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こんにちは。探偵事務所「帝国法務調査室」の大塚律子です。
暖かな日々が続いてますね。 (花粉症の事はさておき)もうすぐ”春風”を感じることが出来そうです。




さて、今回のテーマは
『妻の浮気が発覚し浮気は終わったけど…戦う夫の独白』 です。
とても緊張したお声で「妻が浮気をしているかもしれないんです。」 ずっとお一人で悩まれていたSさんは、堰を切ったようにどっとお話しをはじめられました。
「正直言って、まだ混乱しています。」 「妻が浮気をしていると分かったとき、最初は現実感がありませんでした。」
決定的な証拠が出たその瞬間まで、Sさんは渦中の妻について、「きっと仕事が忙しいだけ」「たまたまスマホを見る時間が増えただけ」 そうやって自分に言い聞かせていました。
また、『妻はあまり几帳面なタイプではありません。』と話し、Sさんが家計の管理をし、生活面も、子供達の事も……と何でも気になるSさん。自分自身のそうした行いが神経質と受け止められ、妻を追い詰めてしまっていたのかも知れないと、気付き独白されていました。




「こうした方が効率がいい」「普通はこうだろう」と口出しをしていました。それが彼女を息苦しくさせていたのかも知れません。 洗濯物の干し方、LINEの返事が遅いこと、子どもへの声のかけ方、夕飯の時間など……Sさんにとっては「当たり前」の確認だった事が、妻にとってはあまりに細かい苦痛だったのではないかと。
Sさんに、奥様がおかしいと思い始めた頃の事をお聞きしました。
最初は、本当に些細なことでした。 「最近、スマホを裏返して置くようになったなぁ……。」 それまではテーブルの上に無造作に置いていたのに、ある日を境に、画面を伏せるようになった。通知音も鳴らない。マナーモードにしているのか?静かすぎる!と思い妻に聞いてみると、 「最近、通知が多いから切ってる。それだけ。」と言われ、その時点では疑っていなかったと言われます。




次いで気になり始めたのは、服装・お手入れです。 明らかに「誰かの目を意識した身なり」になっていきました。 部屋着のまま外に出ていた妻が、コンビニに行くだけなのに軽くメイクをして、髪を整える。 「なんか変わった?」と聞くと、「別に」と少し面倒な顔をされ、Sさんは徐々に不安な気持ちに。
決定的だったのは、こちらへの関心が一気に消えたことです。 今日あった出来事を話さなくなった、目が合わない、触れられるのを極端に避ける。 明らかに“心がお留守”でした。 妻を問い詰めると、「疲れてるだけ」 その言葉に、逆に確信してしまったんです。「これは疲れじゃない。心離れが進んでいる」と。
Sさんは、ある「法則」に気づいていました。 月に2〜3回、理由をつけて外出する日の翌朝、決まってベランダに干されるものがあったのです。それは、最近の妻の日常着とはかけ離れた、真新しく派手なデザインの下着でした。 皮肉にも、普段から洗濯物の干し方にまで目を光らせていたSさんだからこそ、その異変に気付けてしまったのです。
私たち探偵は、Sさんからの依頼を受け、浮気調査を進めました。 調査当日。奥様が向かったのは、車で20分程離れた運動公園の駐車場。そこで待っていたのは一台のアルファード。運転席にいたのは、パート先の上司である50代前半の男性でした。




奥様は手慣れた様子で車に乗り込み、二人は郊外のレストランへ。食事中も男性が奥様の話を優しく聞き入る様子が確認されました。その後、車はそのままラブホテルへ。滞在時間は約3時間。チェックアウト後、車内での親密な二人の姿を、調査員は法的証拠としてキッチリ記録しました。
調査を終えた翌日の朝。Sさんは、いつものようにベランダを確認しました。 そこには、前日の密会を物語るように、あの派手な下着が堂々と干されていました。 「男と会った日で間違いなかったんだな……」 探偵からの速報と、目の前の洗濯物。その二つが重なった瞬間、Sさんの胸に深い痛みと悲しみが走りました。




Sさんは後に妻と話し合い、離婚はせず、復縁の道を選ばれました。 しかし、浮気が分かった今も、「不満があったなら言えばよかったじゃないか」という気持ちが消えることはありません。浮気をした責任は100%妻にあります。これは大前提です。どんな理由があっても、不倫が正当化されることはありません。
しかし、だからと云って「浮気の責任は全て妻のせい」と考えていては、復縁を選んだ以上、夫婦関係の再構築は進みません。私たちは「浮気の責任」と「夫婦関係が壊れた原因」を分けて考える必要があります。
今回のケースで気になるのは、Sさんが『“正しさ”で家庭を運営していた点』です。 仕事では有効な「効率」や「正論」も、夫婦間では相手の感情を削っていく刃になります。奥様は否定され、管理され、評価されていると感じ続け、正しいからこれで間違いないから絶対やってとあれしろこれしろとゴリ押しされているヤレハラ感に、いつしか感情を口に出すことを諦めてしまった。




そこに現れたのが、否定せず、細かく指摘せず、「それでいいよ」と話を聞いてくれるパート先の年上上司でした。そこは彼女にとっての「避難場所」になってしまったのです。
話し合いの中で、奥様はこう漏らしたそうです。 「あなたとの話し合いは、まるで裁判をされているみたいだった。いつも最終的に修正されるのは自分の方だから、何も話したくなかった」 奥様は壊れたわけではありません。自分を守るために、静かに心を閉じただけだったのです。
再構築後、6ヶ月が経ってSさんとお話しました。 浮気相手とは完全に切れ、妻はスマホもオープンにしている。それでも、Sさんの心は追いつきません。 妻がスマホを見て笑っているだけで不安になる。確認を繰り返す自分に疲れてしまう。
責められた妻が最後に言う言葉は、「あなたは正しい」。 これは円満に収めようとしているのではなく、もうどうでもいいという「無力感」の表れでした。
Sさんは「浮気の責任は妻。でも、自分の細かさも原因だったのではないか」という矛盾した感情を抱えながら、今も必死に前を向いています。




再構築を考えるなら、必要なのは反省よりも理解です。 「なぜ言わなかったんだ」ではなく、「言えない空気を作っていなかったか」を考える。 妻の浮気を許す必要はありません。でも、以前と同じ自分のままでは、同じ関係に戻ることすら不可能なのです。
再構築でしんどくなるのは普通です。不安が残るのは失敗ではありません。 夫婦は元に戻るのではなく、ゼロから作り直していくものだからです。 不完全な点も受け入れ、続けられる形を模索すること。今後も、Sさんご夫婦の再構築に向けてお力になれることがあればと願い、ご家族がお幸せになられる事を当事務所の探偵・相談員一同、心より祈っております。
ご夫婦問題等でお悩みの方、お話しをお聞かせください。 いつでもご相談ください。

