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面取りと職業としての探偵の資質
素行調査や浮気調査などで、調査対象者の顔を確認し、追跡を開始する事を「面取り」等と言うのですが、写真と実物の違いを埋めるのはなかなか難しいものです。
一度、顔を見て確認すれば、我々探偵にとっては記憶も深く、数年前の調査対象者や車輌のナンバー・車種と擦れ違えば「あぁ、懐かしいなぁ」と振り返ってしまいます。
なぜ覚えているのかと言われれば説明が難しいのですが、一度面取りすれば、忘れないと云うよりも、忘れる事が難しくなりますね。
調査のご依頼時に、依頼人から預かる対象者の写真ですが、真正面からの写真が多いのですが、単に真正面と横顔だけでも見え方は全く違います。
複数の人が出入りするビジネス街のビルから出て来る人物の尾行となれば、男性の場合、往々にして紺のスーツにビジネスバッグです。
こうした人物の中から特定するのが如何に難しいかは、想像が付くものと思いますが、それをやってのける私ども探偵事務所の調査員ですが、誰に聞いても「何となくピンときますね。」「勘ですよ勘!」と答えてきます。
私も同じく「何となく」と云うしか答えようがありません。
一先ずは「顔」+「体躯」+「所持品の一部」の一致で、本人と断定して追跡した結果、依頼人による答え合わせで、一致していたと云う流れです。
どうしても本人か否か疑念がある場合は、途中で対象者の携帯電話へダミー電話からコールして見る事もありますが、警戒させるため殆どする事もありません。
それでも略100%の確率で捕捉していますから、なかなか優秀だと自画自賛ですね。
探偵は、面取りがうまく無ければ職業に就く事ができないと言っていい。
これは学ぶものでは無く、資質の面が大きいんです。
調査員Aが新人の頃、面取りがうまく行かず、悩んでいた際、別の調査員が熱心なAと訓練して、なんとか出来るようになっていましたが、開眼するには面取り1つで3ヶ月かかったようですから、最初の内は努力と収入が割に合わないかも知れません。
それでも、調査を通じて頂くご依頼者の「ありがとう」の一言に感動、一喜一憂し、探偵の業を続けたい、人のお役に立ちたいと想い、続けています。
こんな皆さまの人生の重要な分岐点をご一緒させて頂く仕事はあまり無いかも知れませんね。
探偵のA君も新人と言いつつ数年?6年でしたか?在職している事を思えば、遣り甲斐があります。
これからも、調査を通じ、皆さまのお役に立てますよう、尽力して参ります。
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