妻の浮気、夫婦関係の狭間で問われる夫の真価

こんにちは！探偵事務所「帝国法務調査室」の赤崎加代子です。

人生の時間をアナログ時計で例えると、てっぺんの12時のところが80歳とすれば、真下の6時は40歳、そんな表現をなさった方がいました。

つまりは４０代が人生の折り返し地点。

子供が一人立ちして教育費がかからなくなり、人生でホッと一息つける時期です。

子育て中心の妻　会社中心の夫。
そんな比較的擦れ違いがちの暮らしから、夫婦が向き合う暮らしに移行して行く大きな変化の時期でしょう。

そんな時期にも関わらず、夫や妻の浮気が浮上する事が多々あります。

そんな折り返し地点の年齢に差し掛かった中年男性からのご相談でした。

教育費の足しなればとフルタイム勤務していた妻ですが、「今後は少しだけ楽をしても良いよね。」とパート勤務に切り替えて在宅がちになられた。

子供達も家を出て、帰りも遅い日々。

暮らしの中で代わった事と云えば夫婦二人の時間が増えた事。

そして妻が一人の時間が増えた事。

しかし、その余暇の時間が退屈に変わり、更には不倫へと進んでしまったと。

今回は、そんな妻の浮気の問題についてピックアップしたいと思います。

夫曰く、「最近はいつも不機嫌で会話もありません。」との事。

でもです。

詳しく聞くと、始めはそうではなかった。

家庭にいるようになって、妻は夫婦関係を取り戻そうとコミュニケーションを取るよう努めていたフシがありました。

聞けば、ご夫婦の日常はこうです。

妻　おはよう
夫　あぁー
妻　夕食　何がいい？
夫　何でもいい
妻　髪の色変えたの！ちょっと赤いかなぁ
夫　あぁーいいよ
妻　新しいメニューの○○だけど美味しい？
夫　あぁー

などと曖昧な返事しかしていなかった。

変わろうとしていた、いえ、変えようとしていた妻の期待に応えられなかったのかも知れないと・・・。

何十年も一緒に居るのだし、空気みたいな存在で妻の変化に全く気付かなかったと話されます。

男の人って意外とこの辺り疎いものです。

結局、聞いているのか聞いていないのか分からないような生返事をしていては何の対話にもならない。

妻も「聞きなさいよ！」って言える性格だったら良かったらかも知れませんが、強要するものでも無いと思われたのかも知れません。

だからこそ、ふとした瞬間に急に生まれた異性との出会いに気持ちを持って行かれてしまったのかも知れません。

反省する依頼人である夫と、
すでに別の男性とスタートを切ってしまった妻。

こうなるとなかなか止まらないのが女性の気持ちです。

夫のアドバンテージと云えば子供たちの親であると云う事ですが、成長した今、手を離れてしまっている事を思うと、手遅れの可能性も濃厚です。

気付くのが遅いのが男性なのですが、だからと言って気付いた時点で何もしないで放置なんて事はいけません。

相手の存在を確かめ、しっかり対処する事。

妻の浮気も２０代も３０代だと不倫相手の男が夫婦関係の話に「まあまあ」と出しゃばって来る頭のお悪い男性もいますが、４０代・５０代となると思慮深い。

中年の間男にもなると、妻へは「君の想う通りにすればいいんだよ」なんて優しい事を言うもんだから、尚のこと妻の恋愛に火がついて燃え始めます。

夫が出来る事、それも同じなんです。

苦言を言って、止めさせようと怒鳴る事ではありません。

やり直したいと思えば、今一度やり直すチャンスに期待を込めるのは、２０代から恋愛し、結婚し、子供が産まれ家族となり、今に至っている過去の思い出。

家族の歴史です。

捨て去って新しい人生をスタートさせるのか、踏み止まって夫婦山あり谷ありの人生をどうにか乗り越えて行くのか、真価が問われる時です。

男性の皆さんに言いたいのは、夫婦の歴史は１日にしてならず。

だからこそ、毎日の夫婦の時間、家族の時間を大事にして欲しい。
知り合って間もない相手の男性よりも、強固な夫婦・家族関係。
それを信じて関係回復を狙うもの。
機嫌を取れと云うものではありませんが、女性として、人として、大事に日々を向き合って欲しい。
普段の生活の中でのたったひと言の感謝の言葉が、夫婦の無限の可能性を秘めている。

そのように思っております。

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トラブルをお抱えの中、思い悩まれていらっしゃる事と思います。

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