NEW!裏に潜む“見えない裏切り”――優しい夫のW不倫発覚と妻の覚悟【前編】

こんにちは、「帝国法務調査室」相談員の大塚律子です。

暖かな季節が到来し、桜の花も散り始める頃ですね。4月は新入学や新社会人が増える時期。「卯月(うづき)」とも呼ばれますが、「陽春」という美しい呼び名もあります。その名の通り、心躍る明るい季節——と思いきや、実は別れや裏切りが静かに表面化しやすい時期でもあるのをご存じでしょうか。新しい出会いが増えれば、その分「リスク」も生まれてしまうもの。
あるリサーチ会社の調査では、「春先に浮気や不倫の疑いを抱き始めるケースが増える」というデータもあるほどです。まさに陽気な雰囲気の裏で、誰しもが抱えるかもしれない人間関係の暗い影が潜んでいるのかもしれません。

裏に潜む“見えない裏切り”――優しい夫のW不倫発覚と妻の覚悟【前編】|探偵事件簿-福岡

さて、今回ご紹介するのは、夫のW不倫(ダブル不倫)を知ったNさん(妻)のご相談です。3年間の結婚生活を「誰もがうらやむほどの仲睦まじい夫婦」と思っていたNさんでしたが、ある日突然、夫の裏切りという現実に直面します。まさか自分が“浮気被害者”になるなんて想像もしなかった——これは、そんなNさんの決断までの道のりのお話です。


■ 夫の優しさと「ラブラブ夫婦」の裏側

Nさん夫婦は結婚3年目。ご夫婦そろって共働きですが、夫は家事にも積極的。周囲の友人からは「ずっと仲良しでラブラブだね」と羨望のまなざしを向けられるような理想の夫婦でした。
「そろそろ子どももほしいな」と幸せな未来を思い描いていたNさん。夫も「早く子どもがほしいね」と言ってくれることがあり、何の疑いもなく“良き夫”として信じていたそうです。

ところがある日、リビングのテーブルに置いてあった夫のスマホにLINEの新着通知【❤❤】が…。一瞬だけ見えたハートマークが妙に気になり、普段は夫のスマホを見たことがなかったNさんでしたが、「ただのスタンプかな?でも気になる…」という思いに駆られて画面を開いてしまいます。すると、そこには信じたくない不倫のやり取りがズラリ。ショックで思わず手が震えるほどの衝撃でした。

裏に潜む“見えない裏切り”――優しい夫のW不倫発覚と妻の覚悟【前編】|探偵事件簿-福岡

A子「またあのホテル行こうねー」「だいすき
夫「オレもだいすきー」
A子「❤❤

少しトーク履歴を遡ってみると、もっと生々しいメッセージが次々と出てきます。しかもA子さんは既婚者で子どももいるという、いわゆるW不倫状態でした。
「あの優しい夫が、まさか…?」
目を疑いつつも何度確認しても、やはり浮気の証拠が次々と飛び込んできます。結婚生活3年目であるはずが、トークには「2周年記念」の言葉まで。どうやら結婚1年後にはもう関係を続けていたようでした。

Nさんにとって3年間の想い出が一気に崩れ去った瞬間。「夫と築いてきた信頼は全部ウソだったのか」と呆然とするしかありませんでした。


■ 離婚か? 再構築か? ゆれるNさんの心

不倫発覚直後、Nさんはショックと怒りに震えながらも、「もしかしたら私が気づかないほうが幸せだったのかも…」と思うほど、何もかも信じられなくなっていました。
しかし、A子さんとのメッセージには、もっとNさんを傷つける内容があったのです。

A子「早く一緒になりたいな」
夫「嫁に離婚を言ってるけど、イヤだと泣きわめいて…」
A子「えー!大変だね。早くあなたを解放してほしい」
夫「早く二人きりで過ごしたいね」

ここではっきりと、自分を“邪魔者扱い”している夫の姿を目の当たりにしたNさん。「今まで『Nのことを世界で一番大事にしてる』とまで言ってくれていたあの夫が…」と、心が張り裂けそうになります。大事に思っていた分、裏切られた傷は深くなるばかりでした。

そんな時、Nさんは自分の気持ちを整理しようと親友に相談。
「実は夫がW不倫していたみたいで…。私、離婚したいと思う」
と打ち明けたところ、親友からは「絶対に証拠を集めたほうがいい」「慰謝料をもらうべきだ」と強く勧められます。

Nさん自身は「慰謝料なんていらない…」と思うほど呆れ返っていたのですが、親友はこう話します。
「浮気されて傷ついたのに、離婚したら何も残らないよ? あなたはただ“裏切られて終わり”になってしまう。そんなの後悔するに決まってるよ!」

夫に裏切られた心の痛みを考えても、**“証拠の確保”**は今後の自分を守る大きな武器になるからです。特に離婚調停や裁判が視野に入る場合、決定打となるのはやはり「不貞の証拠」。慰謝料の増減だけでなく、条件交渉や精神的なダメージケアにも大きく関わってくるのが現実です。

裏に潜む“見えない裏切り”――優しい夫のW不倫発覚と妻の覚悟【前編】|探偵事件簿-福岡

こうしてNさんは、家族や自分自身を守るために、証拠を集めることを決断しました。ですが、長年愛してきた夫に対する“まだ好きな気持ち”がゼロになったわけではないので、そのせめぎ合いでNさんの心は揺れ続けていました。


■ 調査開始──優しさを見せる夫、そしてさらなる事実

当探偵事務所に依頼したNさんは、自分が普段通りに振る舞うのがどんなにつらいことか、身をもって痛感するようになります。
ある日の夕食時、夫は疲れている様子のNさんに優しく声をかけました。
「疲れたでしょう。今日は俺がご飯作るから、先にお風呂に入ってきたら?」

そんな言葉をかけられると、「こんなに優しいのに、不倫しているなんて…私が何か悪かったのかな?」と自分を責めたくなる瞬間が何度もあったそうです。でも、繰り返しお伝えしたいのは、**「パートナーの裏切りは決してあなたのせいではない」**ということ。裏切る側は、どれだけ相手が尽くしていようと不倫に走ってしまうもの。それが人間の弱さであり、怖さでもあるのです。

裏に潜む“見えない裏切り”――優しい夫のW不倫発覚と妻の覚悟【前編】|探偵事件簿-福岡

案の定、夫はその翌日には再びA子さんと密会しラブホテルへ…。探偵によって、バッチリ証拠が押さえられました。これでようやくNさんは夫と話し合い、一つの区切りをつけられると思った矢先、さらに衝撃的な事実が発覚します。

夫のスマホに、見覚えのない女性(B子さん)からのメッセージが何度も通知されていたのです。

B子「明日の泡風呂、楽しみ!」

どうやら夫は、A子さん以外にB子さんとも親密な関係にある模様。LINEのやり取りは比較的新しいものの、二股ならぬ“三股”状態になっている可能性も…。思わずNさんは、「一体いつから、そんなに女性関係を…?」と頭の中が真っ白になってしまったそうです。

当然、これでは夫と離婚話を進めるにしても、新たな女性問題が加わり、状況はさらに複雑に。もうしばらく証拠収集を続けるか、あるいは夫にすべてを打ち明けて真実を問いただすべきか——Nさんの心労は極限に達していくのでした。


■ 続きは次回で…

Nさんは夫に直接、離婚の意思を伝える前にB子さんの存在を確認すべく、調査を延長することを決めました。もし夫が二重・三重の不倫を重ねていたなら、それらをすべて明らかにし、然るべき責任を取ってもらわなければなりません。
しかし、この期間はNさんにとって地獄のような日々。優しかった夫への想いと深い裏切りのショックが綯い交ぜになり、まともに眠れない日々が続きます。

「こんな思いをするなら、いっそのこと何も知らずに暮らしていたほうが幸せだったかもしれない…」
誰にも言えない苦しみを抱えながら、それでも立ち止まらず証拠を追うNさん。彼女の本当の戦いはこれからが本番といえそうです。

この後、Nさんはどのような決断をし、どんな道を選ぶのでしょうか。詳細は次回のブログでお伝えいたします。


■ 一人で抱え込まないで

夫婦の問題はとてもデリケートで、なかなか人には話しづらいもの。だからこそ、「誰にも相談できない」と苦しむ方が少なくありません。けれども、**“信頼できる友人や専門家に相談する”**ことは、より良い解決への大きな一歩になります。
特に、不倫や浮気のような問題では、単純に「許す・許さない」だけでなく「証拠をどう確保するか」「離婚するか、再構築を目指すか」など、複雑な判断が求められます。信頼できる第三者のアドバイスがあれば、心が折れそうなときに少しだけ踏ん張れるものです。

私たち「帝国法務調査室」では、このような不倫問題や離婚のための証拠収集といった調査はもちろん、あなたの今後をどう進めるか、一緒に整理しながらサポートいたします。
「パートナーの様子がおかしいけど、どうすれば…?」
「証拠がないのに不倫を疑うなんて、私が悪いのかも…?」
そう思ってなかなか行動に移せず悩んでいる方も、お気軽にご相談ください。少しでもあなたのお力になれれば幸いです。

次回は、B子さんという“もう一人の女性”の存在がわかった後のNさんの行動について、より詳しくお伝えします。ぜひ続きもご覧いただければと思います。


夫婦間トラブル・不倫問題に関するご相談は、「帝国法務調査室」へ。あなたの未来が、少しでも明るく開けますように。

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