浮気の問題って、サレた側の気持ちをシタ側がどこまで理解出来るのかと言えば、殆んど分かっていないと言って良いかも知れません。
全く同じ想いをさせる事が出来ない以上、仕方ないと云えばそうですが、「分からないなりに、もう少し気を使って欲しいなー」って気持ちが出て来ます。
妻が浮気した。
夫が不倫してる。
その結果、色々と争い事となったものの、どうにか乗り越えて離婚しない選択をした。
離婚はいつだって出来るし、夫婦関係も山あり谷あり、後悔の無い選択をしたいと、目前、乗り越えるための努力を決意したとしましょう。
苦しみながらも、どうにかスタートを切った前向きな選択。英断だったと思います。
それでも、当時の苦しみから根深く残る強いトラウマがあるものです。
夫や妻と連絡が取れないだけで、また相手と密会してるんじゃないかと云う不安な気持ちになります。
また水面下で再会してしているんじゃないかって疑いがどこか晴れない。
何度も裏切られて今、やり直す選択をした事が正しかったのかと迷いつつ、どうにかやり過ごす毎日だったりもしますよね。
浮気夫にも、不倫妻にも、私たちが代わってハッキリ言ってあげたい事があります。
やり直すからって全てを水に流した訳じゃ無いって事。
浮気する旦那さんや嫁さんって、あるあるですが、やり直すと決まった時点でもう「許された」、「もう過去のモノ」と、身勝手な勘違いをする人が多いですが、切り替えが早すぎてこちらの気持ちが追いついていないことを分かってません。
このあたりの温度差のせいなのか、そもそもの性格的なものなのか、信じてもらおうって細かい配慮は、気が向いたとき程度にしか感じられません。
不倫発覚から修羅場を乗り越えて最期、「信じてもらえるように一生懸命努力する」と言った謝罪の時のあの言葉は、ハッキリ言って軽すぎだったなと感じてしまいます。
半年もすれば元通りで、トラウマからつい責めてしまえば「まだ言ってんの?」って反論。
例えば、ただ映画見たりTVドラマ見たりって時でも、題材が不倫であれば「不安」と、「怒り」が込み上げて来る。
声を荒げる自分を見て、ホントこんなんで夫婦を続けられるのかと。
そう迷いつつ、こんなんじゃいけないと努力するのがサレた側の立場。
孤独な戦いが続きます。
だからって、サレ妻さんだってサレ夫さんだって、一人で我慢する必要なんてありません。
思うままに自由に振る舞っていいんです。
忘れようとか、波風立てないようにとか、心配りをする必要はありません。
今は心乱れようと、人により差こそあれ、3年か5年すれば、時間が心を癒やしてくれます。
だから今、「忘れよう」とか「信じてみよう」とか、そんな努力ってしなくていい。
時が過ぎれば忘れ、心穏やかに過ごせる日が自然に、そして必ずやって来ます。
勿論、浮気夫や妻の病気が出て浮気が再発すれば元も子もありませんが、キチンと浮気問題を終わらせて、乗り越える事さえ出来れば、必ず終わりは来る。
繰り返し言います。
必ず終わりは来ます。
だから今は、二度と再発しないように浮気の芽をキッチリ潰すこと。
そのためだったら言いたい事も言って、時には喧嘩だって避けられない。
『まだ言ってんの?』なんて、原因を作っといて言わせちゃいけません。
今回は、信じて努力してみよう云う前向きなその選択は、決して間違っていないのです。
私たち探偵事務所がきっとお力になれるはずです。