探偵事件簿 探偵事件簿

浮気した妻を許し、再構築するために夫が知っておくべき事

こんにちは、探偵事務所「帝国法務調査室」の大塚律子です。

男であろうと女であろうと、浮気をするのに性別は関係ありません。

大切な人を裏切っておきながらも、パートナーとは離婚したくない浮気した妻。
図々しくも再構築を望む人は、多いものであったりもします。

矛盾している気がしますが、「別れたくない」と思うのは自由、自身の幸せを思えば家族へ戻ると云う選択は間違ってはいないと思います。

別れたく無い理由は色々あるでしょう。
「家庭が大事だとあらためて思った。」
「子供達を捨てられない」
「相手の男から裏切られた。」
と言えますが、もっともらしい事を並べてもやっぱり不倫は所詮不倫。

浮気された側の夫が、浮気妻を許し、受け入れるには、相応の覚悟が必要ですし、決めた以上は夫婦関係の再構築に向け、浮気妻を受け入れ、前に進んで行かなければならない。

その道筋に於いて、知っておくべき事をお書きしてみたいと思います。

■妻に浮気された夫

「長年連れ添った妻が浮気をしているようで…。」とご相談のお電話を下さったご主人Aさん。

「色々と自分なりに調べましたが、精神的にも限界です…。」とご来社の折、心中をお話し頂きました。

Aさんは43歳、妻39歳で結婚14年目のご夫婦。
子供は4人。
上は13歳から、下は1歳6人家族と言います。

そんな家庭生活の中、次男が通うサッカースクールのコーチと、妻の関係が怪しい事に気付き、ケンカが絶えなくなっていました。

浮気に気付いた経緯はスルーします。他の記事でたくさん書いてますから。

そう、とにかく妻が、サッカースクールのコーチと浮気した。

なぜ会ったのか問うと…。
「子供の事で、相談にのってもらって、1度だけ2人で会っただけ。」と言う妻。
「今後は、2人きりで会わない」「心配しないで」という妻を信じ、元の生活に戻り、忘れようとした矢先、2ヶ月程経った頃、再び妻の行動が怪しくなっていった。

そんな中、当探偵事務所へ来社、浮気調査を依頼されました。

妻とコーチは、週1でラブホテルで密会していた事が発覚、妻との話し合いと共に、コーチを呼び出し、話し合いの場を得て、二度としないと言う話を信じて、Aさんは、「離婚はしない」「再構築する」選択をなさったのでした。

条件は、コーチがクラブを止める事。
二度と姿を見せない事。
クラブの監督には事実を話す。
そう云った社会的制裁の薄い内容でした。

「始めは良かったんです。」と言うAさん。

気遣いはあったし、心無い言葉も無かった。

変化が表れ始めたのは半年後。

妻は、反省「は」していると言うが、「もう過去のこと」といった態度で、傷付いたAさんへ心無い態度で接して来るため、ストレスを抱え、自身で一人抱え乗り越えなければなりませんでした。

不倫の恋愛ドラマを見ながら、内容を批評している妻を見て、「ごめんなさい。反省している」と云う言葉が、上っ面だけで本心ではないのではないか、そんな疑いと共に、今の不信感につながったのでした。

Aさんなりに頑張ってはみたと言います。
しかし、彼女を非難してはいけないと思いつつ、つい責めてしまい、繰り返す喧嘩。

忘れようとしても、あの時の不安感が再び襲って来るフラッシュバック。

隠れて連絡してるんじゃないか。
コソコソ密会してるんじゃないか。

その事が一日中頭から離れず、仕事にも集中出来ない日々。

その内、仕事や行動に影響が出始めて仕事でのミスに繋がりました。

「自分ではもう限界です。」と・・・。

そう、「再構築」と言っても、問題を抱えたままなのは、不倫した妻では無く、許した側の夫が抱えていると云う逆転した関係。

これが現実です。

どのような気持ちで夫婦関係を再構築すれば、また幸福を感じられる家族になれるでしょうか。

どうすれば夫婦関係をやり直せるでしょうか。

■再構築に成功した夫婦の共通点

●浮気を許したら

浮気や不倫が発覚して、離婚を回避できたところで、本当の再構築とは言えません。
再構築とは、二人の関係を一から築き直すことを意味します。
浮気をした側は心から反省して、浮気をされた側は相手の悪行を水に流して許さなければ、新しい関係を築くことが困難になるでしょう。
再構築の本当の意味を知っているからこそ、再構築に成功するのではないでしょうか。

●妻の行動・予定などをオープンに

誓約書を書いてもらったり、妻の行動・予定などをオープンにし、事前に夫の許可をとってくれるよう希望する。GPSの位置情報を同期するなど、不安の無いよう配意すると共に、妻の努力をみて行きましょう。
これは、最初の段階で約束する事。後からでは叶わない点に注意です。

●時間が解決してくれる

された側の苦しみ…。本当につらいものです。しかしながら夫婦再構築を望むのであれば、結果的に許し受け止めなければなりません。
簡単ではありませんが、夫婦関係を再構築した男女の多くは、3年程の時間を要して、「漸く脳裏に浮かばなくなった」「乗り越えられた」と実感なさっているように感じます。
浮気の不安を感じなくなるには時間の経過が鍵。
時間の経過と共に、必ず傷も癒え、忘れ行くものであり、苦しまなくなって行くものである事を知っていれば、じっと我慢の時期を過ごす事もできようかと思います。

●一人で抱えない

上述のAさんは、辛い心の内を一人抱え、妻と話す関係が持てもせんでした。
自身の気持ちを話理解を求める事も大事です。
しかし、それも難しい無神経な妻であったならば、心療内科を利用するのも1つの方法です。
基本的に過去の苦難を思い返してしまい苦しむ状況は、相手の態度が引き金となって起こってしまう心因性の病的一面もありますから、日々を精神的に健やかに過ごすためにも、診療を受ける事は決して悪い事ではないではないでしょう。

勿論、当探偵事務所へご依頼の皆さんは、私たちと共に1つずつ色々な問題に共に向き合い、乗り越え、一歩ずつ解決に向け歩んで行きましょう。

●他人と比較することも時には必要

「他人と比較するな」とよく言われますが、他者の不幸や不運に心を寄せつつも、そのことで自らの感謝すべきことに気づく比較は、そんなに悪いことではないと思っています。

誠意を持ってあらゆる償いをすることで、再構築への成功にむかうでしょう。
浮気という裏切り行為は、言葉で謝っただけで許せるほど優しいものではありません。

和解には、明確な言葉による謝罪もありますが、言葉を必要とせず、相手を信頼することで成る和解も少なくありません。
夫は妻の反省の本気度を疑っていますが、彼女が毎日シュンとしていれば気が済むのでしょうか、彼女から都度都度反省の言葉を聞きたいのでしょうか。

きっと、明るくキラキラと家庭生活を送る方が良いに決まっています。

勿論、気の済むまで色々取り組んでみる事も1つです。
どっちにしろ、どれだけ謝ろうと、浮気をした妻に対して信用がないため、あらゆる償いをしても同じ事。
ならば気の済むまで尽くして貰う事もアリではあります。

しかし、度が過ぎれば家庭生活も暗いものになりますし、今ある目前の長所に目を向け、日々を前向きに過ごして行く事に尽力なさって欲しいものです。

誠意とは、自分の欲を考えずに正直で真面目な気持ちを意味します。
妻は過ちを認めて言い訳をせずに誠意ある謝罪をしたり、自分の考えではなく夫が不安にならないための誠意ある行動をとるなど、いろいろな形で誠意を見る事ができれば、妻の誠意は、いつか必ず夫の心に届く。

妻のこうした行動は理想でしょうが、相手に求め過ぎても必ずや実現するとは限りません。

思いが届かない妻だっているでしょう。

しかし、根底には今はまだお互いに愛情の火が灯っているからこその再構築の選択。

努力し、結果別々の道を行く事になるかもしれませんが、それでも後悔の無い選択をして頂きたいと思います。
強い結びつきや、愛情を理想としているものですが、でも人は弱いものです。

夫婦は、強いところではなく、弱いところで繋がっているのかもしれません。

お互いに尽力し合い、幸せを手に入れる、その一助に私どもがお力になれればと心から願っています。