浮気夫との長期離婚計画目前、戸惑う妻の心中は

探偵事務所「帝国法務調査室」です。

浮気調査をお引き受けするたくさんの皆さんの中で、復縁を希望なさる方が多いのは勿論なんですが、夫婦も５０代に入ると様子が違って来ます。

人生の分岐点。

『夫にはもう懲り懲りです』って離婚希望にシフトして行きます。

年齢的に子供も既に大きくなって、もう父親が必要だなんて事もない。

お金の面も、子育て世代のように気づけば飛んで行くこともない。

月の最低限必要なお金なんて、例えば食料品のお金なんてたかが知れてる。

そう思えば『もう別れてもいいのかなぁ、って思うんです。』と言うサレ妻さん達が増えて来ます。

気持ちは分かります。

50代も過ぎ60代に入ったご夫婦の一例。

定年退職後に再雇用されて出勤と称して毎朝出て行く夫、あやしいと勘付いて浮気調査を依頼すると女の家に、朝っぱらから直行してた。

しかも妻が作った弁当まで持って。

「きっと弁当の中身は捨ててるんですよ。腹が立つ（怒）」

そんな事を知れば、もうさよならしたいんですよね。

うんざりしている生活の中で、別離を覚悟する。

蓄えも確りとは言わずとも、そこそこ持って、年金分割制度も利用すれば、独り食べて行くのに不安などない。

そんな旦那に後ろ髪引かれるなんて事もない。

気持ちもザッと切り替えて、『さよならー』って離婚します。
と言われる奥様たちの心中。

そんな奥様方から、たくさんお気持ちをお聞きし、最後までご一緒して来ました。

結果的に、皆さんそれぞれ色々な思いはあるんです。

何年も、もう一度やり直そうと相応に努力したけれどダメだった。
浮気夫の心へ私の声は響かなかった。

離婚へ傾いては寂しい気持ちになったり、夫や女への怒りで離婚に向いたりで一進一退。

だからしっかり別居や離婚を決意し、公言したはずなのに、土壇場になるとなんとなく気になり始める。

気持ちが全く無いわけではないのかも。

家族としての思い出が邪魔しているのか。

これは決して愛情ではない。
子供の父親ってだけの戦友としての気持ちなのか。

離婚する程にくいけど、反省させてやりたい。など。

離婚はするけど、でも行く末が気になる気持ち。

ストレスをさんざんかけられて、乗り越えて来て今なんですけど、そこは元来持ち合わせている妻の我慢強さと情の深い性格が良くも悪くも邪魔しているのかも知れません。

妻は、夫の事なんてどうでも良くなって、浮気なんかどうでもいいと態度を変えたとしましょう。

すると夫も態度を変えた。

夫婦関係もそこそこ温和になって、良くなってきた。

だからって、波風立たないだけで、内実は何も変わっていません。

将来を夢見て向き合っていたあの頃に戻るなんて期待はしないけど、結局、なんら変わっておらず単に居心地は良くなったって程度に過ぎません。

仮面夫婦で行こうと受け入れた訳でも無く、互いに問題がある事は分かっていて、頭の片隅には必ずあるのだけれど、二人は波風立てないだけの単なる同居人。

ここまで来ると、妻も鬱っぽくなって来ます。

夫もここまで妻を追い詰めたことを分かっておいて女と別れられない訳があって、そこにもまた妻の知らない情めいたものがあるのか。

決着の付け方って、結果的に情だけで判断していては決まらないんですよね。

だから一歩踏み出すには、
確り目前の浮気問題に確りとメスを入れて決着を付けるのか、
もしくは受け入れるだけの諦めめいた度量で受け入れ臭いものには蓋をするのか、
離婚するのか、
３択の決断が必要になっても来るでしょう。

一度きりの人生、こんな終わり方ではいられないからと、一歩踏み込んで行く事を決断された時に、きっと私達がお役に立てるはずです。

後悔の無い選択をするために最後の話し合い、いえ、最後の戦いに備えなければなりません。

公平な判断を受ける為に必要な、確実な証拠作りと、相手の素性調べ。

その一助に当探偵事務所をご利用頂き、解決に向け最後までご一緒出来ればと心から願っております。