探偵事件簿 探偵事件簿

そのやり方で本当に夫の浮気が終わるのか

浮気した夫に悩む中、奥さんが相談した先で助言されるその方法、「本当に効くとお思いですか?」と問いたくなるようなものも屡々あります。

相談のお相手が仮にお姑さんだった場合、浮気夫を叱り飛ばして味方になってくれるものと信じていると、「きっと帰って来るから待ってあげて」の言葉…論外です。

かと言って、舅さんお姑さんが一緒になって浮気している息子を、嫁の為、孫の為とガミガミ責めたとしても、聞く耳を持とうはずも無く、終いには「夫婦の問題だから」と突っぱね、場合によっては親を味方につけて嫁が悪いとまで言い出す浮気夫もいたりします。

子も子なら親も親と言いたい処ですが、根本的に問題なのは浮気している夫の方ですから、その辺は遺恨を残さず浮気をキッチリ終わらせてから、義父母と向き合う気持ちの整理あたりが必要になるでしょう。

親の気持ちですから仕方ないと割り切るしかありませんが・・・。

ともかく、真面目な妻程、お姑さんに言われれば気持ちもブレる面もあって、夫が帰宅しやすいように配慮して、好きだったあの料理なる物を準備して、笑顔でお帰りなさいと迎える苦痛。

きっと私の気持ちに気付いて向き直ってくれるはずだと、自分で自分を洗脳して、しばらくは努力したとしても効果ゼロでやった甲斐も無く終わり。

だからってただ黙って見ていたとすれば、妻が小言を言わなくなったと只々気を楽に、軽い気持ちにさせるだけで、余計に気分良く出て行く事となる訳で、放置イコール黙認と何ら変わり無しです。

そこで思い立ち、「浮気してるよね」って問い詰めたとして、「ごめんなさい、二度としません」なんて謝罪し、家庭に向き直るなんてケース、非常にまれだったりします。

たくさんの依頼人の皆さんと遣り取りする中で見る実状、これがリアルです。

では夫じゃだめだから、不倫相手の女に直接仕掛けて行こうとなると、それはそれで修羅場の到来です。

女を隠そう、守ろうと必死な夫との家庭内は荒んで喧嘩ばかり。
居心地悪いのか帰宅も擦れ違いになって、最後は大喧嘩の末に家を飛び出し、これ幸いにと女の所に走って行く事でしょう。

「それでどうなったの?」って熱心に聞いて来る不倫相手の女に誘導されながら、やさしく慰められながら、次の一手を確り吹き込まれて離婚劇を仕掛けて来るんですから、この夫婦間の衝突は、影に隠れている女を引き摺り出さないと終わりなんて雇用ハズが無いんです。

浮気夫にすれば居心地のいい女との関係を背景に、離婚の二文字を盾に、鬼退治でもするような顔つきで挑んで来る訳ですが、その実、言わされている感もあり、ほんのつまみ食い程度で始まった女との関係が、ここまで発展してしまっている事に後戻り出来ないと感じがちですが、余程のバカじゃない限り、今の自分の置かれた状態がかなり重要な人生の分岐点に立たされている事は分かっています。

だからこそ妻も腹を括って戦いに挑まなければなりません。

奥さんに対し、夫婦で話し合いをした場合、結果「離婚を選びますか?」「復縁しますか?」ってお尋ねすると、往々にして多いのが『相手の答え次第で』って回答。

間違いなく夫への気持ちが残っています。

気持ちが残っている事は話し合いの折、必ず見透かされて圧を掛けられ、結局平行線に進んで行き決着つかずに終わります。

話し合いで完全に決着を付けなければならない訳ではありません。

しかし、本気で問題に向き合う気持ちと気迫が顔に出てこそ、相手の説得に向かう覚悟が決まろう処なんです。
浮気の事実を知り、不倫相手の身元さえ分かってしまえば、後は全ての材料を包み隠さず話し合いのテーブルに置き、主導権を握って安心し落ち着いて話し合いに向き合う、その準備を怠ってはなりません。

色々な想いが心中に浮かびますが、最後は探偵でも弁護士でも、はたまた家族でも無く、夫婦二人の気持ちが対峙な処、問題解決に向け、私たち探偵が不足をおぎないお支えしつつ、解決に向けて日々少しずつ前に進んで頂ければと願っております。