探偵-福岡本社HP
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家庭を顧みず、不倫をやめない夫がいます。
帰宅が遅いのは、不倫相手と会っていたのではないか。
あの出張も、もしかすると女性と外泊していたのではないか。
そんな疑念が、妻の心の中にじわじわと広がっていきます。
夫が持ち帰った小物や服、お土産なども、どこか女性の影を感じさせます。
さらには、夫の体や衣服に染みついた洗剤の匂いが、明らかに家庭のものとは異なっているとき、
「これは誰かの家の匂いだ」と感じることもあります。
決定的な証拠があるわけではない。
積み重なった違和感を前に、妻として黙っていられなくなるのは当然のことです。
がつんと言ってやりたくなる気持ちになります。
けれど実際に問い詰めたとしても、夫の反応はおおよそ予想がつきます。
「浮気なんてしていない」「そんな女性はいない」「考えすぎだよ」「被害妄想だろ」
といった言葉で、話を終わらせようとするでしょう。
そして最終的には「疑われてばかりで俺は疲れた」などと逆ギレし、
こちらを悪者に仕立て上げて、煙に巻こうとするのです。
疑いの言葉を口にすれば夫は怒るし、かといって何も言わなければ、夫は至って普通に振る舞いながら不倫を続けます。
つまり、妻が何も言わずに我慢をしていても、不倫は自然には終わらないのです。
それでも、夫には家庭を見てほしい、
もう一度ちゃんと家族に目を向けてほしいという思いから、
妻は思い切って気持ちを伝えることがあります。
「もっと家族と一緒に過ごして欲しい」
「週末は家にいて」
中には「浮気するなら分からないようにしてよ」と半ば公認めいたマイナスな苦言を口走る方もいらっしゃいます。
そうした訴えに対し、行動を幾分か改める夫も確かにいます。
たとえば、少し早く帰って来るようになったり、会話が増えたり、
日曜日には家族と過ごすようになったりすることもあるのです。
しかし、ここで安心してしまうのは危険です。
夫の行動が少しだけ変わったからといって、
不倫相手との関係が終わったとは限りません。
私たちが実際に調査で見てきた数多くのケースでは、
家庭内の空気を察知した夫が「バレないように立ち回る」ようになるだけということが多くあります。
つまり、表面上の優しさや帰宅時間の改善だけでは、
不倫が終わったという確実な証にはならないのです。
また、怒りを態度で示す妻もいます。
言葉にはせずとも、沈黙や視線、冷たい空気感で「私は怒っているのよ」と伝えようとします。
ですが、多くの男性はこうした“空気を読む”ということが得意ではありません。
仮に気づいても、それを“許された”と都合よく解釈してしまうことさえあります。
要するに、どんなに遠回しに気持ちを伝えても、それだけでは夫の不倫は終わらないのです。
本当に伝えるべきなのは、不倫をしているという「事実」を把握していること、
そしてそれを前提に「自分はどう動くのか」という意志を持っていることです。
「会話が増えたから大丈夫」
「日曜は一緒にいるから問題ない」
「洗剤の匂いがしなくなったから安心」
このような“変化”に期待していても、
その裏では不倫関係が続いている可能性は十分にあります。
だからこそ、はっきりと「真実を知っている」と伝える必要があるのです。
そして、その“真実”を支えるのが証拠です。
証拠を突きつけて責めるためではなく、
不倫に対して毅然と主張できる妻になるために必要な材料だと考えてください。
これは、不倫問題に相対する際に必要な最低限の覚悟です。
夫が認めるかどうかは関係ありません。
認めた場合には、どう進めるのか。
認めずにごまかそうとしたときには、どう動くのか。
その両方に備えておくことが、最も大切なのです。
どんなに真剣に言葉を尽くしても、
どれだけ怒りや悲しみを態度に表しても、
夫は「どうにかなるさ」「まだ逃げられる」と思っている限り、不倫は続いてしまいます。
終わらないのです。
だからこそ、妻が覚悟を持って向き合うことが必要です。
感情をコントロールしながら、冷静に判断できる状態になること。
それが、不倫問題を終わらせるための第一歩です。
このような心の状態に至るタイミングは人それぞれですが、
「真実をとらえること」から始めなければ、状況は何も変わりません。
まだ妻が、そのうちどうにかなると思っているうちは、夫もまた、本気で変わろうとはしないのです。