再婚の妻の裏切り｜福岡市～糸島市の妻の浮気調査【探偵福岡】

中尾昭（仮名・61歳）は、その夜、自らの決断が正しかったのか疑いながらも、当探偵事務所に依頼をかけてきた。
彼の妻、詩織（仮名・42歳）が、何かを隠している――その疑念は長い間、彼の心の中で燻っていたが、決定的な証拠が掴めずにいた。昭は詩織とは8年の交際を経て再婚した。
詩織には前夫との間に中学2年の息子がいたが、昭はその子を実の息子のように大切にし、父親としての責務を果たそうと努力していた。しかし、家族を築くことに懸命な彼とは対照的に、詩織の行動には次第に変化が見られ始めた。

昭と詩織はかつて、一緒に釣りを楽しんでいた。
結婚して２年目に新築した福岡県糟屋郡新宮町の自宅を出て家族三人、自然の中で過ごす時間は、夫婦と子供との絆を深める大切な時間だった。しかし、詩織はある時から「友人と行く」と言って昭を誘わなくなった。最初は特に気にしなかった昭も、次第に詩織の外出が増え、帰宅が遅くなることに気付き始めた。
釣り船は午後2時には港に戻るはずだが、詩織が帰ってくるのはいつも夕方6時を過ぎていた。小さな違和感が積み重なり、昭の心には次第に疑念が大きく膨らんでいった。

そして、決定的な瞬間が訪れる。ある日、昭はついに詩織のスマホを覗いてしまった。そこには、詩織が職場の同僚・原田龍一(仮名・５８歳)と一緒に釣りを楽しむ写真や、ホテルでの密会を記録した動画が保存されていた。
原田は、昭と詩織共に同じ職場に勤める中堅の役職にいる男で、昭の後輩にあたった。詩織が密かに関係を持っていたその男との裏切りは重いものだった。
この瞬間、昭はすべてが崩れ落ちるような感覚を覚えた。だが、昭は感情を押し殺し、不確かではならないと先ずは真実を知らなければと、私たち探偵に事実を確認するための調査を依頼した。

最初の調査は、詩織が「会社の飲み会がある」と言って外出した金曜日の夜だった。
確かに、職場の飲み会がある事は昭によって確認されていたが、解散後の行動は必ず密会するはずだと予想していた。
彼女は実際に飲み会に参加し、周囲にアリバイを作ってから、水面下で行動を始めた。
お酒の場ではあったが、すべて断り、車で福岡市東区のZAホテルに向かった。
詩織と原田は非常に用心深く、姿を見せぬよう徹底していた。
ホテルに入る際、別々のエレベーターを使用し、時間差で部屋に入るという徹底ぶりだった。

この行動から、二人の関係は一時的なものではなく、長期的で綿密に計画されたものであることが明らかだった。私たちはそのすべてをカメラに収め、昭に報告するための証拠を確保した。

だが、これで終わりではなかった。次の週の土曜日の深夜、詩織は再び釣りを理由に外出した。今回は福岡都市高速を利用して糸島市方面へ向かった。時刻は深夜3時を過ぎていた。
福岡前原道路（西九州自動車道）を降りて国道２０２号線に移行すると、同国道沿いにあるラブホテルに向かった。詩織と原田はここでも慎重に行動し、別々に到着してホテルで合流した。私たちはこの動きをも見逃さず、決定的な証拠を押さえた。

だが、これで終わりではなかった。次の週の土曜日の深夜、詩織は再び釣りを理由に外出した。
今回は福岡都市高速を利用して糸島市方面へ向かった。時刻は深夜3時を過ぎていた。
福岡前原道路（西九州自動車道）を降りて国道２０２号線に移行すると、同国道沿いにあるラブホテルに向かった。詩織と原田はここでも慎重に行動し、別々に到着してホテルで合流した。私たちはこの動きをも見逃さず、決定的な証拠を押さえた。

昭に報告書を手渡した時、彼の顔は険しく、言葉が出なかった。
彼は再婚し、詩織との家族関係を築くために懸命に努力してきた。連れ子との絆を深め、父親としての役割を果たそうと全力で生きてきた。だが、その家族を裏切る事実を目の当たりにし、昭が感じた失望と怒りは計り知れないものだっただろう。

探偵として、私は数多くの裏切りや嘘を見てきた。しかし、昭のように真摯に家族を愛し、努力してきた人が直面する苦悩には、胸が痛んだ。彼の選択がどのようなものであれ、彼が少しでも前に進めることを願わずにはいられなかった。

昭は最後に「ありがとうございました」と深々と頭を下げ、静かに事務所を後にした。その後ろ姿には、計り知れない重荷を背負った男の覚悟が感じられた。