結婚しても「離婚しない」口約束した夫婦

こんにちは、探偵事務所「帝国法務調査室」の大塚律子です。

浮気や不倫をするのにも、理由があるものでしょう。一応。

夫婦関係の維持って、お互い思いやりがあってこそ多難を乗り越えられるのかも知れません。

自由な選択が認められた今、夫婦関係は総サバイバル時代であって、そのカンフル剤として子供の存在が大きかったりもします。

時として、何があっても離婚はしないと云う事を、婚前に夫婦が口約束をして、浮気しようが何しようがお互い干渉せずに関係を維持して行く事を良しとするサイコパス(サイコパスって広義で必ずしも悪いものではありません。)もいますが、それって本当の愛情や幸せに触れる事ができるものなのでしょうか。

結婚しても「離婚しない」口約束した夫婦

結婚7年目のDさん。

結婚当時は21歳で、夫は9歳年上の30歳した。

夫婦の約束事として結婚前に、夫が付き合っていた当時の流れで当時言い出したのは、束縛しないと云う恋愛の延長めいた馬鹿げた口約束で、以下を何となく夫に言われるままに聞かれていたと言います。

「婚外恋愛してもOK!」「お互いに干渉もしない。」

でも、「離婚はしないよ。」と言う内容。

お互い了承したと云う体の自由。はたして本当に自由なのかは別にして、異性との交遊を束縛せず、したければご勝手にというもの。

若さ故の過ちだったなんて言葉では済まされない内容。

私がDさんの母親なら、その場で結婚の許しを求めて来る目前の男をビンタで張り飛ばしてやる処ですが、両親の前では良い子ちゃんの夫だったと言います。

皆さんはいかがお思いですか?

何!その約束。夫婦になるってのに、そんな約束しないでしょ!!

「ふざけてる!!」という声が聞こえてきますよね。

確かにそうです。

言葉少なのDさんの今の本音を代弁すれば、自由である事のはき違えと、結婚に際して、当時は夫に嫌われまいと大人ぶって強気な女を演じてしまい、家族を巻き込む結婚と云う人生の分岐点において、まさか本気ではないだろうと高をくくっていたものの、実は夫は本気だったと、そんな処でしょうか。

ご夫婦が結婚して7年。

一応、表面上はうまくいっていた夫婦なのですが、問題に直面します。

夫は、コソコソ隠れては繰り返し浮気する性欲の強い男だった。

コソコソ隠れては繰り返し浮気する夫

水面下で他の女性と本人曰くの婚外恋愛をしていたのですが、相手女性は既婚者で、相手の旦那さんにバレてしまった。

この夫と既婚女性は、「婚外恋愛」なんて体のい言葉を使っていましたが、、相手の夫にバレたことによって不法行為による慰謝料請求を受ける立場となってしまった訳です。

そもそも浮気のメカニズムって、科学的ではないし、理論なんて存在しませんが、ひとつ体系立てられている一般的傾向はこう。

①女性は夫婦間が冷めてくると、そのことに孤独を感じる傾向が強いため、その欠乏感を満たすために異性の相手を欲する。
②男性は、肉体的つながりを求める傾向が強いため、「不倫関係」を求め不貞に至ることが多い。

心の繋がりを求める女性と、身体の繋がりを求める男性。

違いはありますが、結婚して子供が産まれ、家族になる過程において、皆が成長するものですが、夫は性欲だけは更に成長を遂げ、衰える事の無いモンスターでした。

相手女性の旦那さんは、バッチリ状況証拠を押さえていたのですが、実はDさんも既に先手を打ってうちの探偵事務所で調査し、週に2回のホテル行きで、都度直行直帰の相手の女性も性欲モンスターなのは分かっていました。

そして不倫相手は、職場内にもいました。

しかも、夫は、派遣でやってくる女性が定期的に変わる度に、毎回声を掛ける常習犯で、社内ではかなりの名物男。

派遣会社への取材では、会社に何度かクレームも入れているもののヒラヒラとかわして同じ事を繰り返していると言います。

慰謝料請求の書面が届き、夫は、浮気相手の夫とその弁護士から逃げ回る中、Dさんへ「実は浮気相手の夫に浮気がバレた。どうしよう。助けて。」と言って来たそう。

妻Dさんも既に離婚準備中でしたから、夫に「彼女はあなたが既婚者だって知ってたの?」と聞くと、「勿論、知ってるよ。既婚同士って事でアプリで知り合って2年位経ってるから。」話し、そこを録音し確り証拠立てました。

その後に、夫へと「離婚して。」と告げたのですが、夫は妻に、「離婚は、認めない。婚外恋愛OK!だから!」と言い、「お前の相手に俺が慰謝料請求する。」と言いだしたそのでした。

相手なんていないのに、妻も浮気しているはずだと言い出した。繰り返しますが、相手なんていないのに。

育児のため夢中で走って来たDさんでしたが、もう21歳の単なる若い女性では無く、母となった今、ようやく目前の浮気夫は本物のバカだった(言わせてください!)と気付いた訳です。

妻も子供も、すべてを失っても断行するその不倫たるものが、妻へ浮気しても離婚しないと本気でいけしゃあしゃあと男としての性を語ってまで成し遂げたいものだったのか。

いや、そもそもここまでの変わった考えは特殊ですが、基本的に浮気する夫は、性欲が強く、復縁して再スタートしても浮気を繰り返す傾向にあります。

その点、夫や妻が浮気しても離婚しないとする事は、ただただ無感情に夫と云う役、妻と云う役を演じ切り、形だけの家族を演じて行く。

私には理解できませんが、探偵依頼しない方の中には、そうした無機質な家族関係をも良しとして生活している事だってあるやも知れません。

こんな変わった夫や妻に、私なら家庭を壊されたくはないものですし、相手には選びたくないものですね。

結婚する前に、夫婦の行く末なんて分かりませんが、夫婦として、また家族として幸せを願い、家庭生活をスタートさせたはずです。

できれば家族は一緒の方がいい。

夫婦や家族の危機に於いて、乗り越える事が出来ればと最善を尽くし、幸せを掴んで頂ければと、後悔の無い選択をなさって頂く事、そのお手伝いを私ども探偵事務所がご一緒できればと心から願っております。

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