NEW!25年我慢した妻が選んだ道─W不倫の証拠と共に下した決断は!?

こんにちは。「帝国法務調査室」相談部の赤崎加代子です。

春の気配が遠のき、日差しが肌にじりじりと感じられる季節となりました。紫外線のピークを迎えるこれからの季節、特に女性にとっては肌への影響が気になる時期でもありますね。熱中症や日焼けへの備えも必要な中、私たち探偵の現場スタッフは、今日も日差しの中で依頼人のために動き続けています。

私、相談員として長い年月取り組む中で毎回思う事は、様々なお悩みお抱えの方々へ、
私「この人の為に何が出来るのか?」「何をしてあげられるだろうか?」と考えます。

確り悩みを聞く事から、本人がどうしたいのか解決策を見つけて、問題解決に向かって寄り添う事しか出来ません。

そんな中、思い出すご相談の1つをお書きしたいと思います。
今回は、「ずっと我慢してきた私を、これ以上裏切らないで」と声を震わせながら相談に来られた、ある女性についてご紹介させてください。

25年我慢した妻が選んだ道─W不倫の証拠と共に下した決断は|探偵事件簿-福岡

■ 25年間、母として、妻として、我慢してきた日々

彼女は、学生結婚をして25年。子どもたちはすでに独立し、夫婦ふたりだけの生活が始まった矢先の出来事でした。

ある週末、夫は「飲み会がある」と深夜に帰宅。その翌朝、洗濯物の中にあった濡れた下着を見つけた彼女は、夫に問いただします。

翌朝洗濯機を回そうと洗濯物を手にしたら、少しだけ濡れた衣類があるように感じでられました。

手に取ると、濡れた夫の下着が入っている?
何!これは?朝から大きな声で「あなた!この下着は何?」
「何だよ・・近所迷惑だろう」と起きてきた夫。

子供もいないし、夫と二人きりですからご近所さんなんて気にしてもいられませんでした。
「これ!この下着は何?何で濡れてるの?」
「あっ それは・・粗相(そそう)をしたから洗っただけだよ」と慌てた様子の夫
下着と粗相→と言う事は浮気でしょうと思ったのでした。

「またか…」彼女の胸には、何度も押し込んできた不信感がよみがえります。


■ 積もり重なる小さな我慢が、ある日限界を超える

これまでにも、「出張だ」「仕事の付き合いだ」と言っては家を空ける夫。家庭のことは後回し、典型的な“昭和の亭主関白”だったといいます。

彼女自身は、夫に合わせ、感情を押し殺し、波風を立てないように過ごしてきました。誰にも打ち明けられない不安や不満、孤独と悲しみが、彼女の中で静かに積もり積もっていったのです。

「私ばっかりが我慢して、何だったんでしょう…馬鹿みたいですよね」

相談室で、彼女はぽつりとこうつぶやきました。


■ 「自分が悪い」と思い込んでいた日々からの目覚め

彼女は、夫の浮気を知っていながらも見て見ぬふりをしてきました。「私さえ我慢すれば、家族は壊れない」そう信じていたのです。

「きっとわかってくれる日がくる」——そう願って、気づけば自分の感情や意思を封じ込める癖がついていた、といいます。

子どもたちに知られたくない一心で、表面上は平穏な家庭を装い、根本的な問題からは目を背けてきた。そんな彼女が、ついに心を決めた瞬間——それは、濡れた下着ではなく、積年の痛みの堆積が導いた決断だったのかもしれません。


■ 調査の結果:浮気は「常習化」していた

彼女の強い意志を受け、当社で浮気調査を開始。

結果は衝撃的でした。

  • 浮気相手の女性とディナーのあとホテルへ
  • その頻繁に会っていた女性は、夫の同級生で既婚の女性で長い関係
  • 別の日にはキャバ嬢の女性と高級店で外食、出勤前の同伴後に夜のお店へ

つまり、「W不倫」の状態プラス、遊び倒して散財していました。

経済的に苦しい時期にもかかわらず、夫は無神経に女性との関係を続けていたのです。

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■ 「もう遅いです」——女性の決断と再出発

彼女は証拠を揃え、離婚訴訟へと踏み切りました。

浮気相手の女性には慰謝料を請求。1年後、離婚は無事に成立。彼女は静かに、そしてしっかりと「自分の人生を取り戻す一歩」を踏み出したのです。

「我慢しないで、伝えるべきことは言葉にして伝えていきます」

今ではそう笑顔で話してくれます。

そうです。選び取った道を「正解だった」と思えるように進むこと。それこそが、本当の意味での“再出発”なのかもしれません。


■ 最後に——私たちができること

誰かの人生の転機に立ち会うたび、私は改めて思います。

「私はこの人のために、何ができるだろう?」

相談員として、できることは限られています。ただ、話を聞き、その人が本当に望む未来へ進むための“支え”になること。それが私の仕事であり、願いでもあります。

どうか、皆様の人生が幸せに向かうものでありますように。