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こんにちは、「帝国法務調査室」相談部の赤崎加代子です。
気づけば、今年も桜が満開に近づいていますね。毎年見ているはずの光景でも、年齢を重ねるほどに「うわぁ…」と心を奪われる瞬間が増えていくものです。風に舞う桜の花びらを見ていると、お花見の楽しさがよみがえり、昔、一緒にお花見をした友人や懐かしい人を思い出す方も多いのではないでしょうか。
実は桜には、「精神の美」「優雅な女性」「純潔」という花言葉があります。これは、その美しさや儚(はかな)さ、そしてパッと華やかに咲き、潔く散りゆく姿に由来するとされています。ほかの国でも桜は特別な意味をもっていて、たとえばフランスでは「私を忘れないで」、アメリカでは「精神の美」、韓国では「心の美しさ」という花言葉があるそうです。
どの国の言葉を見ても、“桜”という花が人の心を穏やかにしたり、懐かしい記憶を呼び起こしたりする力を持っているのだと感じます。
桜が咲くこの時季は、新年度や新学期のはじまりも重なり、ふと昔の恋人や初恋の人、疎遠になった家族、恩師、元同僚など、「忘れられない人」を思い出す方が増えるように思います。
「一度でいいから、もう一度会ってみたい」──そう感じることはありませんか?
実際、当事務所にも「元気にしているのかしら」「また会って話してみたい」「探せるものなのでしょうか?」というご相談が寄せられます。ご依頼内容としてはさまざまですが、その中のひとつをご紹介します。
ある50代の女性が数十年前に結婚を約束していた男性を探してほしいというご依頼をされました。若い頃、家の事情でやむなく別れることになり、その際に彼を深く傷つけたことがずっと心残りになっていたそうです。
「お互い若くはないですから、元気なうちに会って謝りたいのです」
「でも、彼にも配偶者がいるかもしれないので慎重になりたい…」
ご依頼者様ご自身もすでにご結婚されており、「できるだけ内密に進めたい」とのことでした。ご相談の内容から守秘義務を徹底しつつ、調査を開始しました。幸い、当時の情報がはっきりしていたので短期間で男性の所在確認に成功。数十年前の住所から少し離れた場所で、ご家族と暮らしていることが分かりました。
結果をお伝えすると、ご依頼者様は「相手には奥様もいらっしゃるので、直接会うのは遠慮したい」と躊躇され、最終的には手紙で謝意を伝えるという形を選ばれました。返事はなかったそうですが、
「ずっと感じていた罪悪感が、少しずつ和らいだ気がします」
というお言葉をいただき、探偵としてお役に立てたことを嬉しく思いました。
「忘れられない人」にもう一度会いたいという思いは、実にさまざまな背景があります。
また、疎遠になってしまった家族を探したいというケースも多く、ご両親の離婚で離ればなれになった兄弟姉妹、行方知れずの父親・母親、あるいは遺産相続人の捜索など、理由は本当にさまざまです。
4月・5月は新生活が始まる時期だけに、家出や行方不明のご相談も増える傾向があります。「朝家を出たまま帰ってこなくなった」「新学期が始まったばかりなのに大学生の子がいなくなった」などの事例も珍しくありません。
若い方の中には、生活費の工面から夜の世界や風俗業界に飛び込み、寮付きの職場でしばらく音信不通になるケースも実際に起こっています。そうした環境は安易にお金を手にできる一方、心身を壊すリスクや犯罪被害に巻き込まれる危険も伴います。ご家族にしてみれば「まさか自分の子が」と思っているうちに、思わぬトラブルへ発展してしまうこともあるのです。
桜が舞う春は、いろいろな想いが溢れ出す季節です。再会を願う「人探し」のご依頼が多くなるのも、そうした心の動きが大きいからかもしれません。「会いたい」と思ったときは、まずご自身の気持ちを整理することが大切です。
探偵事務所では、こうしたご相談に対して情報を整理し、適切な調査手法を提案しながら、依頼者様とともに最善のゴールを考えていきます。守秘義務があるため、内密な調査にも最大限配慮が可能です。
もし、桜の花を見上げながら「忘れられないあの人」に想いを馳せているなら、ぜひ一度ご相談ください。どんな事情であっても、まずは秘密厳守でお話をうかがい、ご不安やお悩みを一つひとつ解消していくのが私たちの役目です。
桜の季節が終わっても、あなたが心から望む「再会」や「和解」「新しい一歩」を支援できるように、私たち「帝国法務調査室」は日々努力して参ります。