夫婦間でも妻は、夫の事を実に良く見ている と云うのはどなたも感じるはずです。
これは性別の違いから来るもので、思考の向きが内か外かで違っていると言われる訳です。
だからこそ妻が家族の異変に気付き、家内で大きな役割を果たす訳ですが、この気付きが『妻の浮気隠し』に大きく影響する事もあるのは想像の域です。
要するに『夫は妻の浮気を見抜けない』『気付くのが遅れ手遅れか』と云う、一大事に発展してしまいます。
気付いたときには本気となって手遅れとなっていた例はたくさん見て来ました。
先般認められた事例の一つは、不正アクセス。
基本的には犯罪なんですが家族関係には親族相盗例もあってなかなか刑が免除されやすく取り締まりが緩い、 要するに夫のライ〇の内容が全て見られていたと云うもの。
ラインは一度認証した端末からであれば、ログイン通知が行かずに見る事が可能な抜け穴的方法があり、使わなくなったモバイル端末まで用意出来れば、こっそり相手のラインを覗き見続ける事が出来たりもします。
そして更には、スマホのGP〇の位置情報も見られていた。
モバイルの紛失時の安全機能として付けられた同情報ですが、今時は情報保護の観点から守られていて、相手に通知されるから大丈夫と、高を括って油断している人もいますが、皆さんは大丈夫ですか？
実際、相手に通知せずにGPSの位置情報を取る事は可能です。
例えばセキュリティを高めた現時点のiphone機種であっても抜け道があります。
まさにそこの脆弱性を突いて来て、夫の位置をキッチリ把握していた妻もいて、少々ビックリさせられます。
ラインを見て夫の警戒度や浮気の疑いを持っていないか知る。
位置情報を見て、不倫相手との密会現場に近付く事が無いか、
浮気相手の家付近をウロウロしている事が無いか、
そんな点をチェックして警戒網を張っていた訳です。
完璧な浮気隠しと、発覚の予防を徹底。
だから事例の件では、夫が妻の浮気をあやしみだした時点で気付いてました。
夫は何社かの探偵事務所を渡り歩き、依頼すること数回。
答えを出す事がなぜか度々かわされる中、答えを得られず鴻和法律事務所さんを経てうちに辿り着かれました。
内容を聞くと完全にやられてる状態。
浮気調査依頼をお引き受けして、お頼みしたのは今まで通り妻の浮気をあやしみつつ、ラインをやってもらうこと。
そして位置情報も見られたままで進めること。
『油断させて相手を撃つ作戦。』です。
出張に行くと伝え遠方に出掛けると、案の定、不倫相手の男と密会。
数時間のラブホテルでの密会で、薄い壁から漏れ聞こえるチョメチョメ声を録音し時間経過。
確り不貞行為を立証しつつ、後は残すところ退室撮影となった段階で、バタバタと夫が出張先から自宅方向へと向かうとそう。
『やっぱり出て来ました。』
妻は夫の動きを見て対処しているから。
監視カメラの暗視タイプでガッツリ撮って完了でしたがここで教訓。
夫も妻の事をちゃんと見て欲しいと云う事。
それは対象者としてと云う事では無く、また単なる家族として見ると云う事でも無く、女性として向き合って欲しいと云う事です。
女性として見ていれば気持ちが向いて来るし、異変にも気付く事が出来る訳で、妻が不倫していると云う事実の前に、もしかしたら夫の無関心さが引き金になっていた可能性もあります。
だからって勿論、浮気も不倫もして良いって事じゃない。
無関心さに対する後悔も、今では無く、きちんと問題を解決し終わってから、お一人かもしくは夫婦で、振り返って反省すればいいんです。
浮気の事実があるのならば、先ずはきちんと終わらせて、家族を夫婦を今後どうするのか、話し合わなければなりません。
出来れば家族は一緒の方がいい。
先ずは嘘に隠された真実を暴いて、反省を以って今後の行く末を一つずつ決めて行くにあたっては、お一人で向き合うにはあまりにも大きな問題である処、その一助として、私ども探偵事務所の相談員・調査員一人一人が皆さんのお力になれればと心から願っております。
