福岡市内で暮らす田代夫婦(仮名)は、夫・浩一(45)と妻・玲子(43)、そして小学6年生の娘と小学2年生になる息子と二人の子どもに囲まれ、かつては平凡でも穏やかな家庭を築いていた。しかし、半年前から夫の帰宅時間が極端に遅くなり、休日でもスマホを片時も離さず、どこか落ち着かない様子を見せる。最初は「仕事が忙しいのかな」と気づかっていた妻だったが、夫の言動には少しずつ違和感が募っていった。 福岡市内で暮らす田代夫婦(仮名)は、夫・浩一(45)と妻・玲子(43)、そして小学6年生の娘と小学2年生になる息子と二人の子どもに囲まれ、かつては平凡でも穏やかな家庭を築いていた。しかし、半年前から夫の帰宅時間が極端に遅くなり、休日でもスマホを片時も離さず、どこか落ち着かない様子を見せる。最初は「仕事が忙しいのかな」と気づかっていた妻だったが、夫の言動には少しずつ違和感が募っていった。 「勝手にしろ」「お前なんか女として終わってる」――口調や内容がいわれのない暴言に近づき、家事や育児のほんの些細なミスを見つけては「だからダメなんだ」と責められるようになる。さらに生活費の振り込みが遅れたり、「いくら使ったかレシートを全部見せろ」と経済面まで追及されることが増え、妻は夫の裏の顔を知らずに、自らを強く否定し責めてしまっていた。 そんなある日、夫のスマホの画面にふと映ったLINEの通知が、見慣れない女性アイコンとともに「水曜日は会えるの?」という文面を示しているのを目撃する。 妻が夫の浮気の存在について気付いた瞬間だった。夫が風呂場前の洗面所に置いてたスマホに表示されたものであったが、見間違いは無いと確信した妻であったが、何かと生活面に苦言を言って来る夫の態度に半ば面倒さを感じていた事もあり、その日は問い詰めずにやり過ごしたのであった。 案の定、風呂から上がった夫は、トイレに入り20分滞在。険しい顔つきで出て来ると、用意された食事を無言で食べ始め、「ごちそうさま」すら言わずに、スッと自室へ帰って行った。夫婦の空気は険悪になるばかりだった。 探偵に相談する決心 「このままでは家庭が壊れてしまう」と思い詰めた玲子は、福岡市内にある探偵事務所へ相談することを決意する。ネットで調べた探偵社の無料カウンセリングを受け、「確かな証拠を押さえることが身を守る事につながりますす」という言葉に後押しされて、調査を正式に依頼する運びとなった。夫の行動リズムや怪しい様子を伝えながら、夫がいつ、どこで、誰と会っているかを徹底的に調べてもらうことになる。 浮気調査――驚きと確信 翌週から探偵による浮気調査が本格的に始まる。具体的には、浩一の通勤ルートや退勤後の足取り、休日の外出先などを調べるための尾行が中心だ。さらに、夫のSNSの投稿時間や、頻繁にやり取りしている相手がいないかなどの情報収集も慎重に行われる。探偵事務所の調査員は数人でチームを組み、「違法にならない細心の注意で監視と証拠撮影を行う」というスタンスを玲子にも説明していた。 数日後、調査員から連絡が入る。「ご主人が特定の女性と二人で食事に行き、その後は女性の住むマンションへ向かっている様子が確認できました。」報告には、夜の街を並んで歩く夫の姿が写真に収められており、相手の女性らしい後ろ姿もはっきり写っていた。さらに複数日の調査を重ねるうちに、ホテルに行く映像や、天神・警固公園付近を女性と腕を組みながら歩く一瞬の場面など、動かぬ証拠が揃っていく。「見たくない現実でしたが、これで話し合いに踏み切る覚悟がつきました」報告を受け取る妻の声は震えていたものの、頭の奥では「やはり」という思いとともに、「ここからどう行動するか」を考え始めていた。 調査で判明したのは、浮気相手の女性が福岡市の隣町・春日市内に住む30代の実家暮らしのOLで、夫が仕事関係の飲み会で知り合ったらしいという事実。夫の突然の帰宅時間の遅さ、休日の外出の理由、生活費を必要以上に責め立てる態度――すべてがつながったとき、妻は深いショックと同時に「もう逃げずに正面から向き合おう」と決意を固める。 女性弁護士との出会い 探偵から紹介された福岡市中央区大名にある法律事務所を訪れ、そこで出会ったのは女性弁護士の東谷(仮名)氏。穏やかな口調ながら要点を的確に突く姿勢に、玲子は「この人なら信頼できるかもしれない」とほっとした気持ちになった。証拠写真やLINEの履歴などを見せながら状況を説明すると、弁護士は「法的な解決手段は複数ありますが、まずはご主人ときちんと向き合う場を作ることですね。不倫相手に対しては慰謝料の請求や、今後の接触を制限する方法も考えられます」とアドバイスをくれた。 さらに、弁護士は「ご主人が悪びれもせずモラハラに近い言動を繰り返している以上、弁護士を立てて話を進めるのが望ましいかもしれません。玲子さんが一人で対峙すると、再度言いくるめられたり、感情的な衝突で終わってしまうリスクがありますからね」と続ける。妻は子どもたちの将来や経済的な面を踏まえつつ、「離婚するにしても、関係を修復するにしても、もう放置したままでいるわけにはいかない」と覚悟を固めた。 夫との話し合い 証拠の数々と女性弁護士のサポートを得た玲子は、いよいよ夫・浩一との話し合いに踏み切る。これまで「浮気なんかあるわけないだろ」と居直っていた夫だったが、探偵から報告を受けていた事実を元に問い詰めると、さすがに弁解の余地はなかった。 最初は「こんなもので思い通りになると思うなよ」と強気に出るが、妻が「すでに弁護士さんにも相談しているし、証拠は他にも確りある。相手の女性もどこの誰か分かっている。彼女も訴えるつもりだ。今後は子どもの親権や養育費、私への慰謝料なども含め、きちんと話し合いが必要だね」と告げると、表情を硬くして黙り込む。 その後、子どもたちの寝静まったリビングで二人きりの話し合いが持たれた。静かにだが罵って来る夫を前に、妻は静かに言い放つ。「私はもう、あなたの都合に振り回されるつもりはない。不倫をやめて真摯に向き合うか、関係を清算するか、あなたが決めて。私は弁護士さんと進める手続きを粛々とやっていくだけだから」。夫は初めて本気で焦りを見せ、「とりあえず浮気相手との関係は切るから」と短く答えたものの、そこにどこまで誠意があるのかはまだ疑わしかった。 不倫相手への対応 夫婦関係の修復を図る上で、最大の障害となるのは浮気相手の存在だ。東谷弁護士は「慰謝料請求や接触禁止の内容を記載した警告書を送ることも選択肢の一つです」と具体的な対応策を提示。玲子は「この先、子どもたちを巻き込むようなトラブルが起きては困る」と考え、夫との話し合いを進める一方で、不倫相手を法的に遠ざける準備を進めることにした。 警告書の内容を弁護士と詰める段階になると、浩一も「もう関わらないでくれ」と相手女性に連絡を入れざるを得ない状況に追い込まれる。半ば強制的な形とはいえ、このステップを踏むことで「続けるなら、法的措置も厭わない」という強いメッセージを相手に示すことができるのだ。 新たな一歩 探偵の調査と女性弁護士・東谷氏のサポートによって、玲子は不安と恐怖の暗闇から一筋の光を見る思いだった。もちろん、夫が心底改心してくれる保証などどこにもないし、離婚を選択するかどうかも、まだ結論は出せない。それでも証拠と専門家という“味方”を得たことで、モラハラ的な言動にも毅然とした姿勢で臨めるようになった。 子どもたちを守るために、最善の道を探っていく――それは一筋縄ではいかないかもしれない。しかし、以前のように「何もできない」と嘆くしかなかった日々とは違い、今は自分で行動を起こし、相手に責任を問い、未来を選び取ることができる。福岡の街に夜が更けるころ、妻子は子どもたちの寝顔をそっと見つめながら、「どんな結末を選ぶにしても、私はもう逃げない」と心に誓うのだった。 あわせて読みたい 浮気調査|福岡の探偵・興信所 帝国法務調査室 浮気・不倫調査について 早い対応が、問題解決の鍵 浮気の問題は、感情的に対応する程に、解決が遠退いて行きます。落ち着いて、対応するために、真実を知り、法的証拠で身… our youtube 24時間年中無休 ご相談・お見積り無料 お電話口での簡単なお見積りも可能です。まずはお気軽にお尋ねください。 お電話口での簡単なお見積りも対応しています。お気軽にお問い合わせください。 お電話でのお問い合わせ お電話はコチラ メールでのお問い合わせ メールはコチラ LINEでのお問い合わせ ラインはコチラ 調査事例 浮気調査・不倫調査 夫の浮気調査