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こんにちは、探偵事務所「帝国法務調査室」の赤崎加代子です。
春は人の出会いや別れの多い季節です。
しかし陽気が良くなるにつれ、この時期、家出人が増える傾向があります。
日本では年間8万人もの「行方不明者」がいる事をご存知でしょうか。
中でも男性の行方不明者数が、女性の行方不明者数を上回っています。
勿論、実数には事件や事故が原因である行方不明者も含まれますが、原因不明の失踪が数多い事はデータで示される通りです。
警察庁の統計データによれば、家出の理由の約20%は「家庭関係」とされ、次いで10%は「仕事関係」と、全理由の中でも両理由が比較的高い割合を占めています。
探偵事務所で多くの皆様に寄り添い20余年、夫が家出をした理由とその背景について、私の主観を以って、お役に立てる情報を以下にお伝えして行きます。
行き先無く家出をするケースは少なく、訪問先は予想が付くものです。
よくある逃避先を上げてみます。
気軽に逃避先として、実家は安心して訪問出来る先となっています。
お金もかからず、気も使わない先としては、実家は主たる家出先の1つとなっています。
差し当たり家を出て快適に過ごせる先としては、ビジネスホテルなど簡易宿泊施設が上げられます。
偽名で宿泊する徹底ぶりの夫でも、お金の面からクレジットカード利用の段になると、本名でホテルを転々とするようになり、足跡を残し始めます
最近のネットカフェは、安価で、シャワーもあり、ネット設備もある等、宿泊施設的な利用も可能です。
妻からのちょっとした逃げ先としてネットカフェに一泊しているケースは多いものです。
近時のネカフェは、身分証明書の提示も必須になっていますから、本格的な行方探しとなれば行方の本人確認に繋がって行きます。
車を所有している場合は、車中泊しながら長時間できる先を転々としています。
車での家出は、探し易くはありますが、行動範囲が広がるため目星がつかず困難な一面もあります。
職場が寮を持っている場合、即時の入居は難しいものの、申請し入寮と云う流れもあります。
また、職場内でも仮眠室やシャワーなどがあれば簡単に寝食程度は出来ますから逃避先の1つとなり得ます。
家庭関係の悪化の背後にある裏の理由として、浮気の存在があります。
「一人になりたい」「自由になりたい」と言いつつ浮気相手の女性宅が逃避先であったケースは無数にあります、探し出して来ました。
精神的病も明らかな病や疲弊と色々ありますが、明らかな病、例えば精神障害など精神的病は別にして、家庭の夫が家出の理由とするのは、仕事や夫婦関係のストレスを通じた鬱などが主たる要因と言われます。
夫の浮気が内在するケース等と云うものは浮ついて出て行っているだけなんですが、この辺りは後述し深掘りして行きます。
妻との口論をキッカケに家出をして、後々離婚を決意したと話す夫は多くいます。
小さな不満が積もって、ストレス過多から逃げ出してしまうと言います。
妻からしてみれば「誰だってそうよ。私だって疲れてるけど、子供もいるし逃げ出す事なんて出来ないわ」って声が聞こえて来ます。
これは夫の我がままと言えばそうですが、社会問題となりつつある都会での精神的疲弊と鬱の問題から鑑みれば、夫婦関係以外に社会生活自体も加え、様々な問題を心に抱えつつ、夫婦関係をこじれさせている可能性もありますから、一概に此れと断定は出来ないものの、苦しい心の内を相談できる夫婦関係がある事が理想だと言えるでしょう。
仕事上の問題がストレスとなって、会社へと出勤せずそのまま行方不明となるケースは多々あります。
上司からの圧や、業績の伸び悩み、将来への不安と云った苦悩や不満が溜まりつつ、かと云って相談先が無いため、衝動的に逃避してしまうものです。
弱さとばかりは責められず、ストレスからの回避行動として衝動的な事もあり、家族としては夫の立場を理解しつつ、帰宅を促して行きましょう。
住宅ローンやマイカーローンなどではありません。
ギャンブルに使ってしまった。投資詐欺にあった。気付いたら高額浪費していた。
など家族のお金を内緒で使い込んでしまい、言えなくなってしまった際、「妻へは言えない」「もう家に帰る事はできない・・・」と当て所無く家出してしいます。
妻とのケンカの末、「一人になりたい」「自由になりたい」と言って家出したケースの結末として、夫の浮気問題は多く内在しています。
いつも通りの喧嘩だったのに、なぜか過度に反応して来る。
何か人と比較しているような非難が増えたような、今までと違うケンカの要因が感じられた場合は、浮気相手女性の存在の可能性を疑って良いでしょう。
少数ではありますが、宗教に傾注し、出家と云った考えで施設へ入所する夫や妻はいます。
反対すればする程、逃げる様に内密に施設へ入所してしまいがちで、対応に慎重さを要する処です。
所有している夫名義のマンションが宗教法人の名義に変更されたりと、住まいを追われる事態となる場合もあり、対処には苦慮する事でしょう。
精神的疲弊による家出は、全体に通芝手はいますが、仕事から逃れたい、妻との夫婦関係に疲れ将来に悲観を感じる中、徐々に精神的に消耗し始めた夫が「妻がいる家はピリピリした空気できが休まらない」、「全てから逃げ出したい・・・」と夫婦関係の曲がり角に際して家に居場所が無いと感じ始めます。
これは一見、夫の我がままのように感じられますが、社会問題となりつつある都会での精神的疲弊と鬱の問題から鑑みれば、夫婦関係以外と共に社会生活自体のストレスも加って、様々な問題を心に抱えている可能性もあります。
味方である妻からの理解を欲している中で、否定を受けて夫婦関係をこじれさせる可能性もありますから、一概に此れと断定は出来ないものの、苦しい心の内を相談できる夫婦関係がある事が理想だと言えるでしょう。
本文を書く為に、家出した夫の行き先について他の調査員や相談員から話や意見を聞き事例を並べると、最も多いのは女性との密会が主たる目的だったと云う点も着目すべき処でしょう。
実例を通して、夫の家出した理由がわかれば今後「何をどうしたらよいか」が見えてきます。
家出する夫達の中には、仕事上の人間関係のトラブルを抱えている事があります。
SNS、例えば「X」の投稿を見てみて下さい。
「明日から仕事だよ」「行きたくない」「嫌だ」と云った絶望のツイートにあふれています。
サザエさん症候群と言われた日曜夕方の憂鬱な時間。
かくいう私だって鬱々とした事だってあります。
誰だってそんな経験はあるでしょう。
仕事関係者、家族と上手く関われない、誰も理解してくれないなどの想いがあり、現実が辛くなる。
だからって家出するかと言えばしない。
その境界線を越えて家出する事を単に、「弱いから」と云う言葉だけでは片付けられない時代となっているものでしょう。
夫が行方不明となり自殺してしまった。
そんな悲しい結末も少ないながらご依頼者に寄り添う事があります。
「そもそも夫は、浮気していました。」と話す妻Sさんでした。
社内不倫で、離婚歴のある女性の家に入り浸っている事は分かっていました。
どうにか止めさせたいと思い努力したものの難しく、夫婦も顔を合わせれば険しい表情で話し、関係が回復する等困難だったと言われます。
不倫する位、元気があるなら自殺なんて無いだろうと思いがちですが、急に・・・と云うケースはあるもので、不倫相手の女性から「どこにいますか?」と電話がかかった時は要注意です。
Sさんの場合は急な結末でした。
夫は、会社に急遽、休むと連絡を入れ、自宅にも帰りませんでした。
また浮気相手の女の所に行っているのだろうと思い、今後の対応について、私がSさんから相談を受けていた時でした。
警察から妻の携帯電話へ一本の電話。
応答すると、あるダムの駐車場に夫の車が2日間停まったままだと言います。
そして捜索の結果、ダム付近の森の中で・・・と云う終わりを迎えました。
2日前からSさんの携帯には、警察以外からも、もとある一本の知らない携帯電話から着信がなっていました。
何と無く電話の先は誰であるのか感付いてはいたのですが、話したく無かった。
夫の遺品である携帯電話を見ると、その番号は不倫相手の女性の電話番号でした。
事件化したケースで、自殺した夫の浮気相手の女性と会話する機会がありました。
彼女は彼の事を「彼は、家に帰ってもご飯も適当で、ただお金を稼いで渡すだけの奴隷だった。貯金だって全然無いとぼやいてた」と涙ながらに語っていました。
実際にそうであったか否かについては、そうではありません。
しかし、浮気して家に帰らぬ夫を待つ妻、出す食事に気持ちが入らないのも仕方無いもの。
お金についても、一家の家長が給料を渡すのは当たり前ですし、貯金の額なんて確認しようも無く、彼女へお金を使えない事を、かわいそうな男を演じて暗に示していた可能性だってあります。
真実は闇の中ですが、籍無く会いを得たと想う愛人と、籍ありお金と社会的保証を得た妻の立場は、どちらが利があると言えるのでしょうか。
夫の家出には本当に深刻な問題が隠されている事もあります。
人間関係に悩まれていたAさんの夫。
苦学生だったAさんの夫は、同じ大学で知り合って交際が始まり、卒業後結婚されて幸せは永遠に続くものだと信じていました。
最近 勤務先、取引先の人間関係に悩んで居るのは薄々感じてはいたそうです。
「夫から話してくれるまで待とう」と思っていた矢先のこと。
数日後 帰宅したAさんが夫の財布、免許証、携帯がテーブルの上に置かれたまま 夫の姿が見えない。
慌てて近所を探したが見つからない。
もしかして?・・・警察に駆け込んでいきましたが、「財布や携帯を置いているのなら直ぐ帰って来るでしょう」と届は不受理。
「もう少し待ってみてください」との回答だったそうです。
そんな中、至急での夫探しの探偵依頼でした。
奥様からの情報を元に数名の探偵で調査開始しましたが、数日経っても見つからない。
夫の行方が判明したのは1週間後です。
自宅の近くで自死という結果でした。
失踪して間も無くの事。調査依頼に来所なさった時点で既に手遅れの状況だったのです。
本当に悲しい結果になりました。
その後自死した夫の遺書が発見されました。
人間関係に悩み、苦しみ辛い日々だったと記されていたそうです
「夫の悩みを聞いていたらもう少し変わっていたのかも知れません。」と夫への懺悔と後悔が残りますと言われた言葉に胸が痛みました。
急に一人になりたいと言い出した30代後半の夫の事例です。
結婚10年目 子供にも手が掛からなくなった頃、自分の時間が欲しいと言い出した夫。
会社でも中堅クラス、一番大変な時期かなと思ってはいたけど、「同じ町で別居っておかしいよ」と反対した妻と口論になりました。
しばらくは何事も無く過ごしていたのですが、ある日の朝出勤時、いつもと違う表情で家を出た夫。
以降は、帰宅時間になっても帰って来ない。
LINEメールすると既読無視されていた。
その状況で「何が起きたのか不安ばかりが広がって、何をしたらよいのかわかりませんでした。」と妻は当日の事を話されていました。
翌日、勤務先に連絡したところ2~3日休みますと連絡が入り一安心でしたが、帰途先は不明。
その後、無帰途先を確認した処、とあるマンションの一室でした。
単なる浮気、不倫ってやつです。
家出の理由って「女との浮気ですか!!」と、妻は心配のあまり理由を聞いて今にも殴り込みに行きそうな勢いでしたが、制止しました。
不貞が理由で家出した夫曰く、「浮気相手は優しかった」「話を聞いてくれた」「新鮮だった」等と馬鹿な事ばかり言っていたそうです。
「一人になりたい」と言い出すような得体の知れない理由を言って家を出るようなケースは女性問題が内在している事が殆どですから要注意です。
ご夫婦間の信頼関係は簡単に戻る事はありません。
浮気夫もバカな事はせず、信頼関係回復に努めて欲しいものです。
冷静に考えれば避けられる「夫の家出」もあります。
緊急性を要する夫の家出もあれば、無責任に家出する夫達もいると云う訳です。
後者のその心理は我が儘そのものであるとして、家出には理由と目的があります。
夫の家出の背景を気付く事が一番の回避に繋がります。
家出の理由、目的も分からなければ、事件性があり危険だと言えると云う事です。
そうでなければ、家出の兆候はあったはず。
人間関係、家族間トラブル、借金問題、不倫問題など女性特有の目付けや勘が回避の一助となる可能性が高いでしょう。
夫が家出したケースの依頼人妻からお話しをお聞きすると、夫が家出する前の兆候として下記の内容が聞かれます。
この兆候は、一貫性が認められないものの、関わりを拒否したいと言う気持ちが透けて見えます。
問題から逃げたいという想いがあり、結果として家出という行動へ、衝動的に出る事があります。
その衝動的な行動の一つが、妻子をおいて家出する選択となった訳ですが、根底では家出する程の理由を知って欲しい、知らせたいと云う気持ちがあるものと計り知れます。
夫が家出し逃避先へと逃げ込む前に、出来る事はあるはずです。
と理由は色々ありますが、ともあれ家出した事を責めるのでなく、問題解決への協力や、その心情に理解を示してあげる事も大切です。
そうしなければ逃げ場を外に求め、再び行き先が分からなくなってしまう事もあり得ます。
昨今、何事もメールで済まそうとする傾向があるためか、人との会話が苦手という人が多くなったと聞きます。
せめて大事な事は、目と目を合わせて話す事が重要です。
メールでは言葉足らずになったり、表情が見えず、相手の真意を知り得ないからです。
毎日を共に暮らす夫婦、家族であるからこそ、理解し合える関係でいたいものです。
勿論、単なる女性関係だったら、ぶっ飛ばしたいものですが。(冷汗)
夫婦関係が確りしていれば、家出する前に気付けたかも知れない。
そんな後悔へと致る場合もある訳ですが、皆さんの夫婦関係を推し測り、関係を良くするための幾つかのチェックリストをお作りしてみました。
など挙げてみました
「11月22日」いい夫婦以外に「4月22日」よい夫婦の語呂合わせで記念日があります。
夫の家出を防止するためには、少しだけ相手を気遣えば家出が回避できるかも知れません。
それでもすれ違いが生じてしまい、行方探しの必要が出て来た場合は、当探偵・帝国法務調査室にご相談頂き、皆様の一助になれればと願っております。