夫の浮気調査｜久留米市で明かされた夫の二重生活

下記調査事例は数多くの実話に基づくフィクションです。

久留米市の浮気調査：背後に潜む真実

久留米市の住宅街に佇む一軒家。その中で、山上達朗（仮名・27歳）は妻、マリア（仮名・26歳）の帰りを待つことなく、自分だけの時間を勝手気ままに過ごしていた。
マリアは実家で産後の養生をしていた。2年前に社内恋愛の末、結婚し、順調に見えた夫婦生活。だが、妊娠と同時に全てが変わってしまった。

彼女は、妊娠を機に福岡市内の実家に戻ることを選んだ。出産後も、しばらくは実家で過ごすことに。だが、そこで夫の言動に異変が生じた。「もう無理だ」「帰って来なくていい」「俺の親だって、お前のことは良く思っていない」。冷たい言葉がまりあの耳に響くたびに、胸の奥が締め付けられた。

疑念の始まりと浮気調査の依頼

「浮気しているんじゃないか？」――それがマリアの頭をよぎった瞬間だった。友人に相談すると、きっと浮気しているだろうと同意見ばかりだった。マリアは意を決して、当探偵事務所に連絡をした。彼女の直感が正しければ、夫は妻・マリアの不在や単なる仕事のストレスでこんな言葉を吐いているわけではない。

浮気調査が始まると、夫の日常は平凡だった。久留米市内の職場へ車で行く事もあれば、時折、職場の支店へ出向く為、JR久留米駅の併設の立体駐車場へ自家用車を停めて電車移動する。そんな車中心の生活だった。

車輌尾行－真実の追跡

調査を進める中で、達朗の車はゆめタウン久留米を過ぎ、宮ノ陣の住宅街にある小さなマンションに入っていった。駐車場に停まった車から降りた彼は、部屋のインターホンを押し、ドアが開くと中に消えていった。
その夜、達朗はそのマンションで一晩を過ごした。調査員はマンションの外にある薄汚れたベランダから一瞬だけ見えた、長い髪の女性のシルエットを確認した。それだけで、達朗の浮気を確信するには十分だった。

だが、達朗の行動はそこでは終わらなかった。翌日、女を車に乗せると、鳥栖市から筑紫野市、さらに福岡市の百道浜まで一般道を使い、福岡タワー近くで車を停めた。二人は車から降り、潮風を受けながら海岸を歩き始めた。二人の背中を夕暮れが照らし、その静かな波の音が、彼らの密かな関係を隠していた。

浮気の証拠とその後

その後、達朗は浮気相手と福岡都市高速道路「百道ランプ」から太宰府方面へ向かい、大野城市のラブホテルにチェックインした。そこは、スイーツの食べ放題で良く知られたホテルで、若い女性に人気のある場所。宿泊した翌朝6時、達朗は彼女を久留米市宮ノ陣へ送り届け、何事もなかったかのように八女市の実家に戻った。

浮気相手の写真を依頼者であるマリアに見せた際の彼女の表情は暗い。写真に映る女性は、彼女にとって全く見知らぬ顔だった。しかし、夫の職場に勤める友人に確認を依頼すると、その女性は転勤先の支店にいる派遣社員であることがわかった。
達朗は独身だと偽り、この女性と不倫関係を築いていた。さらに、彼はこれまでにも同様の手口で、複数の女性と関係を持っていたことが判明した。

妻の苦悩と夫の言い訳

マリアは、浮気が発覚した今も、夫との離婚を考えかねていた。子供のこともあり、簡単には決断できない。しかし、達朗に浮気を問い詰めても、彼はきっと真実を話さないだろう。「何もしていない」「Hまではいっていない」――彼は言い訳を並べ立て、逃げ続けるに違いない。

そこで探偵は、マリアに助言をした。「浮気調査の報告書を敢えて見せる必要はありません。彼に、百道での散歩やドライブデート、ホテル名、さらに浮気相手の名前を少しずつ話すんです。最終的には、彼は自ら認めざるを得なくなるはずです」。その言葉に従い、マリアは冷静に夫を追い詰めた。

達朗は浮気を認めたが、それでも実家から戻ることを拒んだ。彼の態度は、まるで自分のプライドを守るための防衛反応のようだった。しかし、探偵としての私の視点から見れば、父親となった男がそんな小さなプライドにしがみつく姿は滑稽に映った。彼は本当に家族を守る覚悟があるのだろうか――そんな疑問が胸に広がったが、それは依頼者に伝えるべきことではなかった。

探偵の視点から見た結末

浮気の真実が明らかになった後も、夫婦の未来は不透明のままだ。マリアが下す決断は、彼女自身の手に委ねられている。夫が有責配偶者である以上、主導権はこちらにある。子供の親権も同じだ。
私たち探偵の仕事は、あくまで真実を明らかにすることにある。夫婦の未来をどう導くかは、彼ら自身の問題だ。

私たちは多くの浮気調査を手掛けてきたが、それぞれの家庭にそれぞれの決断がある。今回のように、夫の裏の顔を暴き、依頼者が人生の選択をするための手助けをすることが、我々の役目なのだ。あなたがどんな悩みを抱えていても、決して一人で抱え込まず、相談してください。