NEW!探偵は自動運転をどう使う?FSD・ロボタクシー時代の尾行と張り込み

アメリカでテスラのロボタクシー運用が始まり、自動運転がいよいよ“実用の段階”に入ったと言われています。
その中核となるのが、テスラの自動運転システム FSD(Full Self-Driving) です。

FSDとは、

FSD(フル・セルフ・ドライビング)は、テスラが提供する高度運転支援システム。信号認識や車線変更、ナビ連動走行などを自動で行う。
「完全無人(監視員なし)」での商業運用が、2026年1月22日にテキサス州オースティンで正式に開始されました。

街を走る車が、いつの間にか「運転手のいない存在」になり始めました。
アメリカでロボタクシーの運用が現実のものとなり、自動運転は実験段階を完全に抜け出しています。かつてSFの中にあった光景が、いまや日常の延長線上にある。
この変化は、探偵という仕事にも静かに、しかし決定的な問いを突きつけています。

尾行や張り込みは、長いあいだ「人がハンドルを握る」ことを前提に成立してきました。アクセルの踏み方、ブレーキの癖、車間距離の取り方。そこには言語化しづらい経験則があり、探偵の腕は運転技術とほぼ同義だったと言っても過言ではありません。

ところが、自動運転AIの進化は、その常識を根底から揺さぶり始めました。
追跡の主導権は、人間の手からAIへと移りつつあるのか。
それとも、AIはあくまで補助であり、最後に決断するのは人間なのか。

本記事では、ロボタクシー時代における自動運転と探偵の追跡技術の関係を、現場目線で掘り下げていきます。
技術に飲み込まれるのではなく、技術をどう使いこなすか――。
その答えは、意外なほど「人間らしい感覚」の中にあるのかもしれません。

目次

「機械らしさ」を脱却したAI―FSD v14が変える追跡の質

かつて、自動運転(FSD)は探偵にとって「実現などあり得ない」技術でしたが、2026年現在、少しずつ我々の社会に入って来ています。

昨年中旬までは安全性に欠いていて、法定速度を厳守しすぎるあまり、対象車両が黄色信号で加速すれば即座に突き放され、車線変更の慎重さが仇となって交通の流れから取り残されると云った不確実性があり、利用はもっと先だろうと考えられていたのです。

しかし、2026年現在のFSD v14はこの弱点を克服しています。

最新の「Mad Max(アサーティブ)」モードは、周囲の交通心理を読み、あえて「人間らしい荒さ」を見せます。絶妙なタイミングでの割り込みや、流れに合わせた加速。これにより、ターゲットに「ロボット特有の不自然な挙動」を察知されるリスクは激減しました。

今やFSDは、ベテラン並みの「空気を読んだ走行」をこなすまでに進化していると言います。

探偵は自動運転をどう使う?FSD・ロボタクシー時代の尾行と張り込み|探偵事件簿-福岡
探偵は自動運転をどう使う?FSD・ロボタクシー時代の尾行と張り込み|探偵事件簿-福岡

運転席は「作業スペース」へ

テスラが「Parked to Parked(自宅から目的地まで)」を完全実現したことで、人々の車内での過ごし方は劇的に変わりました。

最前線の調査現場では、もはや運転席に座る必要すら無くなって行くと想像されます。
調査員は後部座席でゆったりと座り、高倍率の暗視カメラやサーマルスコープを構え、手元のタブレットでターゲットのSNSや過去の行動ログを解析すればいい。

「ハンドルを握る」という物理的な拘束から解放されたことで、すべてのエネルギーを「撮影と分析」に注力可能となって行きます。

車は単なる移動手段ではなく、標的を追い続ける「自律型の司令室」的な位置付けへと進化したと言えるでしょう。

ロボタクシーを「身代わり」にする

自動で駐車場へ駐車、尾行車輌は乗り捨ての時代|探偵事件簿-福岡
自動で駐車場へ駐車、尾行車輌は乗り捨ての時代|探偵事件簿-福岡

以前、ロボタクシーは「使い捨ての足」として、追跡先で急に徒歩尾行となったとしても、乗り捨てが可能だとお話ししました。
その発想は、さらに進化させれば、ロボタクシーを利用した匿名追跡も可能となるかも知れません。

どれほど慎重に尾行しても、自分の車で追い続ければナンバープレートという“名刺”を晒すことになります。
一方、街を無数に走る無人のロボタクシーには、個性がありません。

・スマホで予約したロボタクシーに機材だけを載せる
・自分は別地点から映像を共有
・複数台を待機させ、最も自然な位置の車両に追跡を引き継がせる

対象者の視界に入るのは、
「どこにでもある無人タクシー」だけ。

これはもはや単独尾行ではなく、街に紛れる追跡という新しい戦術です。

これは以前にお書きした監視社会となり行く日本社会の記事でもお書きした個人のプライバシーが無くなり、個人にも、そして国家からも監視され行く時代へと突入して行く自容器はょうをさらに加速させて行くでしょう。

撮影機材とAIを駆使すれば、探偵が前面に出る時代は、静かに終わり行くのかも知れません。

逆探知の脅威―AIとAIの「化かし合い」

もちろん、技術の進化は探偵だけの味方ではありません。

テスラ車に搭載されるセントリーモードは、いまやストーキング検知AIの域に達しています。
特定の車両が、一定距離・一定時間を保って背後にいると、オーナーのスマホへ警告が届く。
これは、従来の尾行手法では無視できない脅威です。

さらに厄介なのが、デジタルな足跡
自動運転の走行ログはクラウドに残ります。
将来、調査が法廷で争われた際、「走行データの開示」を求められれば、
いつ・どこで・どのように追っていたかが明らかになる可能性がある。

最新技術を使うほど、
「どう痕跡を残さないか」という逆算思考が不可欠になります。
これは、今の探偵にとって最重要スキルの一つです。

逆探知の脅威―AIとAIの「化かし合い」|探偵事件簿-福岡
逆探知の脅威―AIとAIの「化かし合い」|探偵事件簿-福岡

最後に勝つのは「現場の勘」と「人間力」

どれほどAIが進化しても、
「対象者がなぜ立ち止まったのか」
「今の沈黙は警戒か、それとも偶然か」
この一瞬の違和感を読み取るのは、人間しかできません。

AIは安全な追跡を保証してくれます。
しかし、攻めるべき瞬間を決めるのは人間です。

自動運転は、探偵を不要にするものではありません。
むしろ、探偵を「運転」という作業から解放し、
より高度な判断と洞察へ集中させるための道具です。

冷徹に技術を使いこなし、
最後は自分の目と足で真実を掴む。

ロボタクシー時代を生き抜く探偵とは、
AIと勘を併せ持つ“ハイブリッドな専門家” なのだと思います。

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