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探偵考察|養育費を遊びに散財する元・浮気妻の愚行
当探偵事務所「帝国法務調査室」相談員の赤崎加代子です。
太宰府天満宮の飛梅の開花。祭神の菅原道真を慕って京から一夜で飛んできたと伝えられている飛梅です。
コロナ禍で多くの人達の心も荒む中、少し明るい話題です。
しかしコロナ禍で失業者も多くなり、経済的不安が増しています。
子育て中のシングルマザーから、離婚した夫からの養育費が振り込まれない等のご相談が多くなりました。
専門家の話しでは、離婚した時に養育費について取り決めを交わしている夫婦は離婚した夫婦の半分以下と言われています。
実際に適切に養育費を受け取れているのは3割以下とも言われている時代。
養育費の不払いが社会問題としてとりあげられる事も多くあります。
養育費は親権を失った親が子供に果たすべき義務です。
法的にも離婚したからと言って子供の扶養義務は変らないのですが、その義務を果たさない親が多くおられるのが実状です。
離婚時に養育費の取り決めをしたのに、半年後から養育費が振り込まれていない。
勤務先へ法的手続きをしようと思ったら、勤務先が変わっていた。
さらには携帯電話番号も不通。
転居先も不明。
で、「請求しようと思って色々動いたんですが、出来ませんでした」と子育て中の女性からのご相談でした。
このような養育費の不払いによって、生活苦になられたり、お子様の養育にお困りの方がたくさん居られるのは事実です。
養育費不払いの夫へは、給与の差し押さえで対抗。
調停で争っていれば債務名義は取ってますから、逸早く強制的に払わせたいものです。
しかし、勤務先が分からないって場合に探偵事務所の出番となります。
養育費を払わない夫の問題は、過去繰り返し取り上げて来ました。
我々探偵事務所がサッとやり遂げてしまう事も、プロではない当事者が自ら行方や職場を確認するのは簡単ではありません。
しかし今回はのテーマは「探偵考察|養育費を遊びに散財する元妻の浮気と愚行」
きちんと払っていても養育費が適正に使われなければ意味が無い。
そんな事例です。
時に妻の浮気で離婚された方でした。
妻の浮気調査によって、乱れた生活が判明。
それが原因となって離婚されました。(当探偵社が浮気調査をお引き受けしました)。
お子様の意思もあり、離婚後は母親に親権が渡されました。
依頼人であった父親はお子さん2人が大学を卒業するまでの養育費を支払う約束を取り交わし、離婚後も誠実に払って来られました。
年齢も52歳となられた年、子供の大学卒業の祝いにと面談された時のこと。
お子様から聞いた話にとても驚かれました。
子供曰く「奨学金で大学を卒業した。今からちゃんと払って行くよ。」「足りない分はバイトで学費を捻出した。」とも、そう話す子供の誇らしげな姿を見て、感心したわけですが、同時に、これまで支払った養育費はどうなったのか、元妻が散財していたのではないか、そう思われた訳です。
悔しさ、無念さと共に、当時担当していた私にお電話くださったAさん。
養育費は、とかく不払い問題が取り沙汰されがちですが、受け取った側の使い方も多く問題が内在している事も知っておいて欲しい。
そのように思います。
養育費の支払いは、たとえ同居していなくとも親が子供に果たすべき義務です。
払われない事ばかりが問題になりますが、払っても使われていない真実もあります。
子供の為に正しく使ってほしいものです。
養育費を払わない夫も、支払いを受けても散財してしまう妻も、非常に自分本位で利己的なものです。
「払っても感謝もないし」って不満などを不払いの理由にしがちですが、いかなる場合も払わないで良しとする事なんてありません。
子供への思いやりを持ち、支払って欲しいものです。
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