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探偵が身元・結婚調査で破談に追いやったわけ

探偵が身元・結婚調査で破談に追いやったわけ

 結婚前に調べる相手方家族についての調査依頼ですが、お調べの殆どのケースに問題が内在している事が多いもの。
探偵依頼の場合の殆どは怪しいから依頼される訳で、時折、結婚相手の身元調べにおいて判明するのは想定内の想定外の問題点。

「結婚を前提に身辺調査したら破談した」等と云うケースの内容は、恋愛中の男女が止む無く別々の道を行く事になる程、時として人生を左右する大きな問題であった事を知る事になるでしょう。

交際を経て婚約し、結婚を夢見て進む交際関係、その裏に大きな問題を持つ相手であった場合であっても、皆さんは平気ですか?

愛があれば必ず乗り越えられるとお思いになりますか?

そこで今回は結婚直前に身辺調査したら破談になった実例や理由、所見等を挙げてみました。

ご依頼の過去事例です。

目次

■金銭感覚と借金問題

些細な事のようだけれど、結婚して家族となった場合に無視できないのはお金の問題です。

結婚適齢期の女性Aさん、仕事一筋で頑張って来て29歳の今、交際3年の彼B氏との結婚を考えるようになったと言います。

一緒に過ごす中で、気になったのはお金の問題。

37歳の彼、きちんとお勤めもし、所得も得ているのですが、結婚の話になった折「結婚式ってお金かかるんだよな。貯金無いしな。」とつぶやいたひと言。

それに引っ掛かった。

よくよく注意して彼の経済面を振り返り観察して見ると、相応の身の回り品は持ち合わせているが、確かに貯金は無さそう。

8歳年上の彼に余裕の経済状態を多少は期待しつつではあったが、貯金が数十万しか持ち合わせていない事に不安を覚えたと言います。

そこで結婚調査をするべきと、当探偵事務所へ来所されました。

主体は金銭問題と金銭感覚。調べると分かった事として、本人は金融機関から多額の借金がある事と共に、本人のみならず実家の両親も借金を繰り返し、破産していた事実がある事でした。

更に深めて行くと、彼B氏は過去に離婚歴があり、前妻との間に子供が2人いた。

養育費を月7万円渡しており、趣味のパチンコも相俟って、貯蓄へ回す資金も無く、20代後より現在まで収支トントンの生活を続けて今、依頼人Aさんとの交際を続けている状態だった。

要するにあったら全部使ってしまう基本浪費家の資質。

「Aさん随分悩まれましたよ。」と話す担当調査員。結果選ばれたのは結婚はしない、交際も止め別れると云う選択でした。

■交際相手の異性問題

探偵が身元・結婚調査で破談に追いやったわけ

24歳の娘Dさん。

アプリで知り合った27歳の男性E氏と親しくなり交際。

たちまちE氏は彼女の一人住まいの部屋へ入り浸るようになった。

若い娘でもあり直ぐに妊娠。

それを知った後の依頼人D女の親Gさんは、娘を産婦人科へ連れて行くと、既に法律上の堕胎期間を過ぎてしまった事を知ったのでした。

Gさんは、男を呼び出し、大変な事態とはなったが大切な命を授かった事を諭し、二人の結婚を進めて行く事が最善だと話し、E氏へ了承させた。

男は女性のご両親に「宜しくお願いします」と頭は下げた中、結婚式をしたいと云うDさんの希望に基づいて式場を探していたものの、E氏は非協力的で、非情に消極的だった。

「年も年だし」等と言いながらのらりくらり。

そんな中、コロナウィルスによる緊急事態宣言が発せられる等、社会不安が蔓延する中、結婚式どころでは無く、まずは出産を一番にと動き出した。

そんな中、E氏は徐々に徐々に深夜の帰宅、外泊を重ね、娘さんが臨月に入った頃には、帰らなくなり、Dさんは出産準備もあって実家へ帰っていた。

電話を鳴らしても出ない中、G氏は娘に「彼の実家はどこなんだ」と尋ねると、E氏へ実家へ挨拶に行きたいと言っても、「コロナだから」「うつったら大変」「実家は●●市のイオン、ほらあのイオンの近く」などという程度でハッキリ説明は受けていなかった。

免許証を見た事があるが、記憶しておらず、ハッキリしているのはその実「名前と生年月日、ラインIDだけ」と云う事になったのだった。

行方が知りたいとDさんとGさん親子が当探偵事務所へ依頼なさった後、住所は程無く判明しました。

実家暮らしと聞いていたが、実は別に住居を構えている事。

その住居で妻子と暮らしている事も。

そのきらいはあったと言います。

「スマホは出ないし」「ラインも見ない」「車で来た事があって、子供のチャイルドシートが乗っていた」など・・・。

探偵が身元・結婚調査で破談に追いやったわけ

結果的にE氏は、浮気相手を探してアプリをさ迷っていた不倫癖のある性質の悪い男だった。

男の妻からすれば、妊娠した被害者であったとは言え、娘さんのDさんは浮気相手に過ぎなかった。

両親であるGさんご夫妻はこう話します。

二人の女性を傷つけ、更に一人の子供の人生も傷つける事になります。
決して許される事ではありません。
「父親になる自覚も無い男、それなら反省のしようもある。しかし、他に妻や子供がいてはね・・・。」と。

■病気・遺伝性疾患問題

病気や遺伝性疾患の問題は、当人よりもその家族、両親や兄弟姉妹に遺伝性疾患を有する者がいないか調べて欲しいと問われる事があります。

先天性であれ後天性であれ、確かに遺伝形質的な病はありますが、結婚相手と会人がなりたくてなったものでは無い。
ある種、差別的一面が内在するのではないかと感じられますが、「知りたい」とする方がいる。

知ったとて、と云う一面がありますが、知っていれば今の時代、予防できるのだから事実を話しておくべきと云う向きもあり、当事者となれば黙っていた事をもって騙されたと認識する事もしばしばで、各種議論があるのも事実でしょう。

■破談になる「原因」と「別れる判断基準」

結婚直前 結婚調査をしたら破談になる「原因」と「別れる判断基準」って本当に難しいものです。

上記の例の一部のように明らかに問題点があるのであれば、破断は勿論、慰謝料請求や養育費等の問題へと進み行く悲しき事案であり、破談に迷いをありません。

問題は、本人以外の家族が抱える問題だったり、不良な過去であったりと『今はいい』『本人はいいものの、他が問題』と云った当事者以外の事ではあるが、家族になるとなれば無視はできず、注意すべき関係者らをどう判断するべきか、非常に難しい提題が残ります。

家同士の相性問題、恋人同士の関係であればお互いの両親は関係ないでしょうが、結婚は「家と家の結びつき」と言うように家族ぐるみのお付き合いに進んで行きます。
家のしきたりや習慣価値観等重要視しなければなりません。

結婚調査依頼をなさるご家庭によっては、たとえ彼や彼女との相性が良くても家同士で見た際、価値観や常識があまりにも違いすぎるとなれば「将来に渡って家族関係を維持できない」として破談にしてしまう方々も中にはいらっしゃるもの。
結婚後に家族として一緒に過ごすイメージが湧くものか。
3年後、10年後、そして30年後も一緒に過ごしているイメージが湧き得るのか。

湧くはずも無い30年後のイメージを見せてくれる、そんな優しい相手の人柄を想う事ができれば迷いはないでしょう。
しかし、出会う相手のすべてが、迷う余地も一切無い相手ばかりであるはずはありません。

結婚は一生の事となり得る事、時として不幸を背負う可能性を思えば、慎重に慎重を期して良く考えるべきで、一時的な感情で決めて欲しくないと言うのが子を持つ親の気持ちでしょう。

安易な出会いが多い時世です。
相手の素性も知らずに関係をもった。
詐欺等に遭われたなどと多く聞かれます。

男女の関係になってしまった後、弱い立場に立たされる女性はたくさんいます。

結婚前提の相手、出会いの場も今風です。
出会いサイト系が多いからこそ素性が知れない
身辺調査をしたら、みえなかった相手の素性、浮気問題 金銭問題(借金、ギャンブル癖、浪費癖)人間関係 家族問題等が多くの問題点が見えて来ます。

調査する事への罪悪感が少しありましたと言う方もおられます。

しかし、調査によって、もし、相手の浮気、金銭問題、家族間(親兄弟)問題等が判明したとしたら、それでも罪悪感を持つべきなのでしょうか。

真実を知る事は、慎重な判断の下、前に進む道しるべの最たるものかも知れません。
想定外の事が多い今の時代だからこそ結婚前に相手の素性を知っておくべき処、あなたにとって、安心で、最高のパートナー選びの一助になれれば、そう願っています。

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