探偵へと依頼を託されました。

情報公開調査と懸賞金の活用。探偵の地道な足取り調査

ご両親の承諾を得て、私たちは“情報公開調査”として、周囲の目撃情報を集める方針で動き始めました。具体的には以下のような対応を実施しました:

  • 春日市方面での現地確認と取材
  • 福岡県内各所での車両探索
  • 当探偵の独自ルートによるタクシー会社への懸賞金付きでの「目撃情報協力依頼」
  • ガソリンスタンドでの給油履歴の追跡
24歳男性の突然の失踪、その背後にあったものとは?【福岡の探偵事例】

特に有効だったのが、ガソリンスタンドの利用履歴でした。

クレジットカードの利用履歴をもとに、彼が複数回訪れていたエリアが浮上。

そこを中心に探偵を派遣し、車両ナンバーから該当車両の発見に繋げるための監視を続けました。

発見は“日常の隙間”にあった。静かに眠る息子の姿

失踪探索から6日目。夕方17時過ぎ、福岡県内某所のコンビニ駐車場で、ついに車両を発見。

エンジンを切った状態で停車している車の中には、本人とみられる若者が後部座席で静かに眠っていました。コンビニの防犯カメラでも確認されており、熱中症を避けるために昼間は図書館やショッピングモールに入り、夜間は車で移動していたとみられます。

24歳男性の突然の失踪、その背後にあったものとは?【福岡の探偵事例】

調査員はすぐに両親へ連絡。現場に到着するまでの間、車の前に調査車両を停めて移動を制限し、安全を確保しました。

息子さんは、両親が到着するまで眠ったままでした。起こされた彼は驚きの表情を浮かべましたが、やがてホッとしたように肩を落とし、両親に身をゆだねたのです。

「逃げ回る日々に、疲れました」──失踪した息子の言葉

後日、ご両親から連絡があり、お話を伺う機会がありました。

息子さんはこう語ってくれました。

「ギャンブルで借金ができ返済ができず、仕事も行き詰って人間関係も、全部がうまくいかないと思い込んでしまって…。誰にも相談できず、ただ逃げ出したかった。昼間は涼しい図書館やスーパーで時間をつぶして、ガソリン代を節約して夜にだけ移動していました。」

「スマホでYouTubeを見るのが唯一の“気晴らし”だった。でも、誰にも会わない生活に、心が耐えられなくなってきて。あのままじゃ壊れてたと思います。」

一番苦しかったのは、ご両親に「迷惑をかけた」と思ってしまっていたこと。

しかし、息子さんの言葉を聞いたご両親は、涙を浮かべてただ一言、「無事でいてくれてありがとう」と返したのでした。

家族がもう一度つながるために──私たち探偵の役目

今回の調査で大切だったのは、技術や機材だけではありませんでした。失踪した本人の心理や生活パターンを読み取り、足取りを追い、見つけ出す――その背景には、依頼者であるご家族の「どうか無事で」という切なる願いがありました。

探偵にできることは、証拠を見つけること、そして“見えなくなった絆”の手がかりを見つけ出すことです。

今回、24歳の若者は大きな決断の先に「逃げる」ことを選びましたが、再び家族のもとへ戻ることができました。

何より、彼の命が無事だったことが、最大の救いだったのです。

目次

家出・失踪に直面したご家族へ──よくあるご質問と心構え

警察に相談しても動いてくれないのはなぜですか?

成人が自らの意思で姿を消した場合、「事件性がない」と判断されることが多く、警察は積極的に捜索できません。明確な危険や犯罪性がない限り、「普通失踪」として扱われます。そのため、家族が心配していても、警察の対応は限定的です。

探偵による家出・失踪調査では、どんな手法を使うのですか?

車両ナンバーの追跡、クレジットカードの履歴、ETC履歴の分析、ガソリンスタンドの給油履歴、交友関係や行動パターンの分析、地域での張り込み、タクシー会社や店舗などへの情報提供依頼、懸賞金つき情報募集など、合法的かつ多角的な方法で捜索します

探さないでほしいと書かれていた場合でも、調査できますか?

はい、ご家族の安否確認のための調査は可能です。ただし、調査の目的が「連れ戻し」ではなく、あくまで無事かどうかを知ることを重視したアプローチになります。本人の意思やプライバシーも尊重しつつ、慎重に対応します。

本人が「探さないで」と言っていても、本当に放っておいた方がいいのでしょうか?

「探さないでください」という言葉の裏には、本人自身も「本当は誰かに見つけてほしい」「助けてほしい」という切実な想いが隠れている場合があります。逃げ続けることに疲れ、孤独と不安に押しつぶされながらも、家族の愛情にすがりたい──そんな気持ちを、口に出せないだけかもしれません。
私たちがこれまで多くの失踪調査を行う中で、「家族に見つけてもらえてホッとした」と涙を流す本人の姿を何度も見てきました。最終的に本人の心に届くのは、やはり“家族の想い”なのです。
「もう一度、つながりたい」と願うその一歩を、どうかためらわないでください。

見つかったあと、本人が拒否した場合はどうなりますか?

ご本人の意思によっては、ご家族の元へ戻らない選択も尊重せざるを得ません。ただし、調査によって「無事である」ことが確認できれば、家族としては安心材料になります。ご本人が話をする準備ができるよう、環境を整えるサポートも可能です。

家出から時間経過している場合でも依頼できますか?

もちろんです。失踪から数日でも数か月でも、ご依頼は可能です。ただし、時間が経つほど発見が難しくなる傾向があるため、早期のご相談を強くおすすめします。特にスマホや車関係の履歴が残っている初期段階が、調査成功の鍵となります。

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