浮気が原因で殺人へ発展した事件

浮気・不倫は、パートナーである妻や夫を傷付ける行為ではありますが、犯罪ではありません。
 
しかし、行為が行き過ぎると罪を犯してしまう事もある訳です。
 
 
身勝手な夫や妻の行為で、殺意を覚え、結果、痛ましい結果となった事件はたくさんあります。
 
探偵・福岡事務所でも多くの夫婦間の浮気の問題で浮気調査・不倫調査をお引き受けしますが、もう一度夫婦関係をやり直すには、浮気した側よりも、浮気された側が非常に大きな努力が必要であると感じます。
 
そして、不倫相手の存在も、時間が経っても暗い影を落とします。
 
理不尽ですが、浮気した側の方が実に切り替えが早く、あっけらかんとしている。
 
この辺りは、浮気された側の気持ち、火に油を注ぐ結果となりましょう。
 
ただ普通は、相互努力で乗り越えて行くものであって、犯罪、特には傷害や殺人にまで発展するケースは少ないもの。
 
しかし、ちょっとしたボタンの掛け違えによって、大変な事件へと発展する事が多くあるものです。
 

OL不倫放火殺人事件。

 
これはよくある社内不倫が行き過ぎて殺人へと発展したケース。
 
犯人は、当時27歳の女性。
 
東京生まれの彼女は、印刷業を営む父母の下、なに不自由する事無く養育され、幼少期から習字、ピアノ、お茶など習い事をしていたと言います。
 
成績は優秀で、東大を卒業。
 
学卒後は大手電機メーカーへと勤務し、SE(システムエンジニア)として勤務。
 
人柄も良く、言い寄る男性も多かったようですが、彼女自身にその意思が無く、男性関係は一切無かったと言って良い程だったと言います。
 
そんな彼女が、事件の当時者である男と知り合うのは社内。
 
7歳年上で180cmと長身のハンサムの上司。
 
男の田舎は九州で、地元の高校を卒業後に上京、彼女と同じ職場にSEとして勤務していました。
 
初めは上司と部下としての関係だったが次第に親密となり不倫関係へ。
 
彼女は独身ですが、男には妻子がいる。
 
お互いの家族状況を認識しながら不倫関係へと発展する事となったのでした。
 
割り切った関係のつもりが、徐々にエスカレート。
 
最初は実家暮らしだった彼女も実家を出て一人暮らしするようになり、男も週に多い時は2度3度と泊まるようになったと言います。
 
不倫の発端としてはよくあるケースですよね。
 
ただ彼女は思い込みや嫉妬が強く、
例えば彼とやり取りしたメールをすべてプリントアウトしていて、
116通をいつでも読めるよう自宅でファイリングしていたり、
「単なる浮気じゃない」「離婚を考えている」「おんな女と結婚するんじゃなかった」「女房が死なないかな・・・」など言われた言葉を心にしっかり刻んでいたと言います。
 
そんな中、偶然もあって、男の妻と子供と会う事となった彼女。
 
感じの良い妻とは仲の良い夫婦関係の印象。
 
さらには男の妻は妊娠していたもので、直前には彼女が子供を妊娠し、2度目の堕胎をした事もあって、大喧嘩に発展したと言います。
 
喧嘩の結果は、結局は変わらず。
 
男は、子供の出産で妻子が実家へ帰った事をこれ幸いと、彼女の自宅へ夫婦同然に泊まり込む。
 
彼女は、男との一緒の生活にほだされて再燃したと言います。
 
しかし、そんな生活も程無く終わり、帰宅した妻へ浮気が発覚、男は妻に正直に浮気を認めたのでした。
 
妻は、彼女へ電話して、「夫からは離婚など言われた事も無いし、別れるつもりもありません。」と話し、夫へ電話を変わり、男は彼女へ「ごめん、ウソをついてたんだ。女房には何も話していないんだ」と話したと言います。
 
彼女は、家庭があると知っていて関係したと云う事もあり、ただただ謝るしかなかったようでしたが、妻も穏便には行かず、繰り返し電話で話し責める事も多くあったそう。
 
不倫が発覚した以降、男の裏切りを知った絶望感と妻からの圧とストレスからか、彼女は10日で20キロ近く体重が減少したと言います。
 
彼女は、後、罪を犯す訳ですがね決定打の1つに妻の言った「あなたは生きた子供を平気で掻き出すような人なのよ」と言われた事を上げています。(妻はそんな事は言っていないと否定していますが。)
 
彼女は、怒りの矛先を失ったのか家事調停を申し立て、そこまでの事は希望しないとする妻側や、彼女自身の父親の制止を振り切って弁護士へ委任します。
 
そうした中、犯行当日。
 
彼女は、妻が男を車で送って出たタイミングを見計らって、男から預かっていた鍵を使い男と妻の自宅へ侵入します。
 
子供が在宅する中でした。
 
彼女はかまわずガソリンをまき火を点けます。
 
一度は点火しかけるもなかなか点火しないガソリン。
 
結果、爆燃現象から家屋内で大爆発。
 
玄関窓まで吹き飛ばされると同時に、隣の部屋で寝ていた子供が死亡。
 
長女6歳は頭蓋骨が割れ、両腕を焼失、1歳の長男は両腕、ひざ下を失い、死亡した状態で発見されたと言います。
 
後、彼女は父親と出頭、罪に問われると共に、無期懲役の判決を受けます
 
控訴については「男の誘惑と妻の繰り返された執拗な追及から心神耗弱の状態にあった」と弁護士のすすめもあり控訴したようでしたが、彼女と父親4600万円近くの和解金を男と妻に支払う中、二審では控訴を棄却、無期懲役が確定したのでした。
 
不倫が最悪の事態となったケースです。
 
一番の被害者となった無関係の子供の命が奪われた事が非常に残念で悔やまれます。
 
一面から見れば、夫の浮気・不倫が問題となったケースでした。
 
妻の浮気が問題となったケースもあります。
 
結果、妻が夫を殺害したケース。
 

焼身自殺偽装殺人事件。

 
結婚5年目の夫婦。
 
子供2人にも恵まれ、幸せな家庭生活だったと言います。
 
夫は39歳の会社員。
 
妻は28歳の主婦。
 
妻の不倫相手は、23歳の年下専門学校生でした。
 
夫殺害までの経緯は、妻が不倫相手の男に送信したメールを、夫が気づき不倫が発覚した事が発端。
 
妻曰わく不倫を強く執拗に責められたのが原因だとされています。
 
 
幾度か夫に離婚を申し出たそうでしたが拒絶され、時折、殴られることもあったよう。
 
23歳の男と駆け落ちを考えたものの踏み切れず、夫の殺害に至ったもの。
 
妻に言わせれば、どうにも出来なかった事だったのでしょう。
 
犯行当日、静かなところで話がしたいと夫を連れ出し、睡眠薬入りのジュースを飲ませ、展望台へ連れ行きます。
 
夫がフラフラの状態で車から降りると、展望台で待ち伏せた男がふらつく夫をバットで撲殺。
 
あさはかですが、自殺に見せかけようと車内で遺体に火を点けます。
 
しかし、うまく行かず、灯油をまいて火をつけて殺害。
 
残酷ながら二度焼きしたと言います。
 
妻の言い分は、繰り返しますが、不倫がバレ、繰り返し繰り返し責められた事を苦にして殺害したと言います。
 
不倫の後に、苦しみの中、妻や夫に責められる事はよくある事です。
 
責められて当たり前な訳ですが、殺害を計画するまでの責め苦とはどう言ったものだったのか。
 
 
被害者の夫、2人の子供、また殺害に加担した専門学生と、未来を失い、家族を失った多くの不幸な者が出た訳ですが、ちょっとしたボタンの掛け違えによって発生したように感じます。
 
実に身近に感じる事件です。
 
いくら夫、妻が不倫し裏切ったとしても、人生を棒に振るような行為はしたくないものですね。

 

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