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「最近、夫の怪しい行動がおさまった気がする」
「離婚調停だ、離れて暮らしたいと言っていたのに、急に大人しくなった」
帝国法務調査室の大塚律子です。
こうしたお話は、ご相談の場で本当によく伺います。
一人で悩んできた方にとって、夫の態度が落ち着くのは「解決」に見えるものですよね。
でもです。
長く多くの悩める奥様たちとご一緒してきたからこそ、思う事があります。
妻に問い詰められることも、話し合うこともないまま終わった夫の不倫は、完全に終わったのではなく「止まっているだけ」で、再燃する。
やらかす事が少なくないと云う事です。




妻が問い詰めたわけでもないのに不倫が終わる場合、その理由は夫の反省ではないことがほとんどです。
なかでも多いのが自然消滅です。夫は「妻には知られていない」と思っていますから、誰にも何も言わず、静かに幕を引きます。
つまり、終わった理由のどこにも「妻」や「家庭」が出てこないんですね。
不倫の最中、夫からこんな言葉を向けられた方もいらっしゃると思います。



△「少し離れて暮らしたい」
さらには
夫婦関係が冷えたから出た言葉に見えますが、実際には相手の女性に向けた「ポーズ」であることが少なくありません。
女へ「もうすぐ離婚するから」と言ってしまった手前、家でも離婚を口にしてみせるわけです。
ですから、妻が「わかりました、離婚しましょう」と応じると、途端に話を引っ込める。
そして相手との関係が終われば、離婚の話そのものが消えていきます。
なお、離婚調停はあくまで話し合いの場で、妻が合意しなければ成立しません。
また、不貞をした側からの離婚請求は、裁判では原則として認められにくいとされています。
書類が届いても、慌てて応じる必要はないんです。




妻に知られず、誰からも咎められずに終わった不倫は、夫の中でどう残るでしょうか。
残念ながら、反省ではなく「うまくいった経験」として残ります。



✖ 知られずに済んだ
そして
痛みも代償もないままですから、次に機会が来たとき、踏みとどまる理由がないんですね。
実際にご相談では、次のようなお話が続きます。



△「実は去年も、怪しい時期がありました」
それに
とくにアプリで相手を探すタイプは、特定の誰かへの気持ちというより、出会うこと自体が習慣になっている場合があり、相手を替えて繰り返す傾向が見られます。
まず知っておいていただきたいのは、終わった不倫でも責任は消えないということです。
不貞行為は民法709条の不法行為にあたり、慰謝料を請求できる権利は、不倫の事実と相手を知った時から3年間は残ります(民法724条)。
そのうえで、いま出来ることは3つあります。
ひとつ、ご注意いただきたい点があります。タイムマシンでもない限り、どんな探偵でも、完全に終わった浮気の現場を過去に遡って撮影することはできません。
だからこそ、「終わったようだから忘れよう」ではなく、記録を残して備えておくことに意味があるんです。




「もう終わったのかもしれない。でも、何か引っかかる」
そう感じているなら、その感覚を無理に打ち消す必要はありません。
夫は何も説明せず、何も清算していません。
反省したのかも、本当に終わったのかも分からないのですから、すっきりしないのは当然なんです。
不倫を本当に終わらせるのは、夫の気分ではなく、事実が明らかになり、責任の所在がはっきりすることです。
答えはひとつ。
一人で抱えたままにしないことです。
ぜひ、私たちに今の状況をそのままお聞かせください。
調査が必要な段階かどうかも含めて、一緒に解決に向け取り組んで行きましょう。




繰り返されるケースは少なくありません。妻に知られず、責任も問われずに終わった場合、夫にとっては失敗の経験になっていないためです。同じ相手との再開だけでなく、別の相手に替わる例もあります。怪しかった時期の記録を残しておくことが備えになります。
請求できます。不貞行為は民法709条の不法行為で、関係が終わっていても責任は残ります。ただし民法724条により、不倫の事実と相手を知った時から3年で時効にかかります。請求には不貞を裏づける証拠が必要です。LINEの履歴や領収書だけで足りるかどうかは「証拠ならあります」から始まるご相談の話で触れていますので、手元の資料を整理したうえで弁護士に相談してください。
離婚に応じる義務はありません。調停は話し合いの手続きで、合意がなければ成立しないためです。不貞をした側からの離婚請求は、裁判でも原則として認められにくいとされています。ただし呼出しを無視するのは不利になり得るので、出席して意思を伝え、早めに専門家へ相談してください。
完全に終わった浮気の現場を、過去に遡って撮影することはできません。浮気調査で押さえられるのは現在進行中の行動です。ただ、ご相談では「終わったと思っていたが続いていた」「別の相手がいた」という例も多く、福岡でも再開のタイミングで調査に入るケースがあります。まずは現状の確認から始めます。
証拠がない段階では、おすすめしません。否定されて終わるうえ、夫が警戒して連絡手段や行動を変え、証拠が残りにくくなるためです。先に事実を確認し、どうしたいか(修復か、慰謝料か、離婚か)を決めてから話し合うのが順序です。詳しくは、夫が急に冷たくなった、問い詰めるのが逆効果になる理由をご覧ください。