NEW!優しかった夫の“果てなき裏切り”――もう一人の女が明かす真実と、覚悟を迫られた離婚交渉【後編】

こんにちは、「帝国法務調査室」相談員の大塚律子です。
前回ご紹介したNさん(妻)のケース――。
「夫がW不倫していたうえに、さらに別の女性がいるかもしれない」
という疑いが浮上したところでブログを終えましたね。今回は、その後日談を詳しくお伝えしていきます。


目次

■ さらなる衝撃…もうひとりの女性【B子】の存在

前回、Nさんは夫と不倫相手A子さんの関係を証拠として押さえ、離婚を視野に入れる決意を固めていました。ところが、夫のスマホに届いた不可解なメッセージをきっかけに、B子という新たな女性の存在が発覚します。

◇ 再度の調査で明らかになった事実

Nさんは落ち込む暇もなく、もう一度夫を調査せざるを得ませんでした。というのも、夫がどうやらB子ともラブホテルへ通っている可能性が高いとわかったからです。
実際に追加調査を進めた結果、夫とB子がラブホテルへ入る姿をはっきり確認。しかも驚くべきことに、夫はA子と利用していたのと同じラブホテルへB子を連れて行っていたのです。

優しかった夫の“果てなき裏切り”――もう一人の女が明かす真実と、覚悟を迫られた離婚交渉【後編】|探偵事件簿-福岡

「まさか同じホテルに別の女性を…」
Nさんは既にA子の件で深く傷ついていましたが、この“重複行為”はさらに彼女の心を踏みにじるものでした。

◇ B子の身元情報も発覚

当初、B子に関する個人情報はほとんどありませんでした。LINEのやり取りを見ても、ニックネームのようなものばかりで、正体は不明。ですが、調査の過程でB子がどんな人物かも徐々に明らかになってきます。
「実は夫がA子だけではなかった…」という事実に、Nさんの気持ちは大きく揺れました。それでもNさんは**「離婚する」という決断を変えるつもりはなかった**と言います。むしろ、夫の裏切りが重なるごとに「こんなにも人を馬鹿にするなんて」と、決意を強めざるを得なかったのです。


■ いよいよ夫と対峙…同席者を立てる話し合いの重要性

ここまで追い詰められた状況なら、「夫婦二人だけで話し合うのは絶対に避けたほうがいい」というのが、わたしたち専門家の共通認識です。言い争いになり、真実を曖昧にされたり、さらなる嘘をつかれたり、感情的なケンカで終わってしまう可能性が高いからです。

優しかった夫の“果てなき裏切り”――もう一人の女が明かす真実と、覚悟を迫られた離婚交渉【後編】|探偵事件簿-福岡

そこでNさんは、実姉夫婦に事情を話し、話し合いに同席してもらうことにしました。さらに、状況によっては夫の両親(義両親)にも参加してもらうことに。

◇ 夫を問い詰めるも、はじめは“シラを切る”展開

Nさんの夫が帰宅し、居間に実姉夫婦が待機している光景を見ても、最初は「何かあったの?」とすっとぼけた様子でした。そこで義兄(Nさんの姉の夫)が切り出します。

義兄「隠しごとしてない?」
夫 「ないですよ。急にどうしたんですか?」
義兄「何でこんな話するかわかるよね? 証拠、つかんでるからね。」

夫は動揺した様子で、「えーっ? まったくなんのことか…」と最初は否定。しかし、Nさんが「A子さんって知ってるでしょ? 何もないの? A子さんと」と問いただすと、一気に沈黙。数秒後にはついに観念し、**「言われた通りだよ…ごめん。」**と不倫を認めたのです。

◇ 義両親の前で深刻化する夫の言い分

このまま3対1で話を進めるのもよくないと判断したNさんたちは、すぐに夫の実家へ向かいました。夫の両親にも事実を知ってもらうべきだと考えたのです。
夫は「いや、行きたくない」と渋るものの、義兄夫婦が同行することもあり、結局は一緒に向かうことに。その際、Nさんは夫のスマホを預かっていきました。証拠隠滅や裏工作を防ぐためです。夫はしぶしぶながらスマホを渡したそうですが、Nさんは「この瞬間、まったく罪悪感がわかなかった」と言います。怒りと絶望に加え、“夫を信じられない”自分への悲しみがあったからでしょう。

義両親は当然驚き、動揺します。「何がどうなっているのか、詳しく教えてくれ」と夫に説明させると、夫はA子との関係を認めたうえで、「でも本当に離婚はしたくない、二度と浮気はしない」と必死に訴えはじめました。

夫「離婚だけはイヤだ。遊びだった。仕事場でバレたら大変なんだ…」

でも「遊びだった」と言われたところで、Nさんの傷が癒えるわけもありません。これまで3年間、大切に積み重ねてきた信頼を踏みにじられたのですから、Nさんの「離婚したい」という意志は変わるはずもありません


■ スピード感が大事な理由――でも妥協はしない

当事者がそろい、夫の浮気が表面化した今こそ、「どのように決着させるか」が非常に重要になってきます。時間が経つと、夫が証拠を隠滅したり、言い訳を再構築したり、家族の同情を集めてうやむやにしてしまおうとするケースが少なくありません。
Nさんは義父から「一旦落ち着いて、後日また話し合おう」と提案されたものの、きっぱりとこう返答します。

「時間をおいても私の気持ちは変わりません。
 3年間、夫を信じて積み重ねたものがすべて無駄になりました。
 これ以上、無駄な時間を過ごしたくありません。」

一時的な感情や勢いで「離婚」と言っているわけではない——Nさんの痛切な思いが伝わってきます。それだけ夫の裏切りは深い傷をもたらしたということ。とはいえ、夫は「どうしても離婚したくない」と必死に拒否し、義両親も動揺するばかりで、話は平行線になりがちでした。

◇ 離婚届を破り捨てる夫、そして“C子”からのメッセージ

数時間にも及ぶ話し合いの末、夫は離婚届へのサインを渋り、ついには「書けない」と言って離婚届を破り捨ててしまいます。Nさんや義兄夫婦が呆れているその瞬間、夫のスマホが鳴りました。Nさんが確認すると、なんとそこには**“C子”**という見知らぬ女性からのメッセージが…

C子「私も早く会いたいよー」
C子「〇〇日、いつものラブホで!」

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A子、B子、そしてC子――。夫はいったい何人の女性と不倫関係を続けていたのか。あまりの実態にNさんは言葉を失ってしまいます。あれだけ必死に「離婚したくない」と泣きつく夫が、同時に複数の女性とも関係を持っていたなんて…。Nさんが受けたダメージは、想像を絶するものがあったでしょう。


■ “知らなければ幸せ”だった? それでも知ったからこそ進める一歩

話し合いが決裂したまま、Nさんは呆然とした気持ちで自宅に帰りました。車中で実姉夫婦に対して「なんでこんなことになってしまったんだろう」「やっぱり知らないままのほうが幸せだったのかな」と、涙ながらに本音を吐露したそうです。
しかし姉夫婦は、「たとえ偽りの幸せでも、裏で浮気を繰り返す人と一緒にいるのは良くない。Nのことを本当に大事にしてくれる人を見つけたほうがいい」「浮気する人は、誰と一緒になってもする」と励ましました。

もちろん、Nさんの悲しみは計り知れません。つい数日前まで楽しく普通の生活をしていて、これから子どもを…と夢を抱いていたのですから。心の傷は深く、癒えるのには相応の時間が必要です。それでも、Nさんはこう決意を新たにしています。

「夫とはもうやり直せない。慰謝料を含めた離婚手続き、そして不貞相手への請求もやるべきことをやるしかない。
二度とこんな裏切りに苦しむ自分には戻りたくない」


■ 法的手段を視野に――あなたの人生を守るために

不倫が複数にわたり、相手も複数人いる場合、話し合いだけでスムーズに解決するのは難しいかもしれません。特に、夫が「離婚したくない」「慰謝料を払いたくない」と拒否し続ければ、調停や裁判に進む可能性も高まります。
そこで、確実な証拠の存在が大きな意味を持つのです。今回Nさんはしっかり調査をして、不貞の証拠を複数回押さえていました。これらは後々、法的手段に踏み切るときの強力な後ろ盾になります。

また、不倫相手が複数人いる場合は**「その相手それぞれへの慰謝料請求」**も検討されるでしょう。精神的苦痛を与えられた分、権利を主張するのは被害者として当然のことです。
ただし、実際にどう請求するか、どのように進めていくかは法律の専門家や調査会社と連携しながら進めるのが望ましいです。Nさんも私たち「帝国法務調査室」とともに、手続きの流れや必要書類の準備を含め、これからも二人三脚で進んでいく予定です。


■ ひとりで抱え込まないで――専門家や信頼できる人に頼る勇気

突然の夫の裏切りが発覚し、しかも複数の相手が出現する――そんなケースは決して他人事ではありません。一見「うちの夫は優しいから」と思っていても、ふたを開けてみれば多重不倫ということも珍しくないのです。
「こんなのドラマだけの話でしょ?」ではなく、実際に起きている現実です。しかも、あまりにもショックが大きいために誰にも相談できず、一人で苦しんでしまう方が多いのも事実。

しかし、Nさんが実姉夫婦や義兄夫婦、そして専門家を巻き込んだように、**“信頼できる人に話す・相談する”**ことこそが、あなたを救う一歩につながります。身近な人に打ち明けるのは抵抗があるかもしれませんが、精神的な負担は一人で抱え込むほど重くなるもの。思いきって声をあげれば、道は必ず開けます。

優しかった夫の“果てなき裏切り”――もう一人の女が明かす真実と、覚悟を迫られた離婚交渉【後編】|探偵事件簿-福岡

■ あなたの人生を取り戻すために

Nさんはこれから、夫との離婚手続きや慰謝料問題、不貞相手女性らへの対応に奔走することになるでしょう。心の傷が深いのは言うまでもありませんが、彼女はもう「これ以上、傷つきたくない」という強い思いを持っています。
わたしたち「帝国法務調査室」は、Nさんがこれからの人生を取り戻すため、あらゆる面からサポートを続けていきます。夫婦間トラブルはプライベートな問題であるがゆえに、人に言いづらかったり、最初はどう動けばいいのか分からないことが多いと思います。そんなときはぜひ、専門家の力をうまく活用してください。


◆ まとめ

  • 夫の不倫相手が複数いる場合、話し合いはさらに複雑化しやすい
  • 二人だけで解決しようとせず、同席者を立て、必要であれば夫の両親や第三者・専門家にも立ち会ってもらう
  • 不倫の証拠を集めておくことが、離婚や慰謝料請求の大きな力になる
  • どんなにつらくても、一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に相談する

■ あなたも同じ悩みを抱えていませんか?

「夫が浮気をしているかもしれない」と感じても、確信が持てずに行動できない方は多いです。証拠がないまま夫(または妻)を問い詰め、逆切れされて話がこじれるケースも。また、複数人との不倫のように状況が深刻化すると、個人での対応はますます難しくなります。

私たち「帝国法務調査室」は、調査を通じた確かな証拠の収集と、その後の交渉手続きに関するアドバイスを行っています。Nさんのように、「もうやり直せない」と決断された方だけでなく、「まだ迷っているけど、事実だけははっきりさせたい」という方もいらっしゃるでしょう。どんな段階でも構いませんので、どうぞお一人で悩まずにご相談ください。

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