探偵-福岡本社HP
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桜が終わって、芝桜や藤の花が咲きはじめるこの頃。
4月からの新生活が始まり、もうすぐ一か月。
特に、お子さんが巣立ち、夫婦二人の生活になったことで、新たな問題が出てくることがあります。
「うちの夫が、たまにフラッといなくなるんです。」「社員に言われるまで気がつかなかったんです。」
ご夫婦で自営業をされている、50歳代のYさん(妻)からのご相談でした。
「夫の行動はわりと把握していたはずなんですが、怪しい空白の時間があります。」
「きまった時間帯、時々こういう日時に定期的にいなくなり外出していて、いったいどこで何しているんだろうって…。少し心配しています。」
とのことでした。
ご夫婦は市内でお店を経営していて、早朝オープンは夫が入り、妻は10時頃からの出勤。
ある日早朝からの社員から、
「社長、たまに朝いなくなるんですが、どこに行っているんでしょうか?連絡がつかなくて困ることがあるんです。」
と言われ、
初めて知った妻は驚くばかりだった。
そんな時間帯に行くところなんてないし…?
どうも開店した後、1時間半~2時間程、店の車に乗ってどっかに行っちゃうらしい。そして音信不通。そんな不可解な行動をしている夫。
最近、家に居る時も以前と様子が違うそうで、ソワソワしていたり、ボーっとしていて、私の話も上の空で、スマホを離しません。
長年連れ添った妻です。そんな変化に気がつき、社員からの話でピーンと来たそうです。
「早朝から、夫を追えるわけもなく、浮気調査を依頼することに決めたのです。」とご来社されました。
「どこで何をしているのか。誰と会っているのか。」「まぁ、たぶんどこかで女性と蜜会しているのでしょう…。」
という妻。
夫の調査開始です。探偵に依ると以下の通り。
開店直後…”スーーゥ”と店を出て離れ、車輌にササッと乗り出発した夫。向かった先は飲み屋街方向。夜は、まあまあ賑やかに栄えてる辺りなのですが、早朝だからか、静まりかえっている中、車を路上駐車してスタスタ歩いて、とあるビルへと入っていったのです。
そして約2時間後、夫は20代後半から30代前半に見える外国人女性と降りてきて、一緒に通りを歩き夫の車のあたりでバイバイと手を振って別れたました。
夫は車で急いで帰って行き、その女性は歩いて福岡市営地下鉄・中洲川端駅方向に行きました。
この夫、次の日の朝も、また一日あけてその次の朝も、同じ様に女性のところに行きました。
夫は夜飲みに出かけることが多くなっていました。
女性は、夜はスナックで働き、昼は別の仕事をしていました。年齢的に、ご夫婦の娘さんに近い年齢。年齢の差、外国人女性であることから、金銭の援助もある可能性が拭えません。
妻は、「娘や息子が巣立って、それから夜出かけることが多くなってきたんです。そしてこんな有様。お酒は好きでもこんなこと今までなかったのに」と、ぼそぼそおっしゃっていました。
笑顔の夫と女性が一緒に並んだ写真を見て妻がポツリと…。
「子供がいなくなってからなんです。向き合い方を考えます…。」
と、その言葉には力がありませんでした。
夫の突然の浮気発覚でしたが、夫婦二人になった後、ぽかんと穴があいたようになっていく。
今まで普通に子どもたちがいた生活だった。でも今は夫婦二人だけ。
その穴を埋めるために?という理由では済ませられない、夫の行動。もちろん、こんな浮気はすぐに終わらせないと!
二人きりになった後の夫婦の向き合い方って難しいもの、そう感じさせられるケースでした。
子どもが巣立った後の静かな暮らし。
それは、やっと訪れた「ふたりきりの時間」のはずでした。
でも、その静けさにぽっかりと空いた穴を、夫が「別の誰か」で埋めようとしたとしたら―――
その事実を前に、妻として、どう向き合えばいいのでしょうか。
浮気は、もちろん許されることではありません。
ですが、長年連れ添ってきた関係だからこそ、
そこに至るまでの夫の心の揺れや、言葉にならなかった思いも、
少しだけ、そっと覗いてみてもいいのかもしれません。
夫婦関係は、時間とともにかたちを変えていきます。
子ども中心だった日々から、また“ふたり”へと戻るとき、
空気のように当たり前だった関係が、少しずつすれ違いはじめることもあります。
それでも、気づいた“今”こそが、もう一度向き合うチャンスです。
問い詰めるのではなく、責めるのではなく、
「私は、あなたとこれからも一緒に歩いていきたいと思っているよ」
そんな、心からの本音が、閉ざしかけていた夫の心を揺さぶるかもしれません。
もちろん、すべての関係が修復できるとは限りません。
でも、“本当はどうしたいか”という自分の気持ちに向き合うことが、
これからの人生を、自分らしく歩むための第一歩になります。
証拠が欲しいのは、「責めたいから」ではないはずです。
真実を知ることで、これからの道を“自分の意思で選ぶため”に必要なだけ。
夫婦の物語は、一度終わったように見えても、
新しい章が始まることだってあるのです。
――あの頃とは違うふたりでも、
これから、また新しい関係を築いていけるかもしれません。
今、夫婦の在り方に悩んでいる方がいたら、
どうかひとりで抱え込まず、私たち探偵にご相談ください。