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はじめまして、こんにちは。
帝国法務調査室の赤崎加代子と申します。
ここ数日は、ポカポカとした春の陽気が続いていますね。お散歩に出かけると、つい足取りも軽くなりませんか?
私自身、春になるととくに楽しみにしているのは旬の食材です。たとえば今は新タマネギが柔らかくて甘みもあって、本当に美味しいですよね。
生の新タマネギをスライスして鰹節と醤油をかけるだけのシンプルな食べ方も格別ですし、スープにしても甘みが際立って「あぁ~美味しい」と思わず声が漏れてしまいます。
栄養面でも、タマネギには血行改善や疲労回復、免疫力の向上、抗菌作用など様々な健康効果が期待できるそうですよ。春の味覚を楽しみながら、身体のことも気遣えるのは嬉しいですよね。
さて、新年度が始まるこの時期は、新しい出会いや贈り物をする機会も増えるように思います。プレゼントを選ぶときって、相手が喜んでくれる姿を想像しながら一生懸命悩みますよね。ところが、そのプレゼントが“浮気相手”へのものだとしたら……。そんな話を聞くと、少し胸がざわついてしまうかもしれません。
今日は実際に「高価なネクタイ」をきっかけに浮気を知ることになった、ある40代女性のご相談事例をご紹介させていただきます。
ご相談者の女性は、ある日、ご主人が出張から帰宅した際に「洗濯物を取り出そう」とカバンを開けました。すると、カバンの奥から出てきたのは見覚えのない某ブランドの紙袋。
あれ、私へのサプライズかしら? 何かの記念日かな?
そんな期待を抱きながら中身を確かめてみると、そこには上品な箱が入っており、それを開けると出てきたのは高価そうなネクタイでした。
夫が自分で買うタイプではないのに…まさか、自分で選んだのかしら?
おしゃれに関しては奥様任せだったというご主人。怪しさを覚えつつ目を覚ましたご主人に質問すると、なぜか激しく怒りだしたのです。
お前、勝手に開けたのか? 俺のじゃない。預かっただけだ!(怒)
という曖昧な言い訳に加え、「もう話したくない」という態度を取られてしまった奥様。それ以降、なんとなくお互いぎこちない雰囲気が続き、やがて会話のない日々へ。
「どうしてもあのネクタイの送り主を突き止めたい」という気持ちが日に日に高まっていったそうです。
そんなある日、ご主人が車の洗車をしているすきに、テーブルに置き忘れたスマホをつい手に取ってしまった奥様。
もちろん、夫婦間であっても勝手にスマホの中を見ることはプライバシーの侵害とみなされ、民事上の不法行為として損害賠償が発生する可能性もあります。証拠として使えないどころか、後々こじれてしまうことも少なくありません。
それでも、「どうしても確かめたい」という思いが勝ってしまったのでしょう。ロックは簡単に解除でき、LINEを調べたところ、表示欄には無かった非表示リストの中に女性の名前が見つかりました。
意を決して開いてみると、その女性とのやり取りが何年も前から続いていたことが発覚。
女性との写真や、食事、出張と出掛けた日にデートを楽しむツーショットなど、目を疑う内容がたくさん出てきたのです。
更には、夫と相手女性が子どもの話をしていたり、奥様の欠点や悪口を共有していたりと、読んでいて胸が痛むやり取りが残されていました。
そこには確かに、「T君(ご主人の名前)に似合うネクタイを選んだよ」というメッセージ。つまり、あのネクタイは明らかに浮気相手からの贈り物だったのです。
驚いたことに、その女性はシングルマザーで、お子さんを二人育てている方。ご主人と同じ会社の“先輩”らしく、以前からご主人が何度か「先輩がこう言っていて…」と話していた記憶があったそうです。
プレゼントといえば本来、相手を思いやる気持ちが込められているものです。でも、今回のように浮気相手が「わざと奥様に気づかせるために」贈り物を用意するケースもあります。
なかには、 「奥さんに存在を知らしめたい」 という思いであえて形に残るものを渡す“挑戦状”のようなパターンもあるのです。
その後奥様は「これは自力で解決するのは難しいかもしれない」と感じ、私たち探偵事務所にご相談くださいました。
実際に浮気調査を進めると、直ぐに結果は明らかとなりました。
今回、調査の過程の詳細は省略しますが、出張のはずのご主人が予定より1日早く戻り、女性宅に外泊。残業と言っては職場のある天神から少し離れた博多区内で女性と待ち合わせ、買い物を済ませた後、荷物を持って女性の自転車を押し、子供の女性宅へ入っていく姿が確認されたり。決定的な証拠を複数とることができ、さらに相手女性の身元もしっかり判明しました。
思った通り、浮気相手の女性の存在を突き止めた奥様は、一気に頭が真っ白になり「これからどうしたらいいのか分からない」と悩まれました。
突き付けて問い詰めるべきか、しばらく様子見するべきかとの事でしたが、最終的には「迷ってばかりではいられない。いつまでもくよくよするよりも、解決に向け一歩踏み出すのがきっと私らしい選択です」と覚悟を決められたのです。
結果的には、夫は浮気相手の女性と別れ、家庭に戻る事に。しばらくは奥様も、トラウマとなって苦しんでいらっしゃいましたが、ご自身が強くなって自信を付ける事によって、不安が遠退いて行かれました。
今までは結婚してからずっと夫を頼りに生きてきたという奥様でしたが、今回の件を機に少しずつ自分の気持ちやこれからの未来に目を向ける事により、夫婦間の対等な立場と、ご不安の解消に繋がったと感じています。
時折、お電話頂きますが、これからまだ色々なご苦労があると思いますが、わたしたちは味方としていつまでも応援しています。
「プレゼント」は贈る相手への愛情や好意がダイレクトに伝わりやすいものです。さらに、人は何かを贈られると「お返しをしなくては」という心理(好意の返報性)が働きます。
この心理を利用して、浮気相手がパートナーを取り込もうとすることは珍しくありません。今回のようにネクタイを贈るのは、特に**「束縛の意味合い」**が含まれている場合もあるそうです。
小さなキーホルダーや雑貨をカバンのポケットや車のダッシュボードにこっそり忍ばせたりする手口もありますから、大切な家族(夫や妻)の持ち物を時々チェックすることも、身を守るうえで必要かもしれません。
もしも「ちょっと怪しいかも」「でも、どうしたらいいか分からない」と感じたら、一人で抱え込まずに専門家へご相談ください。
探偵事務所に依頼することには勇気がいるかもしれませんが、私たちプロが関わることで、正確な事実をきちんと把握できる可能性が高まります。
後悔しないためにも、確実な証拠とともに冷静に対応することが大切です。
――以上、帝国法務調査室・相談部の赤崎加代子がお届けしました。
春の暖かな陽気とともに、新しい季節を心穏やかに迎えられますように。もし今、同じように悩まれている方がいらっしゃいましたら、どうか一人で抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。あなたが前を向けるよう、私たちはいつでもお力になります。